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更新日:2010年4月2日

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県議会の議案説明要旨 - 平成15年2月24日 - 7 良質な社会資本の整備

◎  主な施策の概要について

7 良質な社会資本の整備

第七は、「良質な社会資本の整備」についてであります。

まず、能登空港につきましては、県議会並びに関係各位のご協力を得ながら、これまで順調に整備を進めてまいりました。今月五日には国から完成検査の合格通知を受け、十八日には供用開始の手続きを行ったところであり、今後、空港管理事務所の開設などを滞りなく進め、万全の体制で開港の日を迎えたいと考えております。さらには、航空会社が就航し易い環境を整えるため、着陸料を三分の一に軽減するとともに、利用者の利便性を図るため駐車場も無料とすることにいたしました。また、奥能登行政センターには、賑わい創出の一環として、県民大学校能登校を開校することとしておりますが、地域住民のニーズに対応した講座を開設し、能登地域における生涯学習の拠点にしたいと考えております。

さらに、開港に併せ誘致した国際障害スカウトキャンプ大会「第九回日本アグーナリー」は、七月三十一日から五日間にわたり、珠洲りふれっしゅ村鉢ヶ崎で開催されることとなっており、現在、大会の成功に向け、鋭意準備が進められております。加えて、秋には、全国から多くの関係者の参加を得て、能登でグリーン・ツーリズム全国大会を開催することとし、能登半島の豊かな自然や食材などを全国に情報発信することとしております。

小松空港につきましては、航空業界を取り巻く環境が極めて厳しい折ではありますが、国内線はもとより国際化の充実に一層努めることとし、昨年、地元経済界が中心となり設立した中国便及び成田便の開設促進期成同盟会とも連携して、新たな路線開設に向けた取組みを進めたいと考えております。なかでも中国便については、年間二十便程度のチャーター便の運航により将来の定期路線の開設につなげてまいりたいと考えており、その先駆として、三月二十三日に上海への島根県との共同チャーター便が運航されることから、開設促進期成同盟会の皆様方と訪問団を結成し、島根県の訪問団とともに、中国の航空会社に対し、今後の円滑な運航と路線開設を働きかけることとしております。また、滑走路の修繕強化については、これまでも国に対し要望をしてまいりましたが、今般、国の平成十五年度予算案で改良工事費が計上され、仮滑走路の本格工事が始まることとなりました。今後は、本滑走路の早期完成に向け、関係機関に対し強く働きかけることとしております。

北陸新幹線につきましては、平成十五年度政府予算案では、本年度を百十五億円上回る五百六十五億円の事業費が確保され、金沢・石動間には、本年度と同額の五十億円が配分されており、工事についても、順調に進捗しているところであります。フル規格での槌音が隣県まで聞かれる中、平成十二年十二月の「政府・与党申合せ」による基本スキームの見直しに向けた気運はますます高まっており、富山以西南越までのフル規格による一括認可と早期全線整備に向け、引き続き、沿線各県と連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、最大限の努力をしてまいりたいと考えております。

のと鉄道は、本年度、外部の専門家に委託した経営診断が実施され、同社の経営状況は、利用者の減少から今後とも更に厳しくなるものと報告されております。この結果を踏まえ、これまで以上に関係市町村とも協力し、団体誘客等利用促進を図るとともに、引き続き、のと鉄道の経営問題やそのあり方等についても検討を行うこととしております。

次に、道路網の整備につきましては、県土ダブルラダー構想の実現に向け、金沢外環状道路海側・山側幹線、珠洲道路、輪島道路、河北縦断道路、南加賀道路等の整備をより一層促進することとし、月浦白尾IC連絡道路は、平成十五年度末に暫定二車線で供用することとしております。また、眉丈山トンネルは能登空港開港前に、辰口橋は本年秋に、それぞれ完成供用を予定しております。さらに、能登有料道路の高松町地内で整備を進めてきた新たなインターチェンジにつきましては、その名称を「県立看護大インターチェンジ」とし本年秋に供用を開始することとしております。また、整備が遅れている山間部等の道路整備については、早期に利便性・安全性を向上してほしいという地域のニーズに応えるため、全国一律の構造基準を弾力的に運用してコストの縮減を図り、安全で安心な道づくりを早期に実現できる一・五車線的道路整備事業を本格的に実施することとしております。さらに、中央分離帯の縮小など既存の道路用地を活用して右折車線を設置し、自動車の走行性を向上させる道路交通円滑化事業にも新たに取り組むことといたしました。

金沢港では、臨港道路大浜御供田線の橋梁区間について平成十六年の暫定供用を目指し整備を促進するほか、増加が見込まれるコンテナ貨物の荷役のスピードアップを図るため、ガントリークレーンを導入することとしております。

電源立地につきましては、基本的には、地域振興に有効な政策の一つであると理解しておりますが、原子力発電所の立地につきましては、引き続き、住民の合意を最大限に尊重し、慎重に対応してまいりたいと考えております。

小松駅付近連続立体交差事業は、昨年十一月に駅舎の完成並びに高架への切替を終え、平成十五年度の事業完成を目指し整備促進を図ることとしております。なお、小松駅周辺文化施設(仮称)も、本年秋には完成する予定となっており、南加賀の拠点都市に相応しい小松市の発展が期待されるところであります。なお、小松市本折・かぶと商店街を活性化モデル商店街として、今般新たに認定することといたしました。

 

以上

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