菱櫓等復元工事 平成13年2月状況
屋根工事は平部分は概ね完了し、屋根の棟等仕上げ部分を施工しています。左官は一部仕上げ塗を行っており、煉瓦タイル工は海鼠壁を貼っています。平成13年1月末の進捗状況は、菱櫓工区77%、橋爪門続櫓工区82%です。

菱櫓屋根です。菱櫓は三層で石垣天端からの高さは17.34mあります。石川門(13.5m)よりも高いので、竣工後は、兼六園から石川門越しに見えることとなります。

外壁の状況です。腰部分の海鼠(なまこ)壁は目地を除いてほぼ完了しています。左官職人が壁及び屋根揚裏(あげうら)の仕上げに漆喰を塗っています。

左官職人が外部の武者窓(むしゃまど)の縦格子部分の仕上げを検討しています。職人にとって、妥協の許されない瞬間です。