県議会の議案説明要旨 - 平成15年6月16日 - 4 小松空港について

◎  最近の県政の状況について

4 小松空港について

小松空港につきましては、本年度から新たな国際路線の開設に向けた取り組みとして、小松・上海間のチャーター便を年間二十二便運航することとし、その運航に先駆け、本年三月、私自身、本県経済界の方々とともに、協力要請のため運航会社である中国東方航空本社を訪問いたしました。その際、同社の叶（イェ）会長よりチャーター便への協力について快諾をいただくとともに、定期便化に向けた前向きな発言を得ることができました。

しかしながら、その後のSARSの発生、拡大により中国への渡航自粛の動きが広まり、旅客需要も大きく落ち込んでいることから、現在、チャーター便の運航を見合わせているところであります。今後の運航につきましては、現地の情勢を踏まえつつ、関係者と調整を図りながら適切に対応してまいりたいと考えております。県としては、SARSの早期収束を願うとともに、その暁には、今後の定期便化に向けての実績づくりのため、まずはチャーター便の成功に全力を尽くしてまいりたいと考えております。

なお、かねてより国に要望してまいりました小松空港の滑走路修繕強化につきましては、仮滑走路の工事が近々本格化する見込みであり、この仮滑走路の工事が完成すれば、離陸時の最大重量の制限が大幅に緩和されることになります。今後とも、本滑走路の早期完成に向け、関係機関に対し、強く働きかけてまいりたいと考えております。

 

以上

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