県議会の議案説明要旨 - 平成15年9月18日 - 2 県民生活の安全・安心の確保について

◎  9月補正予算の編成について

  2  県民生活の安全・安心の確保について

第二は、県民生活の安全・安心の確保についてであります。

消費者保護条例につきましては、経済社会の変化に対応した抜本的な改正に向け、先月、第一回目の消費生活懇話会を開催したところであります。現在策定中の「食の安全・安心の確保に関する基本方針」との整合性も図りながら、来年当初議会への改正条例の提案を念頭に、鋭意作業を進めていきたいと考えております。

去る八月十九日に、三重県の「ごみ固形燃料発電所」において、屋外設置の燃料貯蔵サイロが爆発し、消火作業にあたっていた三名の方が死傷するという誠に痛ましい事故が発生いたしました。事故原因については現在究明中であると聞いておりますが、本県志賀町の「石川北部RDFセンター」の貯蔵サイロは、屋内設置であり外部の気温の変化に左右されにくい構造となっており、管理につきましても二十四時間体制で温度を監視するなど安全に万全を期しております。さらに県では、この事故を受け、石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合を通じ、管理会社に対して、万が一の火災などの緊急事態に対応できるよう現行の管理マニュアルの点検・整備について改めて指示をするなど、よりレベルの高い安全性確保に努めているところであります。

また、本年五月三十一日、志賀原子力発電所の定期検査において発生しました配管系統内の水漏れ事象につきまして、その取扱いが適切でなかったことを踏まえ、去る七月十七日に地元町及び北陸電力と「志賀原子力発電所における県・地元町への連絡基準に係る覚書」を締結いたしました。その後発生した再循環系配管のひび割れ事象等については、この新しく制定した連絡基準に基づいて連絡を受け公表したところであり、今後とも、北陸電力を厳しく指導・監督してまいりたいと考えております。

 

以上

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