県議会の議案説明要旨 - 平成13年2月27日 - 9 持続的発展に向けた農林水産業等の基盤づくり

◎  重要施策への取り組みについて

9 持続的発展に向けた農林水産業等の基盤づくり

次に農業につきましては、本県の主要農産物である米を食味だけではなく外観品質の向上にも重点を置き、平成十三年度からは「うまい・きれい石川米づくり運動」として、その評価向上に取り組んでまいります。米の生産調整面積が拡大される中、麦・大豆等を導入して効率的に土地利用を図るなど、水田農業経営の確立に意欲を持って取り組む地域については積極的な支援を行うこととしております。さらに、担い手対策につきましては、ITを活用した専門家による迅速・的確なアドバイスや農業機械投資に対する負担軽減を通じて、特に企業的経営体への支援を強化することとしております。

林業・木材産業につきましては、県産材の需要拡大に向け、供給体制の強化を図るための木材乾燥施設等の整備や、ふるさとの木を活用した住宅供給の拡大を図る取組み等へ支援することとしております。

水産業につきましては、栽培漁業の一層の推進、中核的漁業者の支援や漁業生産基盤の整備などを引き続き実施するとともに、新たにズワイガニやブリなどの県産魚のブランド化の推進や資源が悪化した魚種の資源回復計画の策定に取り組むこととしております。

なお、本年十一月に、県内の食品業界がアジアの国々と協力して開催する「ネクストフーズいしかわ二〇〇一」に対しましては、県内食品産業の活性化や関連する農林水産業の振興を図る観点から支援することとしております。

金沢競馬につきましては、組織の見直し、職員・従事員の削減、競馬開催費の節減、湖南運動公園の管理移管等経費の節減に努めていくこととしておりますが、他の公営競技と同様、競馬をとりまく環境は依然として厳しいことが見込まれます。このため、来年度は、より高配当が期待できる勝ち馬投票法を導入するとともに、開催日を土・日・月曜日に変更し、家族連れや若者など新たなファン層の拡大を図りたいと考えております。

 

以上

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