県議会の議案説明要旨 - 平成13年2月27日 - 10 IT革命への対応

◎  重要施策への取り組みについて

10 IT革命への対応

次は、高度情報通信社会への対応であります。

近年の情報通信技術の飛躍的な発展をみるに、IT施策は、新世紀においても重点的に取り組むべき課題の一つであると考えております。このため、現在、今後展開すべきIT施策を「ITアクションプラン」として取りまとめておりますが、プランの先取りとして、十三年度に実施を予定しております施策については、今回の当初予算案で計上いたしたところであります。

県民の方々にパソコンの操作方法を習得していただくためのIT基礎技能講習を、本年一月より実施しているところでありますが、さらに、この講習会を受講したパソコン初心者や高齢者の方々が、手軽にパソコンに親しめる環境づくりを進めるため、企業などで不用となった中古パソコンを講習会受講者などに無償配布する取組みを支援してまいりたいと考えております。

また、基盤整備につきましては、県内情報通信の基幹となるいしかわマルチメディアスーパーハイウェイの幹線容量を大幅に増量してその充実を図るとともに、これを活用して国の霞が関WANと結ぶ総合行政ネットワークを構築することとしております。これにより、県と国との間の各種情報交換や法令検索が可能となり、行政事務の効率化が図られるものと考えております。これらの事業と、現在策定を進めております「ITアクションプラン」の施策を併せて実行することにより、子どもたちから高齢者の方々まで全ての県民がITの恩恵を享受できるような「石川型IT社会」を実現したいと考えております。

 

以上

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