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概要
江戸時代、金沢は江戸・大坂・京都に次ぐ人口規模を誇り、百万石の大藩の城下町として栄えました。江戸時代の日記や絵画をひもとくと、当時の人々にとって祭礼や開帳が行われていた寺社や芝居小屋、料理屋などに集うことは大きな楽しみの一つだったことがうかがえます。
本展では、貴重な文化財の数々をご覧いただくとともに、当時の史料から浮かびあがる城下町金沢のにぎわいの様相を再現展示などでご紹介します。
展示構成
プロローグ―城下町金沢のにぎわいの場を読み解く―
(1)金沢町人宮竹屋の歴史と文化
(2)寺社のご開帳に集う人々
(3)芝居と茶屋町
(4)神事・祭礼・盆正月
エピローグ―その後の城下町金沢―
みどころ
■幻の豪商・宮竹屋
「金沢城下図屏風」(本館蔵)にも描かれている宮竹屋(亀田家)の歴史を紹介します。松尾芭蕉が金沢に逗留した際に宿を提供した家としても有名な宮竹屋関係資料を一挙初公開!
■博物館でご開帳!?
江戸時代の開帳は単なる宗教行事、寺社の募財活動にとどまらない一大娯楽ビジネスでした。卯辰山観音院や倶利伽羅不動寺などの宝物を再現展示しながら、当時の寺社のご開帳の実態に迫ります。
■よみがえる金沢の歌舞伎・浄瑠璃
金沢や宮腰(金石)で行われた芝居の番付や初公開となる金沢歌舞伎の衣装や芝居の絵看板、人形浄瑠璃の人形など大迫力で展示します。
■金沢の神事・祭礼・盆正月
江戸時代の金沢では、各神社の氏子たちの出費と工夫による多彩な祭礼が行われていました。盆正月や金沢市祭など現代の百万石祭りの源流ともいえる金沢の豊かな祭礼世界を紹介します。
金沢城下図屏風(本館蔵)
名称 |
石川県立歴史博物館 |
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住所 |
石川県金沢市出羽町3-1 |
電話番号 |
076-262-3236 |
ファクス番号 |
076-262-1836 |
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