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更新日:2024年3月1日

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―上海駐在員便り 2024年3月―

上海の和食レストランでの石川フェア開催について

  上海の和食レストラン「百蝶物語」において、3月4日から3月10日までの7日間、県産品をPRする石川フェアを開催しました。この店舗は、日系企業・団体が多い虹橋エリアに位置し、日本料理歴20年以上の中国人シェフが作る本格的な和食でありながら、上海中心地としては比較的リーズナブルということで近隣の中国人及び日本人に非常に人気があります。今回は同店舗と連携し、石川県産のお麩や調味料、加賀棒茶等を使用した「石川応援ランチ」を提供しました。連日、ランチ開始後すぐに売り切れという状態が続きました。同店舗のランチ時間帯はおよそ7割を中国人客が占め、今回の石川応援ランチも7割以上が中国人の方による注文となりました。日本好きが多いためか、ほとんどの方が石川県のことを知っていて、食事をしながら観光地やグルメのこと等について仲間内や店員の方と話をしている姿が見られました。

  「石川応援ランチ」をご注文頂いた方へのアンケートも実施し、概ね「美味しい」「知人にもお薦めしたい」との高評価を頂いた一方、中国では一般的に麩を使った料理は珍しいこともあり(注文者のうち約7割が、麩を初めて食べたと回答)、中には「何ともいえない」という声もあり、郷土料理のファンづくりには地道なPR活動が必要であると改めて感じました。また、石川という地域に興味を持っている方、石川を応援したいと思いを寄せてくれている方が、中国にも多くいることを再認識しました。

  今後も、飲食店や小売店等と連携した取り組みを企画し、石川の復興および県産品の販路開拓につなげていきたいと思います。

■重慶ジャパンブランドへの出展

  重慶市にある新光天地百貨店において3月9-10日の2日間「重慶ジャパンブランド」が開催されました。今年度のジャパンブランドは、武漢、寧波、青島、広州など7カ所で開催しており、重慶市は最終回で、石川県を含む44の企業・団体が出展しました。重慶市は、中国の4つの直轄市(北京、上海、天津、重慶)のひとつであり、重要な都市に位置付けられています。人口は約3,200万人で、市域人口としては世界第一位(第2位は上海、第3位は北京)で、どこに行っても人混みが絶えることなく、上海では体感することのない人の圧迫感に驚くばかりの数日間となりました。

  今回、石川県は、重慶の旧市街で伝統的工芸品の販売店舗を構える「重慶青山SQUARE」と共同出展し、金箔や漆器等の工芸品販売及び観光プロモーションを実施しました。共同出展した重慶青山SQUAREは、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会が運営するもので、2019年11月にオープン。自治体との連携イベントを定期的に行い、地方の伝統文化や工芸に関心の高い層を得意客として抱え、さらにバイヤー向け紹介コーナーも設置し、BtoB向け販路開拓にも取り組んでいます。

  イベントは2日間合計で約10万人の来場者で大変賑わいました。重慶でも石川の知名度は高く、何年か前に行ったことがあるという方もおり、「食べ物が美味しいからまた行ってみたい」「今度はもっとゆっくりしたい」という声が聞かれました。また、「(地震の影響を考慮して)行くとしたらいつ頃のタイミングがいいか?」といった質問もあり、日本好きの中国人は旅行にとても積極的な様子であることが窺えました。

  上海近郊では競争も激しいことから今後地方都市への販路開拓を進めることが有効と考えており、来年度は、同店舗での石川フェア実施も検討しております。

  今後も中国の地方都市でのイベントにも積極的に参加し、石川のPRに取り組んでいきたいと思います。

(画像1:石川フェアの様子 )

石川フェアの様子

(画像2:県産品を使用した石川応援ランチ )

県産品を使用した石川応援ランチ

(画像3:重慶ジャパンブランドに出展)

重慶ジャパンブランドに出展

 

 

お問い合わせ

所属課:商工労働部産業政策課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1511

ファクス番号:076-225-1514

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