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子どもの読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものであり、社会全体で子どもの読書活動を推進するための方策や環境整備を充実させていくことが必要です。
石川県では、平成16年3月に「石川県子ども読書活動推進計画」を策定し、家庭・学校・地域社会による子どもの読書活動の推進を図ってきたところです。この間、学校では、「いしかわ学校読書の日」を中心とした全校一斉読書や学校読書ボランティアによる活動、図書館では、「子ども読書の日」及び「石川県子ども読書月間」における様々な啓発行事の展開等、県内の読書活動推進の気運が高まってまいりました。
また、平成28年3月には、「第二期石川の教育振興基本計画」を策定し、引き続き、確かな学力の育成や心の教育・道徳教育の充実を目指して読書活動を推進しています。
こうした取組を一層充実させるため、県では、この度、「石川県子ども読書活動推進計画」を改定(第四次)いたしました。これは、国の「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画(第四次)」及び先の県計画期間中の課題等を踏まえ、子どもの発達段階に応じた取組や子どもの読書への関心を高める取組の推進等、本県における今後の施策の方向性と具体的な取組を示すものです。
また、スマートフォンの普及やそれを活用したSNS等コミュニケーションツールの多様化等、情報環境の大きな変化が子どもの読書環境に影響を与えている可能性が指摘されていることから、県としても、そうした動向を注視し、今後、状況に応じて必要な取組を検討してまいりたいと考えております。
県では、引き続き市町や読書活動推進団体等と連携・協力し、社会全体で子どもの読書活動が推進されるよう一層努めてまいります。
平成31年3月
石川県教育委員会
教育長 田中 新太郎
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