議案説明要旨（平成25年第2回県議会定例会） - 平成25年6月11日 - 「魅力ある産業としての農林水産業づくり」について

◎ 主な施策の取り組み状況について

5.「魅力ある産業としての農林水産業づくり」について

第五は、「魅力ある産業としての農林水産業づくり」についてであります。

過疎化・高齢化の進行により担い手不足が深刻化している里山の農業については、今月十七日、本県を創業の地とする世界的な建設機械メーカーである 小松製作所と農業に関する包括連携協定を締結し、その再生に向けたプロジェクトに取り組むことといたしました。これにより、全国に先駆け、製造業の生産管理ノウハウを農業に導入し、収益性の向上を図るとともに、新たな農業人材の育成につなげていくこととしており、里山の農業再生と里山の保全につながっていくものと期待しております。

全国の農業の担い手が一堂に会する「全国農業担い手サミット」につきましては、十月二十九日から三日間にわたり開催することとしており、農業者同士の交流を通じて本県農業の発展につながることを期待するとともに、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」や特色ある農林水産物など本県の魅力を発信する絶好の機会であり、北陸新幹線金沢開業後の誘客につなげてまいりたいと考えております。

第六十六回全国植樹祭につきましては、平成二十七年春の開催に向け、三月に基本構想を策定したところであり、今後、県や市町、農林水産関係者はもとより、経済・観光をはじめとする県内各界各層の方々で構成される実行委員会を立ち上げることとしており、金沢開業後最初の全国的なイベントとなることから、本県の様々な魅力を全国へ発信できるよう、工夫を凝らし、開催準備に万全を期してまいります。

以上

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