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更新日:2013年6月17日

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議案説明要旨(平成25年第2回県議会定例会) - 平成25年6月11日 - 世界農業遺産国際会議について

◎世界農業遺産国際会議について

先月二十九日から四日間にわたり、国内外から六百人を超える多数の方々の参加を得て、世界農業遺産国際会議が能登で開催されました。首都以外では初めて、認定地域で初めての開催であり、また、学術的な色彩の強かったこの会議で、国連食糧農業機関(FAO)の最高責任者であるシルバ事務局長をはじめ国際機関や各国政府の政策担当者が参加するハイレベルセッションが初めて開催されるなど、今回の会議はその規模、内容ともにこれまでになく充実したものとなりました。世界農業遺産のさらなる発展を期する「能登コミュニケ」の採択をはじめとする成果が、今後、国連をはじめ関係各国の農業振興や地域活性化などの政策に反映され、世界農業遺産の価値のさらなる向上につながっていくことを期待するものであります。また、記念シンポジウムでは、世界農業遺産の理念や価値が農業の枠を越え、観光やモノづくりなど他の産業にも広がっている本県独自の取り組みを国内外へ発信し、高く評価されたほか、エクスカーションでは、会議に参加された多数の方々に「能登の里山里海」の魅力を直に感じていただいたところであります。

さらに、今回、静岡、熊本、大分の三地域が新たに世界農業遺産に認定されたことを受け、今後、認定地域が連携を進めていくことを確認したところであり、相乗効果を発揮し、認定効果をさらに高めていくことができるよう、本県がその活動をけん引してまいりたいと考えております。

このほか、減農薬による環境と調和した米づくりが、奥能登から認定エリア外の宝達志水町まで波及し、「能登米」としてのブランド化の取り組みに発展していったことが、世界農業遺産の価値の拡大につながるものとして評価され、宝達志水町が「能登の里山里海」の認定地域に追加されたところであります。

今回の会議の開催を通じ、県民の皆様方に世界農業遺産の価値や認定の意義をあらためて身近に感じていただき、今後、里山里海の利用・保全の取り組みが拡大していくことを期待するとともに、県としても、引き続き、こうした取り組みを支援し、地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。

 

以上

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