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更新日:2013年6月17日

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議案説明要旨(平成25年第2回県議会定例会) - 平成25年6月11日 - 「交流が盛んな特色ある地域づくり」について

主な施策の取り組み状況について

    さて、今年度の当初予算につきましては、国補正予算を最大限に活用し、平成二十五年度当初予算と平成二十四年度補正予算を一体的に編成することとし、これまで削減を余儀なくされてきた公共投資を思い切って増額し、地域経済の回復の動きをしっかりと下支えするとともに、県民の多様なニーズに応え、本県を取り巻く情勢の変化に的確に対応していくことを念頭に、「北陸新幹線の金沢開業に向けた首都圏戦略の強化と受け地の魅力向上」、「新たな成長戦略の策定と成長に向けた布石」、「県民生活の安全・安心の確保」に、特に意を用いて編成したところであります。現在、全力を挙げて、その執行に取り組んでいるところであり、以下、当初議会以降の進展を中心に、その主なものについてご説明申し上げます。

1.「交流が盛んな特色ある地域づくり」について

第一は、「交流が盛んな特色ある地域づくり」についてであります。

北陸新幹線につきましては、平成二十六年度末までの金沢開業に向け、順調に工事が進められており、金沢・敦賀間については、用地取得に向けた諸準備が進められているところであります。今後とも、金沢までの開業はもとより、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成に向け、必要な予算の確保を国に働きかけるとともに、大阪までのフル規格による早期全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、取り組んでまいる所存であります。

並行在来線につきましては、去る三月、経営の大要を定める経営計画の改訂を行い、運賃水準については、先行する並行在来線の事例と比較して最も低い水準に抑制することができたほか、乗継利用者の負担増加についても、最大でも概ね三割程度まで抑制できるよう、乗継割引制度の導入に取り組んでいるところであります。

経営主体となる石川県並行在来線株式会社につきましては、県や市町、民間の追加出資により資本金を二十億円程度に増額するとともに、社名を「IRいしかわ鉄道株式会社」とし、本格的な鉄道事業会社に移行することとしており、今後、開業に向けた準備をさらに加速してまいります。
北陸新幹線金沢開業に向けた戦略的なPRの展開につきましては、三月に「新幹線開業PR戦略実行プラン」を策定し、本年度を「プラン実行元年」と位置付け、首都圏における認知度の向上に向け、鋭意取り組みを進めているところであります。

こうした中、先般、JR東日本とJR西日本が共同で北陸新幹線の列車名の公募を開始いたしました。今後、できるだけ多くの方にご応募いただき、県民が親しみやすく、北陸新幹線にふさわしい名称となるとともに、この公募を通じて、金沢開業の認知度が向上し、開業への期待感がさらに高まっていくものと期待しております。

また、かねてからJR西日本に申し入れていた北陸デスティネーションキャンペーンについては、金沢開業にあわせ、平成二十七年秋に実施されることが決定したところであります。JR六社と地元の自治体や観光関係者等の合同キャンペーンにより開業効果を高めていきたいと考えており、去る四日、関係者による実行委員会を設置したところであり、旅行商品の造成に向け、今後、新たな観光素材の掘り起こしに努めるなど、しっかりと準備に取り組んでまいります。

開業PRを財源面から担保していく「新幹線開業PR推進ファンド」については、九月を目途に百二十億円規模で造成することといたしました。このファンドの造成にあたっては、県や市町に加え、県債の購入を通じて県民や企業の皆様方からもご協力をいただきたいと考えており、名称を「北陸新幹線みらい応援債」とし、八月に四十億円を募集することといたしました。現在、発行条件等について金融機関と協議を進めているところであり、金沢開業への関心をさらに深めていただき、官民一体となった気運の醸成につなげてまいりたいと考えております。全国の優れた伝統芸能が一堂に会する「地域伝統芸能全国大会」につきましては、十月五日から二日間にわたり開催することとしており、金沢開業後の誘客につながるよう、個性豊かな伝統芸能をはじめとする本県の様々な魅力を積極的に全国へ発信したいと考えております。
金沢城公園の復元整備につきましては、金沢開業までの金沢城三御門の完成と玉泉院丸跡の暫定供用を目指し、鋭意整備を進めているところであり、玉泉院丸跡については、来月十三日、石垣と庭園が一体となった立体的な景観を一望できる憩いの空間となる休憩所の起工式を執り行うことといたしました。

小松空港につきましては、まず、国内線については、東日本大震災後の需要の落ち込みから順調に回復を続けており、三月末から福岡便、仙台便が増便され、羽田便も十月までの期間限定で増便されたところであり、こうした国内ネットワークの充実による利便性の向上をしっかりとPRしていくほか、羽田空港での乗継利用についても、航空乗継利用促進協議会や航空会社、乗継先と連携しながら、さらなる利用促進に取り組んでまいります。

国際線については、昨年十二月に国際線初のデイリー運航が実現した台北便が増便後も高い搭乗率を維持しており、国際線利用者が増加していることから、この夏の完成を目途に、第二国際線駐車場(仮称)の新設やボーディング・ブリッジの増設、国際線待合室や免税店の拡充を進め、利用者の利便性向上を図ってまいります。

今後とも、議員各位をはじめ小松基地並びに空港周辺住民の皆様方のご理解とご協力をいただきながら、日本海側の拠点空港としての発展に向け、着実に取り組んでまいります。

能登空港につきましては、開港十年目の搭乗率は、地元市町や関係団体と一体となり、首都圏からの誘客促進や地元利用の促進に努めたことから、五月末時点ではわずかながら目標搭乗率を上回っておりますが、引き続き、気を緩めることなく、さらなる利用促進に努めてまいります。
また、十周年を機に、来月七日、記念式典や記念フォーラムを開催し、これまでの取り組みの成果をあらためて確認し、県民の「マイ空港」意識のさらなる高揚を図るほか、能登空港のさらなる発展に向け、「能登の里山里海」の魅力を活かした誘客キャンペーンを展開するなど、利用拡大策にしっかりと取り組んでまいります。

金沢港につきましては、本年度のクルーズ船の寄港回数が十八回と近年を大きく上回り、過去最多の一万二千人を超える乗客を受け入れる見込みとなっております。県としては、県民挙げてクルーズ船を歓迎するため、一千人を超える多数の県民の皆様方にご参加いただき「金沢港クルーズ・ウェルカム・クラブ」を設立するなど、石川らしい「おもてなしの心」あふれる受入体制の充実を図っているところであり、引き続き、背後に兼六園など世界的に評価の高い観光地を数多く有するとともに、その距離も近接しているという優位性をアピールし、継続的な寄港につなげていくべく、積極的に誘致に取り組んでまいります。

また、四月から御供田国際コンテナターミナルにおいてトランスファークレーンが稼働いたしました。これにより、コンテナ取扱能力は三割程度向上し、金沢港がさらに飛躍するための基盤が整ったものと考えており、引き続き、官民一体となったポートセールスを強化し、一層の貨物取扱量の拡大を図ってまいります。

「ふるさと紀行『のと里山海道』」につきましては、三月三十一日の無料化以降、交通量が大きく増加し、ゴールデンウィーク期間中には昨年に比べ最大で約二倍となり、道の駅や観光施設の利用者も増加するなど、無料化が交流人口の拡大に寄与しているところであります。引き続き、能登ふるさと博をはじめ様々なイベントを開催するほか、駐車場の拡張などサービスエリアの整備充実も図り、さらなる誘客拡大につなげてまいりたいと考えております。

以上

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