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ホーム > 観光・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 文化財 > 石川の文化財 > 民俗文化財(県指定) > 能登島向田の火祭・御願神事・重蔵神社如月祭のお当行事

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更新日:2014年2月6日

能登島向田の火祭・御願神事・重蔵神社如月祭のお当行事

 能登島向田の火祭

所在地  七尾市能登島向田町
(能登島向田の火祭保存会  七尾市能登島向田町)

大松明に点火する様子

〔大松明に点火する様子〕

 

大松明の炎上

〔大松明の炎上〕

県指定無形民俗文化財  昭和62年1月14日指定

能登島向田の火祭は、同地の伊夜比咩神社の夏祭でオスズミ祭とも呼ばれ、7月最終土曜日の夜行われる
この大規模な行事は、地元の向田区(約150戸)の運営するところであって、壮年団が中心となって推進し、子供組なども年齢階梯制によって作業を分担する点が特徴的である。すなわち子供組は、奉燈洗い・竹伐り・砂あげ・手松明づくり・綱練り手伝い・松明起こし手伝い・奉燈起こしのほか、ハヤシ・子供奉燈かき等の所役を年齢階層に応じて分担する。壮年団員が中心となる松明しばり・柱松明起こしに至っては最も激しい重労働で、最近は一部を機械力によるようになったとはいえ、基本はすべて人力によって行うのであって、長きにわたる伝統に基づく技法を踏襲している点が注目される。
この火祭を地元でオオズミ祭と呼んでいるのは、暑気はなはだしい折から、水辺清涼の地に神輿を仰いでお涼み願い、奉燈を献じて慰めるのだと素朴な説明をしているが、元来は1年を2期に分けた折りめの6月(現行は7月)末日に、心身を清めた夏越(なごし)の神事に壮烈な鎮火祭が習合発展したものであって、日本の夏祭の起源を伝えている大行事と解せられるのである。しかも、能登最大の大松明の行事が典型的な年齢階梯制によって見事に運営されるなど、地方的特色をよく伝えた大規模な行事としてきわめて貴重である。

 

御願神事

所在地  加賀市大聖寺敷地
    (御願神事保存会  加賀市大聖寺敷地)

竹割りの様子

〔竹割りの様子〕

大縄を引回す様子

〔大縄を引回す様子〕

県指定無形民俗文化財  昭和62年3月23日指定
    

御願神事は、加賀市大聖寺敷地にある菅生石部神社の例祭(2月10日)の時に行われるもので、近年、竹割祭りとも呼ばれている。神事は、氏子の青壮年が中心となり、下記の順序により行われる。
(1)神事の準備(大縄の網打ち、青竹の奉納)  (2)御願神事当日の儀(篝火づくり、忌火の鑽り出し、青年の祈願祭、竹の切り揃え)  
(3)御願神事(竹割り行事、大縄の行事)
御願神事は、社伝によれば天武天皇の御願による国家安泰を祈る神事だといわれ、現在は悪疫退散・大蛇退治をかたどりあらわすものだと説明されている。しかし、貞亨2年(1685)の縁起によれば、元来は年頭における年占の行事であったことがわかる。また、「御願」という名称についても、同縁起によれば、この日に諸人が正月の願初めをしたところから「御願の祭」と称するとある。
以上、特殊神事に乏しい加賀地区において、年占行事より発展した勇壮にして盛大なる御願神事は、敷地・岡両地区により大縄の網打ちを始め、忌み火の鑽り出しなどの古い習俗が現在に至るまでよく継承されており、民俗学的に貴重である。      

 

重蔵神社如月祭のお当行事附お当行事関係文書 9点

所在地  輪島市河井町
(重蔵神社如月祭お当行事保存会  輪島市河井町)  

重蔵神社如月祭のお当行事

 〔深夜に献備物を献供する状況〕

県指定無形民俗文化財  昭和63年4月8日指定

重蔵神社は輪島市街東部にあり、河井町2,400戸の氏神で、由緒ある大社として知られる。如月祭はお当祭ともよばれるように、数え年48・49歳の氏子数十人が当組をつくり、3月1日から7日間にわたって古式による行事を営むところに特徴がある。当組は42歳のとき曳山の世話方として一応の組織を見、如月祭に前年に正式に結成され、当受けをして準備に入る。当年になると、当屋(当元)を中心にして諸行事が進められるのである。
如月祭の起源は古くてあきらかではないが、記録の上では文明8年(1476)の旧記に見えるのが古い。もとは神人当と町当との二つに分かれ、一世一代の盛儀として重んじられたが、時代の推移とともに、両当が合併して伝統を存続しているのである。祭祀の性格は、当組がお当神様を奉斎し、おびただしい神饌を献供して年穀の豊饒と地域の安泰とを願った記念祭に相当すると思われる。
およそ当屋組織による祭祀は、農山村に伝えられるのが普通である。しかるに奥能登の中心である輪島の町方において、このように大規模な年齢集団による当屋祭を厳重に維持し、神社祭祀の古態を伝えているのは民俗学上極めて貴重である。加えて元禄11年(1698)からの関係文書が多数重蔵神社に伝来し、行事の詳細が知られるので学術的価値も高いといわねばならない。

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

Email:bunkazai@pref.ishikawa.lg.jp

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