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産業について

古くから、石川県の産業の基礎になっているのが機械金属工業と繊維産業、食料品です。平成20年度の製造品出荷額等割合は、機械金属65.8％、繊維7.5％、食料品9.5％となっています。

石川の機械工業には、ニッチトップ企業が数多く存在しており、世界市場でもひけを取らない高品質の製品を世に送り出しています。一方、繊維産業は、北陸特有の多湿性の気候を生かし、長年にわたって石川経済を牽引してきました。現在でも、培ってきたノウハウや最新の技術といったアドバンテージを生かして、高付加価値商品を生み出しています。

近年では、電子機器、IT関連産業の進展が目覚ましく、情報サービス産業の事業所集積度は全国4位となっています。また、石川県が誘致した企業の数は、過去30年間で100社を数えます。とりわけここ10年は、IT関連に的を絞って誘致を展開してきました。地元企業にこれらの誘致企業が加わって、石川県の鉱工業生産指数は1995年を100とすると平成13年の調査では114.3で、全国1位となっています。

石川県の県内総生産は4兆7,091億円（平成20年度）、工業製品出荷額は2兆8,126億円（平成21年）です。