県議会の議案説明要旨 - 平成12年6月1日 - 3-(2) 心豊かで創造力あふれ人づくりについて

◎  当初議会以降の進展について

3  新たな時代を拓くための施策について

3-(2)  心豊かで創造力あふれ人づくりについて

次に、心豊かで創造力あふれる人づくりについてであります。

現在、全国的に子供たちを取り巻く環境は複雑、多様化しており、いじめ、不登校などはもとより、少年犯罪の発生も目立ってきております。国では教育改革国民会議が発足し、戦後教育の総点検といじめ・不登校など直面する諸問題を検討テーマとして審議が進められております。

本県におきましても、今年の二月にいしかわ子どもすくすくプランを策定をしたところであり、県内全域が子供たちの笑い声と遊び声であふれる子どものくにとなるよう、自由に遊べるどろんこプレイパークの指定や子供関連の情報ネットワークづくりに取り組んでいくこととしております。

また、子供たちが宿泊野外活動を行ういしかわチャレンジウイークなど、小学五年生を中心に自然体験の機会を拡充をしていくとともに、県内の中学二年生が職場体験や社会体験を行うわく・ワーク体験などの事業も実施することとしております。これらは、二十一世紀を担う子供たちに社会や集団のルールを学んでもらおうとするものであり、実施に当たっては地域の御理解と御協力をいただきながら、家庭、地域、学校が一体となった取り組みを進めてまいりたいと考えております。

高等学校の再編整備につきましては、本年四月に能都北辰高等学校の新設や加賀、寺井、松任各高等学校の総合学科への改編、翠星高等学校、金沢向陽高等学校及びすべての定時制・通信制高等学校に単位制を導入いたしました。これらの学校の多くでは志願者が増加するなど、新しい体制が順調にスタートしたものと認識しておりますが、さらに特色のある活気あふれる学校となるようフォローアップに努めるとともに、今後予定している津幡、能登青翔、七尾東雲各高等学校の再編整備についても諸準備に万全を期してまいりたいと考えております。

 

以上

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