県議会の議案説明要旨 - 平成12年6月1日 - 1 地域経済の活性化について

◎  当初議会以降の進展について

1  地域経済の活性化について

以下、当初議会以降の進展を中心にその主なものについて御説明申し上げます。

まず第一は、地域経済の活性化であります。

最近の本県経済は、個人消費の回復力は弱く、また有効求人倍率が低水準で推移しておりますが、設備投資に持ち直しの動きが見られるなど、全体として緩やかな改善が続いております。このような状況のもと、民需主導の自律的な景気回復に向けた足取りをより確かなものとするため、県としては創業者支援融資や新たな設備投資に取り組む事業者に対する前向きの融資の活用を促すなど、中小企業者の要請に全力でこたえているところであります。

本県の高いものづくり技術と創造性を持った中小企業や個人の方々に、本県の経済発展の牽引役となっていただくため、四月には産業創出支援機構内に経営支援センターを設置し、中小企業、ベンチャー企業等への支援の強化充実に努めているところであります。さらに、新たに労働形態として注目されているSOHO事業者を支援するため、その活動・交流拠点として地場産業振興ゾーン内にSOHOプラザ・クリエーションオフィスを開設をしたところであります。

また、県内中小企業の海外進出、販路開拓の支援、石川県の企業情報の発信を行うとともに、ベンチャー発展型地域コミュニティの先進地であるシリコンバレーのノウハウを学ぶため、来年度サンフランシスコに事務所を設置することといたしました。

 

以上

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