県議会の議案説明要旨 - 平成14年12月2日 - 新県庁舎の落成及び県庁跡地について

◎  新県庁舎の落成及び県庁跡地について

さて、平成十一年十一月より建設を進めてまいりました新県庁舎につきましては、先月二十五日に落成式を、また、昨日及び一昨日には県民の皆様方への一般公開を、恙なく執り行うことができました。ご来賓の方々並びに議員各位を始め多くの県民の皆様方に、改めて厚くお礼申し上げます。

新県庁舎は、「人にやさしい庁舎」、「環境にやさしい庁舎」、「災害に強い庁舎」を目標に、これまで整備を進めてまいりました。加えて、行政庁舎の一階及び十九階にマルチビジョンなどを備えた県政情報コーナー等を設置し、県政情報や本県の歴史・文化・観光情報を提供して、県民の皆様への一層のサービス向上も図ることとしております。新県庁舎が、二十一世紀における本県の発展を担う県政の拠点として、今後とも末永く、多くの県民の皆様方に愛され、本県飛躍のシンボルとして後世に継承されていくよう、新県庁舎においても県民の視点に立った行財政運営に一層努めてまいりたいと考えております。

また、県庁跡地につきましては、現庁舎が移転した後、可能なものから順次、解体撤去するとともに、県庁舎新館及び議員会館の暫定利用を行うこととしており、今般、教育庁舎の解体及び暫定利用のための改修経費を計上したところであります。また、「未来型図書館を核とした多機能複合型施設」の基本コンセプト等につきましても、現在、県内外の専門家のご意見もお聴きしつつ、鋭意検討しているところであります。さらに先般、NHKから跡地への移転の申し入れを受けたところであり、金沢市へも呼びかけ、具体的な検討を前向きに進めたいと考えております。今後とも、県議会及び県民の皆様のご意見もいただきながら、引き続き金沢市と連携し、基本理念である「緑豊かな文化・情報の府」の実現に取り組んでまいりたいと考えております。

 

以上

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