県議会の議案説明要旨 - 平成13年6月13日 - 6 時代を先取りした産業構造への転換について

◎  当初議会以降の進展について

6 時代を先取りした産業構造への転換について

第六は、時代を先取りした産業構造への転換についてであります。

最近の本県経済は、個人消費の足踏み状態が続き、設備投資では投資意欲に減退傾向がみられるなど、全体としてさらに弱含みの状態が続いております。このような状況の下、県としても国の動きや県内の景気動向を注視しつつ、県内中小企業の経営安定と金融円滑化を図るため、IT化等経営革新支援融資制度の拡充などに全力で対応しているところであります。また、県内の雇用情勢も、有効求人倍率が低い水準に留まっているなど厳しい状況であることから、IT関連など求人が見込まれる職種について、離職者等を対象とした短期で高度な職業能力開発を官民の連携により行っているところであります。さらに、個人の職業能力開発を支援するため、職業能力開発に関する情報提供・相談を行う「石川県職業能力開発プラザ」を四月に開設したほか、地域産業界のニーズに応えるため、小松高等技術学校の改築に向けた基本設計に着手することとしております。

なお、五月十七日には、シリコンバレーとの関係をより強化し、産学官の連携、新産業の創出などを目的として、石川県サンフランシスコ事務所を開設したところであります。

また、若手技術者を支援する施設として四月に開所いたしました九谷焼技術者自立支援工房では、既に創作活動が開始されており、今後、多くの感性豊かな作品が生み出され、九谷焼産業の振興、活性化が図られるものと考えております。

 

以上

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