県議会の議案説明要旨 - 平成11年6月16日 - 9 高等学校の再編整備について

◎  当初議会以降の進展について

9  高等学校の再編整備について

最後に、高等学校の再編整備についてであります。

二十一世紀石川の学校教育推進会議における幅広い御意見や十分な議論を踏まえ、先般基本指針を公表したところであります。この基本指針は、時代の進展や社会情勢の変化に対応した二十一世紀の石川にふさわしい高等学校教育の充実を図るため、県内すべての高等学校を対象にあらゆる角度から検討した上で策定したものであります。

この基本指針に基づき、このほど再編整備案を取りまとめましたが、その内容は総合学科や単位制高等学校などの新しいタイプの学校を県下のバランスを考慮して配置するほか、九学級以上の大規模校を解消し、また将来にわたって現在の学級規模の維持が困難な学校については、各学校の役割や地域性を踏まえ、新しい学校像を目指して発展的に統合するといったものであり、今後段階的に進めたいと考えております。

再編整備に当たっては、学校や地域の関係者と緊密に連携しながら、子供たちにとって何がベストかという教育的見地に立って教育環境の充実に努める所存であります。

また、農業短期大学の今後のあり方につきましては、先月七日、将来構想懇話会から四年制への移行などの提言を受けました。今後、この提言の趣旨を尊重しながら具体的検討を進めることといたしております。  

 

以上

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