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更新日:2023年8月31日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和5年8月30日 -

令和5年8月30日(水曜日) 16時15分~

内容

記者

北陸新幹線の敦賀開業に向けてお伺いしたいことがあります。開業日が決まったということで、これに対する期待感とですね、あと先ほどおっしゃっていたような、官民挙げて取り組むPRの中で、県はどんな役割を担っていくかというのを教えてください。開業に向けたPRの中で、県が担っていくべき役割を教えてください。

知事

まず、関係者の皆さんに御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。今後、令和6年の3月16日が開業日ですと。明確に県民の皆さんや、県内外国内外も含めてですね、PR・キャンペーン・宣伝をすることができますので、とりわけJR西日本さんに対しては感謝申し上げたいと思います。そして、県庁からという広報もありますが、県全体としてですね、機運醸成に取り組みたいと思います。そうなると、JR西日本ばかりでなく、JR東日本さんとも連携をしたり、あらゆる媒体を通じて宣伝をしたり、できる限りの努力をしたいと思います。デジヒロシにも活躍をしてほしいなと思っています。またこれを機会に、より関心を持っていただけるような旅行商品の造成、知ってて知らないと思われるような、県内だけではなく北陸のですね、様々な行事、お祭り、イベント、食文化、文化観光、こうした取り組みを発信していきたいと思います。また、ビジネス等のですね、ご利用にも、資することができるように。さらに言えば、もう細かいこと言うときりがないんですが、例えば朝獲れ水産物、これ始発の金沢駅からなので、積めましたよね。これ始発が敦賀になるとですね、金沢駅に停まる時間は、これ、高橋部長。何分取れるんですか。敦賀始発で東京に行くかがやきとかですね、はくたか。金沢駅で何分停まるの。

企画振興部長

1、2分。

知事

1、2分なんですよね。1、2分で朝どれの魚を、今までみたいに積めるかとなると、ちょっとこれ配慮してもらえないかなとかですね。細かくいうと、今まで金沢駅が始発だったのが、敦賀始発になるという、この配慮が必要だと思っています。また、東京から各駅停車のはくたか。全部が全部敦賀まで行くわけではないようなんですよ。今現在、はくたかは何本でしたっけ。徳田副知事。

徳田副知事

現在はくたかは15本。

知事

15本なんですよ。15本のうち、そのまんま敦賀まで行くのが何本ですか。

徳田副知事

5本。

知事

そうなんですよ。これやっぱりちょっとね、小松や加賀温泉駅や福井の人は怒るんじゃないかなと。これは事実です。そうすると今後、ダイヤ編成において、そこはちょっと配慮してくださいよとか、あるいはゴールデンウィークとか年末年始とかシルバーウィークとか、やっぱり観光客の見込めるときは、ちょっとこれ増便お願いしますよとか、臨時便をね。はくたかで金沢まで今15本なんですよ、そのうち5本しか敦賀までいかないんですよ。それを乗り換えの利便性、乗り換えの楽しみもありますって私達は言いますけども、旅行者からすれば、ずっと福井とか敦賀まで、あるいは加賀温泉駅、小松までそのまま行った方がいいに決まってますからね。今現在でいただいている情報を踏まえて、私に感想を求められれば、大体そういったことでね、私どもからすれば、関西や中京からどうしても敦賀で乗り換えになってしまう。敦賀乗り換えの利便性を高めてくださいねとか、旅の楽しみを膨らませてくださいねと、こういうアプローチをしてきました。この我々の要望にはほぼ満額回答していただいてるんですよ。JR西日本には本当に感謝し、東日本にも感謝してますが、はくたか15本のうち10本も金沢で止まってここで乗り換えてどうぞっていうのはいかがでしょう。それは受け入れる小松や加賀や、芦原温泉や福井や敦賀の人にとってみれば、はくたかは金沢で乗り換えなきゃいけないのっていう気持ちにもならないとも限りませんので。ここはまずスタートとして、私は100点満点です。要望を聞いていただきましたが、ただ、こういったところをちょっと配慮してねということで、年末年始とか春休みとか夏休みとか、シルバーウィークとかですね、ちょっと増便などの配慮があると嬉しいなと。ざっと今日いただいたデータでありますので、私が旅行者であるとするならば、利用者であるとするならば、そういったところをちょっとお願いしたいかなと。今後、具体的なダイヤが出てまいりますのは、12月かと思われます。多分ね、ダイヤが出てきたのは12月の終わりぐらいだったんですよ。そうすると余計にですね、旅行、旅、移動の期待ってのは高まりますので、そういったところを引き続きJR西日本、JR東日本の皆さんに頭を下げて、お願いをしていきたいと思います。

記者

今ダイヤの話が出たので、ダイヤの点でもう1個お伺いします。今回ですね、敦賀に乗り換えになることによって、石川県にとっては中京圏や関西圏との接続が悪くなるんじゃないかという恐れもあると思います。この点については、どんなふうに考えていますか。

知事

物理的に言えばですね、乗り換えしなくても済んだのが敦賀と米原で、物理的に言えば乗り換えをしなきゃいけないんですよ。今までしらさぎでしたっけ、名古屋に行くの。しらさぎに乗っていればですね、のんびりと楽しく旅を楽しめたんですが、2回乗り換えっていうともう結構きついですよ。そこは引き続き会社が違うわけでありますし、新幹線が通ったら、その新幹線が通っている間の今までの在来線の特急はですね、ちょっと形を、姿形を変えますよというふうになっているわけでありますから、ルールはルールで従います。だけども利用者の本音で言うと、今までは無しだったのが、敦賀の乗り換えになるということですから。今まで1回が2回も乗り換えるのかよというのが、私はそこはね、こう見えて几帳面なんでですね、乗り換える時間のもう10分前からそわそわするタイプなんですよ。なので、1回が2回になるのか、その可能性もあるわけですよね。乗り換えの行こうとする目的の時間帯を加えれば、結構そういう意味で新幹線を受け入れるということは、そのことも含めて、受け入れるということであると。これは知事としての思いですが、私は個人的にはですね、非常に、本当に私、結構時間を追いかけるタイプで、そわそわするタイプなのでですね、敦賀で乗り換えて、時間帯によってはですね、その接続によっては米原で乗り換える可能性もあるわけでありますから、でもその方が私の性格からしたらね、その方が自分はいいんだと思って乗り換えるのでですね、別に文句言うことでもないんですけどね。実際に一般の皆さん方、旅行者がですね、旅行に対してどういうイメージを持たれるかということかなと思います。ただしこの、何回も言いますけど、ダイヤの接続に関しては、これずっとですね、県としてもJR側に要請をしてきたのでありまして、それに対する回答としては100%いただいたと、ここはちゃんと申し上げておきたいと思います。

記者

性の多様性条例の見送りということを今おっしゃられたので、その点をお伺いしたいんですけれども、これ見送り決めたタイミングはどのタイミングになるかっていうのと、パブリックコメントで圧倒的多数が否定的意見だったということなんですけど、それを見て知事はどう思われたかっていうあたり。それから今後のスケジュール感ですね、どういう環境が整えば提案ということになるのか、そのあたり教えていただければと思います。

知事

これ、今回見送った方がいいなというのを決めたのは、担当する部長といろいろ情報交換をし、部長は、議会答弁もされていますのでですね、議会の空気、パブコメの内容、また先般、女性県政会議をしたときの主張などもお伺いしてですね。これやっぱり、こういうとこが心配ですと言われたら、その場に私がいたらですね、私自身は十分説明する責任もありますけども、説明する自信は私自身あるんですよ。だけどもこの問題はですね、論破したからそれでいいのかという問題でもなく、説明が多かったからそれでいいという問題でもないという側面をはらんでいますので、私が丁寧に説明しても、それでも反対だという人の気持ちには、やっぱり一定の配慮が必要かなと思っています。理屈でわかってるんだけど、という人もいれば、理屈はまだ十分に理解しておられない方もいます。やっぱりそれは理解をする度合いに、受け入れる度合いに、それぞれ温度差があるというのは致し方ないのかなと思っています。そう考えると、私自身が、あらゆる場面において説明をし、それでも納得しないという人もおられますよ。それでもまた説明をし、そして法律的な説明をする部分と、当事者が置かれている環境や、当事者が置かれている心情こそ配慮していただきたいと。こう申し上げると、当事者がですね、小学生の場合どうするか。当事者が中学生の場合どうするか。当事者が高校生や大学生の場合どうするか。当事者が今結婚している、当事者が現実にお子さんがいる場合にどうするか。当事者が財務省の官僚だったらどうするか。当事者が県庁の職員だったらどうするか。これはね、本当丁寧にお答えしたり、また組織の一員である場合には、極めて相談支援体制の配慮が必要であります。そして、私自身が文科大臣時代にいただいていた資料によるとですね、極めて青少年の自殺念慮が高い、いわゆる思春期の児童生徒にとって極めて負担の大きな事案であり、一番知られたくないのがお母さんと。こういうデータもいただいたときにですね、私自身はもうこれは時間かかってもいいから、やっぱり基本法が必要ですし、あと条例も必要ですし、また法的な面だけではなくって、職場、学校、家庭、地域社会。あらゆる場面における相談支援体制が必要だなと思って、それで執念を燃やして立法化に取り組んでいました。そして私は超党派の議員連盟の会長もさせていただき、私が作った超党派の素案も、最終的に国会におきましては、再修正が加えられて成立をしました。再修正が加えられた部分に関しましてですね、私はやむを得ないと思っています。それから、もう一つのですね、見送った理由の一つとしては、法律に基づいて政府の基本方針がまだ出ていませんよね、酒井さん。やはり県独自の考え方、これはこれで私はあるかもしれませんが、政府の基本方針も踏まえて条例を練り上げると。当然練り上げるのは県庁で作りましたから、さあ議会どうぞ、こんな乱暴なやり方はやらない方がいいと思ってます。練り上げるプロセスにおいても、議会の皆さんにも素案とか、あるいはいろんな案をお示しをし、この案についてはペンディングです、こういう理由で。そういうやり取りもしながらですね、ご理解をいただく努力をするのが、私は行政の責任だと思っています。従って、当然今回見送るということは、次の12月議会を目指しますが、次の12月議会に提出できる環境が整うかどうかを今から言うべきではありません。そういう意味での丁寧な説明をですね、させていただきたいと。そしてやっぱり議会に提出したら、できたら全会一致で賛成いただけるように努力をするのが、私や県の職員としての責任ではないかと思っています。

記者

LGBTの条例についてですが、条例は見送るということですが、パートナーシップ制度の方はどうなるんでしょうか。

知事

条例の中に、パートナーシップ制度も入れ込んだ上で提出をしたい、というのはこれは私の考えです。その準備を進めてきました。LGBTQとまで言いますが、この条例の素案を踏まえて、まず今回見送った以上は、パートナーシップ制度の条文も見送るということになります。今後、別にしたほうが良いのか、一緒のままの方が良いのか、これも私は論点として当然、県民の皆様から出てくる可能性があると思っています。私自身は、今進めているパートナーシップ制度を含む条例案を、12月議会に向けて、正しく、これは人権問題でありますし、個人の尊厳を守る、当事者を守るという観点でおりますから、12月議会には今のところですね、今のところパートナーシップ制度を含む条文案を作成しますが、様々なご意見で、そりゃそうだなというような、ご意見・案が出てくれば、当然耳を傾けます。

記者

それは、つまりパートナーシップ制度だけで見れば、9月議会にまだ提出する可能性もあるっていうことなんですか、それともあくまでセットで考えてるっていうことなんですか。

知事

今現在はセットで考えていますので、パートナーシップ制度についても、今回は出しません。今後、もう一回言いますね、今のままの準備を踏まえて、パートナーシップ制度を含む条例を12月議会に出したいと思っています。が、そこでいろんな選択肢を議会側からも一般のパブコメといいますか、有識者からも提案をいただいて、その案が、そうかな、みんながその方がいいよ、というふうな環境であるならば、分けて出す可能性も否定はしません。そういうことです。

記者

まず1問目、北陸鉄道石川線のことについてお尋ねいたします。今日会議で存続させるっていう方針が正式決定したと思うんですけれども、今後知事としてどのような動きをしたいかと、今後北鉄に求める対応についてお尋ねいたします。

知事

地域公共交通活性化再生法という法律があります。略称ですか。長ったらしい名前であります。地域公共交通活性化再生法と漢字を並べてみれば、いかにその公共交通機関が地域にとって必要なのか。そしてそれを活性化し、再生しなければいけないという法律が、わざわざできたんですね。これおそらく議員立法だったと思います。まさしく国交省の中でも、また私どものように、地方過疎化に喘ぐ地域の国会議員がやっぱり守ろうと、国も守ろうと、法律に基づいて行政も参加しようと、そして利用者も事業者も参加して守っていくべきだという、非常に極めてそういう哲学と文化に基づいた議員立法だったはずです。従って私は、知事という立場では調整役としてですね、事業者、北陸鉄道さんの乾いた雑巾を絞るような経営努力に加えてですね、利用者が増えれば、それはやっぱり売り上げ伸びますよね。利用者が伸びるような、やっぱりそれには自治体も、沿線の住民団体といいますか、沿線のですね、方々にもこれなら乗りたいなと思える企画、あるいはサービス、割引とか、あるいはアイカお持ちですか。

記者

持ってないです。

知事

持っていない、できればお買い求めいただくと嬉しいんですが。アイカ、今度は来年4月からはですね、クレジットカードを使えるように、県も支援するつもりです。どういう内容になるかわかりませんが。そうすると、県や市町が民間事業者である北鉄さんに対してどこまで支援したらいいのかというのは、程度問題もありますよ。あまりやりすぎたら議会からもですね、なんで北陸鉄道ばっかりなんだよって怒られちゃいますからね。しかし、今ある基盤をどのように守っていくのか、そういった中で今日、存続と、鉄道存続という一つのラインができて、具体的な利用策についてですね、来年の1月に決めようじゃないかと、4人の首長さんがデータをもとに方針をお決めになった以上は、私はそれをしっかりとお支えしたいと思います。そういたしますとですね、そのクレジットカードについては、私はぜひバックアップしたいと思っていますが、それだけではなくてですね、まさしく西金沢駅で来年北陸本線からIR鉄道になりますけども、直通で乗り入れたら、そりゃ便利ですよね。二次交通にもなりますし。しかし電圧違いますよね。

総務部長

電圧とかいろいろ。相当難しい技術的な問題が。

知事

相当、その技術的な問題を今解決するのか、中期的な課題として置いておいて、やっぱり乗り換えできたら便利ですよねというふうにするのか。未だにある議論というのは、今は野町で終わりなんだけど、香林坊ぐらいまで行けたらいいんじゃないの、とかね。だけど香林坊に行くとしたら、犀川大橋はどうするんですか。架け替えする。犀川大橋って築何年経ちました。100年じゃなかったっけ。つまり、鉄道をあそこ犀川大橋にいかしたらですね、大丈夫かと。狭いし古いし、でもあれ登録文化財のはずですよ。ということまで考えたら、それは中期的な課題にしておいて、できるだけ利便性を高めるような努力を、北鉄さんもするけども、それは金沢市も野々市市も白山市も県もね、できるだけいろんなアイディアや要望があるならば、協力するのが人の道というものじゃないでしょうか。地域公共交通活性化再生法というのは、そういうやっぱり背景があったんです。そうすると私の立場からすると、富山市のですね、LRTがやっぱりよく、あの時、森雅志市長が決断したなと。また今年からですか。宇都宮のですね、LRTですね。あれがスタートしますよね。あれは何百億かかりました?栃木県出身の人います?結構かかった、500億近く、それ超えるぐらいですよね。そうすると、そんな莫大な金かけてまでやる必要があるのかという議論は当然出てきますよ、市民県民から。でも栃木県のあの調査、20年以上かかったと思うんですね。どのように今後運営されるか、いわゆる宇都宮のLRTについては、私もちょっと関心が高く、見に行ってみたいなと思っています。こういう条件をですね、様々見ながら、まず、来年の1月の時点まで、そのときに法定協議会が開かれるそうですから、できる限りのデータと、また投資効果ですよね。LRTを通したことによって宇都宮でもですね、沿線の地価上昇してるわけですよ。マンションが建つとか、オフィスがどんどんできるとか、富山などでもですね、非常にLRTの周辺、街作りの協力も高まってきました。法律に基づいて、私ちょっと今申し上げたようなことを含めてですね、県は調整の立場でありますので、求めに応じて、情報共有、情報交換をしながら、さりとてまず、存続が決まった以上は最低限の存続、そして北陸鉄道さんが求めておられる上下分離方式が可能なのかどうかも、他の地方鉄道を参考にしながら、石川県としてどういう対応が可能かということを、ちょっとしっかりと勉強していきたいと思っています。

記者

北鉄さんに求められることもさっき一応お伺いしたんですけど、それを今もう一度お伺いしてもよろしいですか。

知事

それはもう一言です。乾いた雑巾を絞る努力。

記者

新幹線のことなんですけれども、今回は加賀方面に延線するということなので、さっきたくさん盛り上げていくというお話があったと思うんですけれども、この開業効果を能登にも、どれだけ波及させるかっていうのは大事だと思うんですけれども、その能登への波及効果を高めるということについてどのように県が動いていくかっていうのもあわせてお尋ねしたいです。

知事

加賀市と珠洲市の交流とか、輪島市と小松市の交流とか、小松市と珠洲市の交流とか、意外と人と人の交流というのは、一対一の交流から結構横に派生していくんですよね。だから、川北町と能登町の交流とかですね。私はそういう意味ではですね、ざくっと能登と加賀の交流という言い方ではなくて、具体的に市町同士にお互いに自慢できるものがあったり、あるいはもう小学生でいえばバス旅行、中学生でいえば修学旅行もございます。意外と県内同士の自治体間交流、この、これ一つの核になっていけばですね、観光客の方にもですね、いやいや、北陸新幹線沿線で一泊とするならば、もう一泊は能登に行こうかとか、富山で一泊するんだったら能登で一泊しようとか、福井で一泊するついでにですね、勝山から回って、白峰回って、鶴来で泊まろうかとかですね。それを提供していくのが、商品を造成していくのが大事かなというふうに思っています。改めて、石川県全域に新幹線の開業効果、8年前の場合にはやっぱりどうしても金沢中心の地価上昇、交流人口の拡大、データにも出ましたが、そこをうまくやっぱり能登や白山麓等にですね、提供できる文化的な価値とか、企業等もございますので、そこはきめ細かく対応していく、そういう意味で観光協会とも連携して取り組んだり、文化観光とか、食文化推進本部という、今年の4月に県庁でも作りましたから。そういうやっぱり、クラスター方式でですね、やっていくのが妥当だなと思います。

記者

IRいしかわのお話を伺いたいと思います。先ほど北陸鉄道の話もございましたけれども、新幹線とですね、並行在来線の連携強化、あるいはその二次交通、三次交通の充実強化という意味で、市町との連携も必要になってくるかなと思いますが、その辺の課題認識と思いを伺いたいと思います。

知事

IRいしかわについては、既に利用促進の検討協議会を作りましたよね。これ、企画の方担当だったかな。はい。既にそういう議論は昨年来、今年になって本格的に始まっています。いかにIRいしかわが金沢から大聖寺までは、金沢から津幡倶利伽羅までの2.5倍です。そうすると、赤字が出る可能性も高くなると物理的に言われておりまして、人流も既にデータが出ていますから、そこはテコ入れをしないといけませんね。加えて無人駅も出てきますから、駅を利用される方、駅を利用するんじゃないけども駅に来て、いわゆるリモートの環境でですね、オフィスとして活用したり、地域の拠点にしていただくとか、そういう工夫をしながらですね、IRいしかわをやっぱり利用していただけるような取り組みは必要です。また加えて、現在ご利用いただいている皆様の利便性を守っていくためには、ダイヤ編成の問題もあります。さりとてIRいしかわにも経営が必要でありますから、今後の資産運用も含めてですね、できるだけJRから無償譲渡でいただくものも多くあるんですが、IRいしかわの経営をどうしていくかっていう極めて重要な課題だという強い認識は思っています。

記者

本日運行計画のですね、新幹線の概要が示されましたけれども、IRは既に現行本数の維持という形で経営計画の方も承認されていますけれど、今回の概要を踏まえてですね、IRの全線開業までに増便も含めて見直す考えというのはございますでしょうか。

知事

詳しくは七野社長の方にお尋ねいただきたいと思います。県としましては、利用促進の検討協議会を通じて様々なデータを集めておりますので、最初はちょっと消極的かもしれませんが、できるだけ赤字にならないように今利用されてる方が非常に利用しやすいと思ってもらえるような取り組み。さっきも言いましたけども、やっぱりそれ石川線と西金沢駅で繋がるとお互いにとってもいいなという思いですが、莫大な金と技術的な課題もあります。実際には金沢駅、野々市、松任、寺井、根上、小松、粟津、大聖寺と。ちょっといくつか駅は飛ばしましたが、こうした今まである駅を拠点とする利用者を増やしていく努力、その方々が利便性を検討し、また新たなファンを増やすような努力もすると。そうなると沿線の企業の皆様方にも、ご協力を求めていったりとか、いろんな工夫や取り組みは必要かと思ってますし、またこの間、北経連と富山の新田知事、福井の杉本知事とも意見交換したときに、並行在来線の利活用には地元の3県の連携した取り組みが必要だと。ちょっとサイクルトレインというのは、ちょっと飛び道具みたいなところはありますが、お互いにこの地元のマイレールとしてですね、並行在来線を活用していく連携した取り組み、こういったこともやっぱり検討していく必要があると思っておりますから、また知事同士でも意見交換をしっかりとしたいと思います。

記者

金沢高校のバスケ部が体罰問題が明るみになりましたが、受け止めと今後の方針についてお伺いしたいです。

知事

私も報道ベースでしか存じておりません。金沢高校でしたよね。私学であろうが公立であろうがですね、国立であろうがですね、あってはならない。従ってですね、処分が学校からなされたということを、私も厳粛に受け止めたいと思います。二度とそういうことが起きないように努力をしてほしいと思います。以上です。

 

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