トキについて

トキの基本情報

トキ（朱鷺）

  ※トキは、鷺（サギ）に近い種類です

学名 （世界共通の名）   Nipponia nippon（ニッポニア  ニッポン）

分類    ペリカン目トキ科トキ属

生息地  （国内）新潟県佐渡島  （国外）中国、韓国

 止まり木で休んでいる トキ

トキの種類

トキの仲間は、シロトキやクロトキなど、世界で約25種類くらいいるとされ、熱帯から温帯にかけて分布しています。

  クロトキ

なぜ、トキは減ってしまったの？

トキは江戸時代頃までは日本全国で見られるごくありふれた鳥でした。

ところが、明治時代以降、人がトキの「美しい羽」や「肉」をもとめて、乱獲したことにより、数は減り、その後、昭和時代以降、農薬を使用したことによるトキのエサとなるどじょうなどの減少、天敵（テン等）の増加、森林伐採によるねぐらの減少等、生息環境が悪化したことで減少に拍車がかかりました。

トキは絶滅のおそれがあることから、環境省レッドリストにおいて絶滅危惧種（ぜつめつきぐしゅ）に分類されています。

トキの見分け方

トキを1羽1羽見分けるため、トキの両足には色のついた足環（あしわ）が着けられています。足環の色の組み合わせや足環に付けられた番号で、トキを1羽ずつ見分けることができます。

なお、オスとメスは見た目の違いはほとんどありません。

また、日本のトキと中国のトキの間で、遺伝子の違いは、ほとんどなく（約0.06%）、同じ種であることが確認されています。

 トキの足環

シンボルとしてのトキ

日本郵便の10円普通切手としてトキの絵が使われています（令和5(2023)年7月1日時点）。

新潟県ではトキを県鳥としています。県鳥とは、都道府県のシンボルとして選ばれている鳥のことです。

輪島市ではトキを市鳥としています。

 

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