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一級河川の手取川と梯川にはさまれた小松市の一部、能美市と白山市の一部の地域は、手取川から取水された良質な水を農業用水として利用し、県内でも有数の穀倉地帯として発展してきました。
一方、近年この地域での人口の増大や産業の発展に伴い、家庭や工場、事業場からの排水により農業用水が汚濁されるとともに、これらの流出先となる梯川下流部や加賀沿岸水域では著しい水質の悪化が進行しています。
このため、県においてはこの地域の生活環境の改善を図るとともに、公共用水域の水質保全を目的として、昭和58年度より加賀沿岸流域下水道事業に着手しています。
平成元年4月には、翠ケ丘浄化センターの第一期施設が完成したことに伴い、小松市と能美市(旧根上)で下水道が使用できるようになり、平成5年6月には能美市(旧寺井)、平成7年10月には能美市(旧辰口)、平成7年11月には白山市(旧美川)と順次下水道が使用できるようになりました。
今後は、大規模な地震に備え、下水道施設の耐震化を図るとともに、故障によるトラブルなどを未然に防ぐため、下水道設備の改築・更新や長寿命化を計画的に進めて行きます。
石川県の最南端部に位置する加賀市、山中町は千古の由来を誇る加賀温泉郷として全国的にも知られ、これらによる観光産業を中心に農業や伝統産業のもとで発展してきました。
この地域を貫いて流れる大聖寺川は、大日山を源とし、山中町で峡谷をなし、加賀市では穏やかな流れとなって日本海に注いています。大聖寺川は、上水・農業用水としてこの地域を潤すとともに遊びの場、生活の場として地域社会と深いつながりを持っていました。
しかし、近年生活水準の向上と観光客の増加により大聖寺川へ流れ込む排水量が増大し、河川の汚れが目立つようになってきました。
このため、県においては、これらの地域の生活環境の改善を図るとともに、大聖寺川の清流を取り戻すことを目的として、昭和63年度より加賀沿岸流域下水道事業(大聖寺川処理区)に着手しています。
平成4年度より大聖寺川浄化センターの建設に着手しており、平成7年12月に大聖寺川浄化センターの第1期施設が完了したことに伴い、加賀市と山中町の一部で下水道が使用できるようになりました。
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