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更新日:2024年4月26日

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記者会見の要旨 - 令和6年4月11日 -

令和6年4月11日(木曜日) 14時00分~

会見資料(PDF:1,735KB)

知事

   まず要請をいただいておりました輪島塗の仮設工房の利用開始について報告いたします。能登半島地震による朝市通りの火事で、輪島漆器商工業協同組合103社加盟のうち、17の事業所が消失。そして、50の事業所が全半壊となりました。そこで県としては、輪島塗事業者の声を受けて、職人の流出防止、早期事業再開のため、仮設工房の設置支援を国に要望しておりました。1月27日に齋藤経済産業大臣に要望いたしました。結果、輪島市が国の全額補助を受けて、県輪島漆芸美術館敷地内に、第1弾の仮設工房を4月1日に4室オープンとなりました。これは独立行政法人中小企業基盤整備機構から補助をいただいております。ありがとうございました。現在、4事業者7名が入居いたしまして事業の再開をしております。素敵なものができ、まずは仮設ではありますが、ご覧いただいたように、仕様としては1室あたり約30平米あり、作業や製品を保管するには十分な広さと評価をいただいております。職人が漆や木くずの汚れを落とすための設備も完備しております。シャワーですね。さらにニーズがございますので、引き続き早期の整備に向けた支援を国へ働きかけていく予定であります。こういった作業風景です。さらに整備を急ぐために頑張ります。

   次は、県外自治体からの支援者の宿泊拠点の整備状況です。支援者の宿泊場所の確保や宿泊環境の改善のため、のと里山空港等で宿泊拠点を整備しております。その紹介を一つ、仮設宿泊所です。先月末から一部運用開始した空港の仮設宿泊所41室については、6月まで予約で満室となっております。残る47室を4月中に運用開始します。6月末までに200室を追加します。この他にも珠洲市や穴水町において、6月末から7月中旬の運用開始に向けて、各50室を整備いたします。場所は、のと里山空港の滑走路、ターミナルビルの右隣ということで、真っ赤のところが今回の整備。そのエプロンに近いところに、6月末に整備をいたします。カプセルタイプ、1人部屋タイプ、4人部屋タイプ、またムービングハウス、移動式木造住宅もこんな感じでございまして、2人部屋、4人部屋とこういうふうになっております。やはり、地理的な制約もあります。災害で、宿泊業者がやっぱり随分と損壊含めてダメージを受けておりまして、そういった意味でのこういう仮設の宿舎の整備については、当初からの懸念でありました。現地で宿泊できないと、当初は往復だけで数時間かかっておりましたので、こういう状況がまず形になってきたことは、ありがたいと思っています。ご支援いただいた皆さんに感謝申し上げます。宿泊拠点の2ですが、これは日本航空学園に大変お世話になっております。ありがとうございます。日本航空学園の学生寮を活用させていただいております。中長期的な支援者の宿泊先として活用し、225室を用意してございます。県外自治体からの支援者などで112室を利用中であり、残りも派遣に応じて利用予定です。先ほどの、のと里山空港、滑走路があって、ターミナルビルがございまして、この左側の航空学園の敷地内に学生寮があります。ここはお風呂もありますし、洗濯機もございますので、安心してお使いいただけるのではないかと思います。

   「のと未来トーク」であります。復興プランに向けての取り組みです。「これからの能登をどうしていくかを、そのまちに住む当事者の皆さんで考える」、これをコンセプトとした対話の場を4月8日から8回開催することになっております。認定NPO法人カタリバ今村久美代表理事にご協力賜りまして、アドバイザリーボードの委員にファシリテーターとしても参加をいただいております。住民の皆さんと意見交換をし、そこで出た意見を復興プラン策定に活かしてまいります。主な意見として、4月6日土曜日には、珠洲市飯田高校で参加者60名。祭りなど外に出た人が絶対帰ってくるイベントをなくしたくない。関係人口を増やす。集落で水や電気を賄う自律分散型のシステムにより強靭化を図ってはどうか。今回、珠洲ではWOTAを始め、自律型の浄水プラントなどが導入をされまして、やはりこうした災害に強いシステムも必要ではないかという意見だと承ります。7日は、輪島市輪島高校で参加者75名。輪島塗のすごさを時代にあった形でしっかりPRしていくことが大事だと。農業や漁業などについて、子供たちが楽しめる体験型1次産業観光の実施。多分キッザニアみたいなイメージでおっしゃっているのかな。今後のスケジュールとして、13日が能登町の能登高校、14日が穴水町の穴水中学校、20日は七尾市、21日はオンライン、28日は志賀町文化ホール、29日は金沢市ですね。会場調整中。副知事も視察に行かれたそうなので副知事からも感想をお願いします。

副知事

   先週の土曜日、珠洲の飯田高校で様子を見てまいりました。印象というか、素晴らしいと思ったことが二つほどあります。小さなお子さん連れの方のために、託児所を設けられておりました。そして、カタリバの関係の方が子供さんの面倒を見られていると。それから復興プランの5つの大きなテーマごとに、1つのテーブル6、7人の方が座って、今村代表理事がまず冒頭、参加者の中には勇気を奮って自治体の方が参加されている。そうした方々に、非難めいたことは一切言わないでトークを始めて欲しいということで、アドバイザリーボードの方をはじめ、カタリバの関係者の方がテーマごとにファシリテーターになって、参加者の方がとても意見を言いやすい雰囲気で進んでいたという印象を受けました。そして、これは既に知事の方からも指示が出ておりますけれども、今回はNPO法人の方に全面的に協力いただきましたけれども、今後はNPO法人の協力をいただきながら、県がより主体的になり、機会を捉えて、今回だけじゃなくて機会を捉えて今後もやっていく意義が私もあると思いますので、そのようなことを、これから検討していく必要があると思っております以上感想です。

知事

   担当は高橋企画振興部長でありますので、復興プランの取りまとめに向けて、引き続きお願いしたいと思います。

   いしかわ動物愛護センターの開所、待ちに待っておりました。動物の保護、譲渡の推進、普及啓発の拠点として設置。3月末にセンターは竣工いたしまして、今週末、4月14日に開所式となります。今回の震災によりまして、被災地で飼い主とはぐれたペットの保護、返還、或いは飼い主が飼えなくなったペットの譲渡などを中心に4月16日から実施します。ドッグランの供用開始の7月下旬には、グランドオープンのイベントを開催いたします。皆さんも、ご参加いただければと思います。施設の概要は、県の森林公園内です。津幡町ですね。構造は木造平屋建て、県産材を活用し約1,000平米ございます。収容棟数は、最大でワンちゃんが30頭、猫ちゃんが70頭です。北陸最大級となる2,000平米のドッグランも併設予定であります。なんと、ドックランとしては珍しい雨に濡れないで、ワンちゃんが楽しめるドッグランも、これは日本海側最大ですね。小松市にある南部小動物管理指導センター、ここの飼育動物の管理、譲渡などの業務も移管することになります。これ、能登のも移管するの。輪島にもいたはず。輪島のも移管するのか。輪島で保護されたワンちゃんと猫ちゃんを見ました。コンクリートの中に、そのまま檻を置いて、ワンちゃんと猫ちゃんがいるだけなので、あれはかわいそうです。早く移してあげてください。外観はこんな感じであります。特徴としては、譲り受け希望者が動物と触れ合い、相性を確認できるマッチング室を設けてございます。私も見に行ってきましたが、落ち着いて相性の合うペットを選んでいただける環境です。次、病気の検査や怪我の治療などを行う検査・処置室、手術室もございます。石川県獣医師会の方に常駐していただいて、対応していただきます。シャンプーやトリミングなどを行うグルーミング室も綺麗に出来上がっておりまして、ゾーンごとに分けてございます。非常にゆったりとした作りとなっておりますので、皆さんもご利用いただければと思います。

   次は、森林公園の案件でもう一つ。森林公園の一部再開および屋内木育施設の愛称の募集であります。随分と昨年の7月の集中豪雨で傷んでおりまして、ちょっと延期になっておりましたが、園内の主要施設を再開します。再開日は4月27日、ゴールデンウィークにオープンとなります。再開施設は、フィールドアスレチック、バーベキュー場、これは今予約の受け付け中であります。見晴台などであります。屋内木育施設の愛称を募集します。この屋内木育施設は夏休み前にオープンしたいと思っておりまして、オープンに向けて愛称を募集します。応募期間は、4月12日、明日から5月12日の1ヶ月で、応募方法は、県のホームページより応募可能であります。以下、QRコードからアクセスをしていただければ。応募に必要な事項は、愛称、愛称に関する説明、氏名、年齢、連絡先など、皆さんも奮ってご応募いただければと思います。せっかくの木育施設でありますので。結構大がかりでありまして、バーベキュー場も、フィールドアスレチックも。見晴台はとても眺め良いところであります。是非遊びに行ってください。

   いしかわエコハウスのリニューアルオープンであります。地場産センターのところにございます。カーボンニュートラルの実現に向けて、家庭での取り組みの実践を促すために、いしかわエコハウスを最新の省エネ、創エネ技術を体験できるモデルハウスに改修して、4月14日、今週末、リニューアルオープンいたします。エコハウスの外観、ソーラーカーポート、創エネの見える化、水素発生装置、そして巨大ひゃくまんさんです。2.4mでしたっけ。土台から上まで2.4mで、ひゃくまんさんも待っております。これは、エコハウスをZEH化することといたしました。そして見える化し、分かりやすく伝えられるように展示内容を強化いたしました。また、次世代エネルギーの水素を遊びながら体験学習できるスペース、太陽光発電を表示する高さ2.4mのひゃくまんさんも設置しました。また、地元工務店と連携をした住宅セミナーの開催などを行いまして、省エネ、創エネ住宅のモデルハウスとして活用し、県の支援制度でございますので、この利用を促してまいります。例えば、省エネ、創エネ住宅の新築や既存住宅の改修に対してZEHで20万円、準ZEHで10万円、リフォームで5万円などを準備しております。この機会に、お家をZEHに改築していただければと思います。皆さん、宜しくお願い致します。

 

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