ホーム > 連絡先一覧 > 商工労働部産業政策課 > 石川県シンガポール事務所 Ishikawa Prefectural Government Singapore Representative Office > ―シンガポール駐在員便り 2017年10月―
ここから本文です。
石川県シンガポール事務所の田原です。今回も石川県シンガポール事務所の活動を簡単にご紹介します。
先日、シンガポールの髙島屋及び伊勢丹にて、今年7月の商談会で現地バイヤー等から反響が大きかったルビーロマンが販売されました。買い物に来ている方々は、ルビーロマンの粒の大きさや価格に大きな関心を寄せていましたが、その価格ゆえ購入に慎重になる方々の姿が多く見受けられました。一方、シンガポールに集まる周辺国の富裕層の方々は、一人で複数個購入して持って帰ったという話も聞きました。県事務所として、引き続き、ここシンガポールにてルビーロマンのブランディングに取り組んでいきたいと考えております。
ルビーロマン上陸 ルビーロマンフェア
金沢大学の学生が約2週間、シンガポールでの語学研修を目的に来星され、海外生活を体験しながら、シンガポール大学の学生との交流や企業視察などをされていました。事務所としては、学生の皆さんに「海外ビジネスの魅力と重要性」を感じて貰いたいと考え、当地で活躍する日系企業の経営者の方からご講演をいただきました。今回、その講演の中で、私の心に刺さったフレーズをご紹介します。
「世界の経済予測、需要同行などを予測することは出来ないが、人口減少は確実に進行しているのが実情。将来、日本の人口が減り、少子高齢化が加速する中で、市場・生産地として海外を無視することはできないし、住み心地の良い今の日本が、いつまで続くかは分からない。しっかりとした自身の将来のビジョンを持って、しっかりとキャリアを考えて欲しい」「海外で働く日本人は、(日本経済が果たして順調に成長し続けることができるのか)日本の将来を真剣に心配している。また、これまで日本経済に憧れをいただいていた他国政府のトップや外資企業のトップが今では日本経済を心配している状況」という話を聞きました。当然、今働いている我々はより一層頑張ることが必要だと思いますが、次の世代を担う子供達にもよりグローバルな視点で物事を考えることの出来る人間になって貰いたいと感じました。
CROSSCOOP.SINGAPORE 関社長 講演の様子
先日、学校法人金沢工業大学の国際高専の担当者の方々が来星され、意見交換をさせていただいました。2018年4月より白山麓キャンパスにて、大部分の科目を英語で学ぶ欧米型全寮制スクールを導入するとのことでした。3年次には1年間のニュージーランドへの留学があるなど、世界で活躍できる人間を育てるという熱意が、来星された担当者の方々からひしひしと伝わってきました。こうした前向きな取り組みに対して、県事務所としても全力でご協力させていただきます。
シンガポール・ケッペルベイにある和食レストラン「匠」にて、プライムトラベル、加賀屋、県が連携して石川の食文化を絡ませた観光誘客セミナーを現地富裕層向けに開催しました。こうした地道な活動を継続し、石川県の強みである食文化を武器に今後ともインバウンド促進に取り組んでまいります。
「匠」における観光誘客セミナーの様子
先日、ベトナムのホーチミン・ハノイにて日本通運、金沢港運、金沢港振興協会、鉄工機電協会、県が連携して実施したポートセールスに参加しました。訪問させていただいた企業からは、受注状況が絶えず変化し、短いリードタイムの中でいかに輸送にかかる時間を抑えることができるかが重要。金沢港を利用したいというのが本心だが、納期の関係で利用できない場合もあるとのことでした。金沢港の利便性を上げるためにも、今後とも金沢港の利用促進に取り組みたいと考えています。
今回の駐在員だよりは以上となります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
日本貿易振興機構(JETRO)シンガポール事務所
石川県駐在員 田原 雅比古
16 Raffles Quay #38-05 Hong leong Building Singapore 048581 JETRO singapore
TEL:(65)-9008-3297 FAX:(65)-6224-1169
E-mail:Masahiko_Tahara@jetro.go.jp
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください