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更新日:2015年12月1日

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―シンガポール駐在員便り 2015年12月―

シンガポールでの石川の食や伝統工芸のPR

食品見本市「Oishii Japan」出展

10月22日から24日まで、シンガポール食品見本市「Oishii JAPAN」が開催し、昨年に引き続き石川県食品協会が出展し、県内企業9社(上田運輸(株)、(株)越山商店、(株)芝寿し、佃食品(株)、(株)ホクチン、北陸製菓(株)、(株)ヤマト醤油味噌、(株)柚餅子総本家中浦屋、ワコー食品工業(株))が参加されました。会場には東南アジア各国の食品バイヤーや一流レストランのシェフなど多くの食品関係者が訪れ、県産の加工食品や農林水産物を積極的に売り込みました。ブースに訪れたシェフからは「石川県は海や山から様々な特徴ある美味しい食材が取れる『食材の宝庫』。」と評価し関心を示しました。また出展者からは「昨年よりもさらに日本の食品に対する関心が高いと感じた。」とのことであり、今年も展示会は盛況に行われました。今回の展示会をきっかけに県産の食材がシンガポールのレストランに広がっていくことを期待したいと思います。 

シンガポール食品見本市「Oishii Japan」

「発酵食大学」の開催

10月22日、石川の発酵食品を学ぶ「発酵食大学」がシンガポールの料理学校で行われました。石川県内などで発酵食文化やレシピ等を学ぶ「発酵食大学」を運営されている(株)ウーマンスタイルが今回シンガポールで行ったものであり、今回行われた料理学校はアメリカの名門料理学校のシンガポール校で、将来シンガポールのホテルやレストランで活躍する未来のシェフ約40名の生徒たちが参加しました。石川県の醤油や味噌を題材に、製造工程、糀の特色、各地域との違い、味噌を使用したメニュー等を紹介し実演も交えながら講義形式で行われました。現在シンガポールには約1,000件の日本食レストランがあり日本食ブームが続いていることから、料理学校では、特に、健康に良くて安全な日本の発酵食品に注目しており、通常の授業でも生徒たちに味噌の作り方を教えているとのことでした。料理学校の先生たちからは、「今回、発酵食品の産地である石川県から本場の作り方や調理方法など講義していただき、生徒たちにとって貴重な経験になったのではないか」と高く評価していました。また翌々日の24日にはシンガポールの食品見本市「Oishii Japan」の特設ステージでも「発酵食大学」を行い、レストラン等の食品関係者の皆様にもPRしました。

シンガポールの料理学校で行われた「発酵食大学」の様子

「能登酒フェア」の開催

 10月29日、シンガポール日本料理店「Wadatsumi」にて、能登の酒蔵4社(数馬酒造(株)、櫻田酒造(株)、(株)白藤酒造店、松波酒造(株))で結成した能登の酒蔵チーム「能登SAKE4」として、能登の地酒を紹介するフェアを行いました。会場には、招待されたシンガポールのシェフや食品商社、メディアをはじめ、一般のお客様も来店され合わせて30名以上のお客様がお越しになりお店は満席となりました。フェアでは、能登の地酒を、当料理店の原シェフによる海や山の新鮮な食材を使った特別ディナーと合わせて提供されました。招待された食品商社からは「お料理一品一品を引き立てるお酒ばかりで非常に素晴らしかった。」と評価も高く、フェアは好評に終わりました。

 

日本料理店「Wadatsumi」で行われた「能登酒フェア」

山中塗のPR

10月28日、シンガポール伊勢丹スコッツ店で、(株)岡田や漆器の岡田社長が山中塗のPRを行いました。会場では、岡田社長が山中塗のお椀を手にとり、山中塗の特徴をはじめ、山中塗の一つ一つの工程について丁寧に説明されるとともに、実際に山中塗の箸とぎを実演されました。会場には、日本の伝統工芸品に興味のあるたくさんのシンガポールのお客様が集まり、山中塗の商品や岡田社長の実演を食い入るように見つめていました。また来場いただいたお客様には、漆のコースターに金箔を貼る伝統工芸体験も行えるようになっており希望者で殺到しました。会場にかけつけたシンガポールでデザイナーを目指している若者からは「日本の伝統工芸品はすばらしい。日本に行って職人の技を学んでみたい。」と興味を示しました。また訪れたシンガポールのご夫婦からは「こんなに手間をかけて作っているとは知らなかった。きめ細かくて美しい。」と好評であり、当日は漆と蒔絵をほどこしたボールペンが全て完売してしまいました。 

(株)岡田屋や漆器  岡田社長による「山中塗」のPRの様子

 

最後に、10月は、県内企業のたくさんの皆様がシンガポールにお越しになり、食品や伝統工芸品など素晴らしい県産品を積極的にPRされました。当事務所としては、皆様のこのような取り組みを今後とも積極的にサポートさせていただき、県産品の認知度向上を図り、販路の開拓につながるように取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

                                                    

日本貿易振興機構(JETRO)シンガポール事務所

石川県駐在員  成田満
16 Raffles Quay #38-05 Hong leong Building Singapore 048581 JETRO singapore

TEL:(65)-9008-3297   FAX:(65)-6224-1169

E-mail:Mitsuru_Narita@jetro.go.jp

 

 

 

 

 

お問い合わせ

所属課:商工労働部産業政策課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1511

ファクス番号:076-225-1514

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