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更新日:2019年11月1日

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-上海駐在員便り 2019年11月-

小松-上海便の増便と香港アンテナショップのプレオープン

  今年、中国は建国70周年を迎えました。10月1日の国慶節は日本でいう建国記念日であり、1949年同日に北京天安門広場で毛沢東主席が中華人民共和国中央人民政府の成立を宣言した日です。首都北京の天安門広場で記念式典が行われ、70周年を祝して最大規模の軍事パレードが行われました。この70年ほどで、中国のGDPは170倍、貿易額は4,000倍以上となり、大変な経済成長を遂げております。このような中、小松‐上海便の増便に伴い、国慶節明けに知事をはじめとする訪中団が上海を訪れ、当事務所も同行しましたので、今号ではその様子をお伝えするとともに、10月にオープンする香港のアンテナショップについてご紹介します。

■小松‐上海便の増便

 中国東方航空の小松‐上海便は、これまで週4便体制で運航されていましたが、10月27日の冬ダイヤから、週2便増便され、週6便体制での運航となりました。旺盛なインバウンド需要を背景に最近は8割近い搭乗率を維持していることもあり、県から中国東方航空に増便要請をしておりましたが、日中両国の航空協定に基づく路線枠の制限がネックとなっておりました。この度、中国から地方空港に乗り入れる便の上限が撤廃されたこともあり、11年ぶりの増便が実現しました。  

 増便に伴い、10月7日から9日にかけて、谷本石川県知事や櫻本福井県副知事をはじめとする上海訪問団が中国東方航空本社を訪れ、董波(とうは)副社長と会談を行いました。 会談の中で、知事から増便に対する謝意を伝えるとともに、デイリー化に向けた要請を行いました。董波副社長からは、「週6便化後の実績をみて慎重に判断する必要があるが、将来的なデイリー化の実現を『楽観視』している」旨の前向きな発言がありました。その後、中国に進出している石川・福井両県の企業との懇談会を行い、現地の最新状況について「生の声」を聞くとともに、小松‐上海便を積極的にビジネス利用いただくよう呼びかけました。

 なお、ちょうど昨年の同時期にも福村県議をはじめとする日中友好促進石川県議会議員連盟の訪中団に同行した際、董波副社長との会談において増便要請していた場面が思い返され、今回は増便が実現しての訪問となり、そして今後私のような中国駐在員や石川・福井両県からの出張者等も実際にそのフライトをビジネス利用することとなり、平成16年の定期便就航以降、着々と小松‐上海便が発展していることを体感しております。

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(写真1:知事の中国東方航空訪問)

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(写真2:上海での企業懇談会)

 

■香港アンテナショップ・プレオープン

 次に、今年度新たに実施する「海外アンテナショップモデル事業」についてご紹介したいと思います。当事業は、これまでのB to Bのバイヤー開拓の取り組みに加えて、直接、現地の消費者に県産品をアピールすることにより、県産品の販路拡大を一層支援するB to Cの取り組みで、香港とシンガポールの高級百貨店において期間限定でアンテナシップを開設するものです。 香港においては、「香港そごう」12Fで、10月23日から約3か月間開設することとしておりますが、それに先立ち、10月9日から「香港そごう」10Fのイベントスペースで輪島塗や加賀水引、九谷焼、山中漆器など、石川県の伝統的工芸品の販売を行なっています。このプレオープン後間もなく、すでに商品を購入された方々もいらっしゃるなど、石川県の伝統的工芸品の魅力の高さが香港の方々に伝わっているものと感じられます。 また、10月30日~11月5日、11月18日~11月24日の期間中、「香港そごう」地下2Fにおいて、日本酒や調味料など石川県ならではの食品も販売し、12Fのアンテナショップと連動させることで、双方への誘客の仕組みを作ってまいります。これらの様子につきましては、アンテナショップの本オープンとあわせて、次号以降でお伝えしたいと思います。

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(写真3:香港アンテナショップのプレイベント)

お問い合わせ

所属課:商工労働部産業政策課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1511

ファクス番号:076-225-1514

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