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ホーム > 県政情報・統計 > ようこそ知事室へ > 知事のホームページ - 知事の発言集 - 記者会見の要旨 > 平成30年度知事記者会見:平成31年度当初予算について > 知事記者会見(平成31年度当初予算) - 平成31年2月15日 - 1.いしかわの個性の磨き上げと交流基盤を活用した交流の拡大

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更新日:2019年2月22日

知事記者会見(平成31年度当初予算) - 平成31年2月15日 - 1.いしかわの個性の磨き上げと交流基盤を活用した交流の拡大

主な施策

1.いしかわの個性の磨き上げと交流基盤を活用した交流の拡大

  まず、一つ目の柱は、ここに挙げてありますように「いしかわの個性の磨き上げと交流基盤を活用した交流の拡大」であります。

(1)金沢港の拠点港化に向けた機能強化と賑わいの創出

  その筆頭に挙げるべきは、金沢港ということになるわけであります。

  昭和45年に開港しました金沢港は、経済のグローバル化の進展に伴いまして、貨物・クルーズが急増いたしておりまして、かつてとはその役割が大きく変化しております。

  貨物につきましては、平成19年の世界的な建機メーカーであるコマツの工場立地を契機に、コンテナ貨物の取扱量が飛躍的に増加してきまして、昨年は3年連続で過去最高を更新いたしました。

  また、クルーズ船につきましては、北陸新幹線の金沢開業による、いわゆる「レール&クルーズ」も追い風にいたしまして、寄港数は増加しておりまして、今年は昨年の47本を上回り、50本を超える見込みということになっています。

  2020年には開港50周年をこの金沢港は迎えることになるわけでありますが、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、一層、飛躍をしていけるように、貨物とクルーズの両面で港の機能強化を進めるとともに、荷主への助成や海外クルーズ見本市への出展など、さらなる利用促進を図ってまいりたいと考えております。

(横浜港と連携によるクルーズ船の誘致)

  このような中、昨年、締結しました連携協定に基づき、日本屈指の寄港数を誇る横浜港と、海外ラグジュアリー船の寄港数が多い金沢港が、それぞれの強みを生かして、共同でクルーズ船の誘致に取り組んでいくということにいたしました。

  具体的には、昨年、金沢港の魅力をPRしましたオーストラリアで開催される旅行博覧会への出展など、海外富裕層を対象としたラグジュアリー船の誘致や、両港とも日本の中央部にあり、新幹線で結ばれているという地理的な特性を生かして、日本人に合った、いわゆる短期間の「レール・アンド・クルーズ」、こういった商品の開発にも取り組み、さらなる需要開拓につなげていきたいとこのように考えております。

  また、港の整備にあたりましては、金沢港を、物流・クルーズの拠点港としてだけではなく、年間を通じて新たな賑わいの拠点とするという視点からも、様々な工夫を講じているところでもあります。

金沢港の賑わいの創出(ライトアップ)

金沢港の賑わいの創出(ライトアップ)(JPG:110KB)

(パネル「金沢港の賑わいの創出(ライトアップ)」で説明)

  まず、夜間の賑わい創出に向けましては、ターミナル本体や無量寺ふ頭をライトアップをして、周辺の散策を楽しめるようにするほか、対岸に位置する五郎島ふ頭から金沢港大橋にかけまして、水際に連続的に光の演出を施すとともに、港湾特有の施設でもありますガントリークレーンや五郎島ふ頭の係留船のライトアップにより、金沢港全体で幻想的な景観を創出したいというふうに考えているわけでございます。

  これは金沢港側から見た対岸ということですが、ここにはライトアップして光の演出を行うということにしておりますし、これが金沢港大橋、ここにもライトアップをきちっとやるということにしております。これが実は海上保安庁の巡視船なのですが、巡視船にも協力をしていただいて、夜はここに停泊しておりますから、これもライトアップする、これは石川県の取締船、これもライトアップに協力していただくとしていますし、そしてこのガントリークレーンもですね、ライトアップをして、この水面にガントリークレーンが映り込むというわけですね、こういう景観をぜひ創出したい。そしてクルーズターミナルそのものをこれからこういう形でライトアップをするということにしておりますし、このクルーズターミナルの前の五郎島ふ頭、ここもいわば、なんていうんでしょうかね、九谷五彩といったそういう照明を使って、こういう変化をですね、持たせたい。ここにやっぱり人が集まれるような、そんな仕掛けづくりもしていきたいというふうに考えているわけであります。

金沢港の賑わいの創出(港周辺の景観)

金沢港の賑わいの創出(港周辺の景観)(JPG:205KB)

(パネル「金沢港の賑わいの創出(港周辺の景観)」で説明)

  また、港のエントランスとなる金沢港交差点の無電柱化と、戸水ふ頭の上屋の撤去を行いまして、50メートル道路から金沢港を望む景観も、大きく変貌を遂げるということになります。

  そして港内には、50メートル道路から直接進入できる道路を設けまして、無量寺ふ頭へのアクセスを向上させるほか、乗船客や観光バス、一般利用者の駐車場、合わせて900台。これも十分に確保したいというふうに思います。

  ターミナル周辺には、季節感あふれる花木と草花で彩る緑地を設けまして、乗船客や県民の皆さん方の海を望む憩いの空間にしていきたいとこのように考えております。

  これが現在の50メートル道路から見た戸水ふ頭ですね。ここにでっかい貨物上屋がありますので、これが邪魔しているということですね。これを東部工業用地に貨物上屋をつくりましたので、これはもう用がなくなったということで、これは取り壊しをいたします。それでこの50メートル道路からまっすぐ港へ入っていける道路を整備します。そうすると戸水ふ頭にクルーズ船が停泊すると、こういった景色が見えるということになるんで、金沢港の風景が大きく変わってくることになると思います。そして50メートル道路からまっすぐ入ってそのままずっと無量寺ふ頭まで行く、そして一般見学者用、乗船客用、あるいはツアーバス用、職員用のそれぞれの駐車場を設けます。全部で900台ですね。十分余裕のある駐車場になると思います。そして金沢港のクルーズターミナル2階のセミナールームから窓越しに金沢港を見た、こういう景色が見えてくるということですね。ほとんど枠は設けない。全面ガラス張りという形にしたいと思います。

  それからもう一つ、金沢港の植栽については、最初は落ち着きのある松の木を植えようかという話がありましたが、松の木はクルーズでお越しになったみなさま方に感動を与えることにはならんだろうという、やはり春は桜とかね、ツツジだとかこういうカラフルな様子をお見せしたほうが、私はクルーズで来られた特に海外のお客様の感動を呼ぶんではないかということで、港側から50メートル道路の方向を見た景色ですね、ここはこういうかたちで四季折々の彩りでこの緑地をこういうかたちで置いて、だから松の木の植栽はやめることにしました。こういうかたちでやれば非常に来られたお客さんは大変喜ばれるんじゃないかというふうに思っているわけであります。

  また、クルーズターミナルでありますけれども、海の眺望を存分に堪能できるそのセミナールームとかレストランを設けますほか、子どもさんから大人までが、楽しみながら金沢港について学べる学習・体験機能を備えるということにいたします。

  そして、冬場はクルーズ船が寄港いたしません。そういう期間においては、CIQや待合エリア、こういう大変広い空間でありますから、ここをイベントとかスポーツの場、親子の屋内の遊び場としても活用したいというふうに考えておりまして、乗船客以外にも、人が集まるさまざまな工夫を講じるということにいたしております。

(2)東京国立近代美術館工芸館の移転整備と工芸文化の発信

国立工芸館の移転整備と工芸文化の発信

国立工芸館の移転整備と工芸文化の発信(JPG:158KB)

(パネル「国立工芸館の移転整備と工芸文化の発信」で説明)

  次に、国立工芸館の移転整備については、展示室や収蔵庫となる鉄筋コンクリート部分の組み立てがおかげさまで終了いたしました。現在、第九師団司令部庁舎と金沢偕行社の移築工事など、本年秋の完成に向けまして、鋭意、整備を進めているところであります。

  建物の完成後は、展示室や収蔵庫が作品を扱うための適正な環境となる、いわゆる「からし期間」というのをどうしても置かなければいけないということでありますので、からし期間を経て、東京オリンピック・パラリンピック前の開館を目指すということにいたしております。

  東京オリンピック・パラリンピックは、スポーツの祭典であると同時に、文化の祭典とも言われております。国立工芸館のオープンに合わせまして、本県文化を発信する絶好のチャンスでもあると思います。

  そこで、今年秋から来年にかけまして、兼六園周辺文化の森を中心に、本県ならではの多彩な文化イベントを展開していくということにいたしております。

  これら文化事業全体をコーディネートする、いわば舵取り役として、県庁内に、部局横断の連絡会議を設置いたしまして、早速、国立工芸館開館に向けた気運醸成と工芸文化の魅力発信に取りかかるということにいたしております。

  まず、「国立工芸館名品展」であります。国立工芸館の移転が決定した平成28年度以降、県立美術館で、これまで、「工芸」や「陶磁」、「染織・金工・人形・ガラス」をテーマにして開催してまいりました。それぞれの分野における国立工芸館所蔵の名品の数々を展示し、多くの県民の皆さん方にご鑑賞いただきました。

  4年目となる今回は、「漆工・木工・竹工」をテーマに、本県に最もなじみが深い「漆工芸」の分野から、全国の人間国宝の作品等を中心に展示するということにいたしております。

  そして、名品展の開催時期に合わせまして、県立美術館や歴史博物館で、石川の工芸の歴史を巡る鑑賞ツアーを行うほか、本多の森公園でも、石川の工芸と食文化をテーマとしたイベントを開催するということにいたしております。

  また、からし期間中の国立工芸館の建物、これは当然活用しなければいけないと思っておりますので、開館に向けたプレイベントとして、建物内部の見学や、デジタル技術を駆使して移転作品の紹介を行うツアーなども開催し、兼六園周辺文化の森全体で、開館に向けた気運の盛り上げを図っていくということにいたしております。

  そして、オリンピックイヤーとなる来年は、年明けから様々な文化イベントを開催することにしておりまして、夏の国立工芸館のオープンや、東京オリンピック・パラリンピック、秋には「国際北陸工芸サミット(仮称)」を開催し、1年を通じて切れ目なく本県文化を発信していくと、こういう段取りにいたしております。

  サミットの開催にあたっては、実行委員会を立ち上げ、文化振興のみならず、産業振興の視点も加えた、「工芸王国・石川」の名にふさわしいものとなるように、準備を進めていくということにいたしております。

  国立工芸館の建物は完成はしますけど、からし期間を置けと、こういうことになっていますので、この間は東京からは工芸品をこちらに持ってこられませんので、ただ空き家でほったらかしはもったいないので、ここは建物内部の見学ツアーやデジタル技術を駆使した移転作品の紹介などをさせていただこうと。そういう面での活用は全く問題ないということですから。

  もうひとつは、県立美術館ではこの国立工芸館が所蔵しているこういったものの作品の名品展を引き続き開催する。そして、それ以外にも歴博等も含めてですね、様々な企画展示を行って、それを見る鑑賞ツアーなども開催しようと。本多の森公園ではこういった食文化、工芸をテーマにしたイベントも開催して2019年は盛り上げていこうと、20年はいよいよクルーズターミナルも完成して、鼠多門・鼠多門橋も完成します。そしてそのあと国立工芸館がオープンするということですから、ここはまだ今の段階では来年の話なんでまだ申し上げるわけにはいけませんが、多彩な文化イベントを切れ目なく展開をしていこうということで考えています。

  そして、7月からは東京オリンピックが開催されます。そして、国際北陸工芸サミットは、オリンピックが終わったあと少しここで空きがでてしまうので、ここのところで国際北陸工芸サミットを開催して、1年を通じて多彩な文化イベントを切れ目なく発信していく。こんなことを我々は今考えているわけであります。この国際北陸工芸サミットというのは、もちろん文化振興という側面がありますけど、もうひとつ産業振興という側面をしっかり打ち出した形で我々は設えていきたい。ですから商工労働部が所管をしてまいることになろうかと思います。

(3)金沢城公園の復元整備と魅力向上

  それから金沢城公園の復元整備であります。金沢城公園は、いわば兼六園と並ぶ石川のシンボルとなる公園として、史実を尊重しながら、本物志向の復元整備をこれまで進めてまいりました。

(鼠多門・橋の復元整備の促進)

加賀百万石回遊ルートの形成

加賀百万石回遊ルートの形成(JPG:169KB)

(パネル「加賀百万石回遊ルートの形成」で説明)

  現在、整備を進めております鼠多門・鼠多門橋は、順調に工事が進んでおりまして、東京オリンピックまでの完成を目指しているところでございます。

  この門と橋の完成によりまして、長町武家屋敷から尾山神社を経て、金沢城、兼六園、本多の森公園に至る、延長約2kmのいわば背骨となる「加賀百万石回遊ルート」が形成されるということになるわけであります。

  金沢都心部に、一本の大きな軸が誕生することによりまして、この軸を中心に点在します、江戸・明治・大正期を代表する建造物や、江戸期の庭園などが面的に繋ぎ合わされまして、都心部の歴史と文化の魅力がさらに高まるものと考えております。

  さらに、夜も楽しんでもらおうということで、門と橋をはじめ、ルート沿いの建造物や石垣のライトアップやフットライトの設置によりまして、昼間だけでなく、夜も楽しみながら散策できる観光ルートとして、夜間の賑わいを創出したい、このように考えているところでございます。

  前もこの写真は見せましたけど、鼠多門橋と門が完成すると、尾山神社から見るとこういう景色が見れるということですね。夜はこういう形でライトアップをするということですね。それがここで、ここが繋がりますんで、長町の武家屋敷をスタートして、こう金沢城を通り、それから兼六園へ入り、広坂に戻ってくるという。昼間はこういう回遊ルートをたどって、同時に夜も、この沿道全てをライトアップして、そして夜の観光を楽しんでいただく、こういう設えも、これは県と金沢市と、それから尾山神社、お互いしっかり連携をして、そうした設えもしていこうという、そんな思いでおりますんで、昼間だけじゃなく夜もここで楽しんでいただこうと。

 

(石川県金沢中央観光情報センター(仮称)の設置検討)

石川県金沢中央観光情報センター(仮称)の設置検討

石川県金沢中央観光情報センター(仮称)の設置検討(JPG:160KB)

(パネル「石川県金沢中央観光情報センター(仮称)の設置検討」で説明)

  そして、回遊ルートの形成により、金沢の街なかから兼六園周辺文化ゾーンにかけて、まち歩きをされる観光客の更なる増加が当然見込めるわけであります。

  一方、新幹線開業効果が持続していることに加えまして、今後、東京オリンピック・パラリンピックを皮切りに、世界的なイベントが続くことで、国内外からの観光客の更なる増加が見込まれることもありまして、国道157号、通称「百万石通り」と言っておりますが、ここの武蔵ヶ辻から香林坊にかけて、ホテルの建設ラッシュが続いております。

  こうしたことを踏まえ、金沢市中心部にお越しになる観光客の皆さん方に、街なかの観光情報をきめ細かく提供するため、金沢市とも連携をして、回遊ルートと国道157号の結節点となる金沢ニューグランドビルの1階部分に、観光案内を行う「石川県金沢中央観光情報センター(仮称)」を新たに設置することとし、具体の機能などの検討に着手をするということにいたしました。

  我々も調べてみて初めてわかったんですが、既存のホテルは元々この百万石通り沿いには、この黒の点ですけど、これが6軒あったんですが、それにプラス、予定も含めて11軒のホテルがですね、ここにずっとこれから整備をされるということになるわけです。ですから6軒が17軒になって、ざっとこの百万石通り沿いにホテルが3倍に増える。金沢市全体で見れば1.7倍なんですが、ここの所に限って言えば、これは約3倍に増えるということになりますから、当然ここはホテルに宿泊されるお客さんの往来が、非常に頻繁に行われるということになります。そして我々は、ここの「加賀百万石回遊ルート」ですね、鼠多門橋が整備されることによって、この回遊ルートをきちっとこれから整備をしていきますので、おそらく多くのお客様がここへどんどん集まって来られるんじゃないか、そういったお客様に観光面での利便性を供与する必要性があるだろうということで、ニューグランドビルの1階に、この中央観光情報センターを設けて、観光面での情報提供をしようと、そういうことを今考えて、これは金沢市と連携してやるということですね。

(金沢城の保存活用計画の策定)

  そして、金沢城の保存活用計画の策定であります。昨年の文化財保護法の改正によりまして、文化財について、保存から活用へと大きく方針が転換されましたことから、金沢城については「保存管理計画」を我々は作成をしておりますが、これを「保存活用計画」に改める必要が出てまいりました。文化庁からもそういう要請を受けております。

  また、一昨日、金沢城二の丸御殿調査検討委員会から「復元整備を具体的に検討することは可能であり、特に「表向」の復元整備の可能性は大きい」、こういう中間とりまとめを頂戴しました。

  このことは、復元に向けて大きな拠り所をいただいたという想いでありますし、史跡である金沢城の保存・活用のマスタープランともいえる保存活用計画には、当然この二の丸御殿の整備を盛り込みたいと、このように考えております。

  さらに、この計画は、「活用」がポイントとなりますことから、本物志向で復元した金沢城を国内外にアピールする意味においても、昨年夏の全国知事会で私の方から提言させていただいた、「歴史的復元建造物(仮称)」の考え方についても、この計画の中で私は言及させていただきたいと、このように考えておりまして、早速、文化庁との協議をスタートさせたいと、このように考えております。

(二の丸御殿の復元の検討)

  そして、二の丸御殿の復元でありますが、この秋にも予定されております「最終報告」に向けまして、引き続き調査検討委員会においては、「表向」の優先的な復元を念頭に、復元の根拠資料の議論を深めていただきたいというふうに我々としては考えておりまして、復元整備にあたっては、埋蔵文化財調査は不可欠でありますが、二の丸の敷地は、明治以降、旧陸軍が庁舎を建設したり、その後は金沢大学が校舎を建設してきたことから、相当の遺構がその姿を失っている、こう思われるわけであります。

  このことは、金沢大学が昭和40年代に行った調査でも一部判明をいたしております。

  このため、すべての敷地を埋文調査すれば、多額の費用と期間を要すると見込まれますことから、概ね60箇所をサンプリングして、ボーリング調査を行うことによりまして、本格的な調査が必要な箇所を特定をしていきたい、このように考えております。もう遺構が壊れてしまっている所はね、埋文調査をしてもこれは全く意味がないんで。

  そして、襖絵などの障壁画については、現存はいたしておりません。これはもう焼失してしまったんで、現存はしておりませんが、作家、いわゆる絵師と、虎などの画題が判明しているものも相当あります。こういう絵師がこういう絵を描いたっていうのが、文書で残っているわけですね。なんとかっていう絵師がこういう虎の絵を描いたっていうですね。そういうことがあると、加賀前田家がつくった資料にですね、残されているわけでありますので、作家のこの作品例とか、往時の釘隠しや引き手などの飾り道具の実例をデータベース化する類例調査にも着手したい。この調査をずっとやっていけば、おそらくこんな絵であっただろうということの、おおよその特定は私はできるんじゃないかと思います。

  そして、これらの調査結果は、検討委員会の「最終報告」の中に反映していただきたいとふうに考えております。

(復元に向けての今後の期待)

  そして、これまでは復元の可能性についての調査・検討を重ねてまいりましたが、委員会で中間とりまとめという形で、一定の方向性が示されましたことで、これからは、復元の可能性の調査・検討から、復元を前提とした調査・検討にステージが移行していくということになるわけであります。

 

(4)県内全線開業(第二の開業)に向けた着実な準備

  北陸新幹線については、平成31年度の政府予算案で、4年ぶりに国費が増額され、金沢・敦賀間には前年度を上回る2,638億円、うち本県には904億円の事業費が配分されました。

今般の国費増額は、2023年春の確実な県内全線開業はもとより、敦賀以西の財源確保の足掛かりにもなるものと受け止めており、国においては、速やかに詳細なルートを決定し、環境影響評価を進めるとともに、与党には、切れ目なく着工できるように、財源の検討を精力的に進めていただきたいと考えております。

そして、新幹線の県内全線開業は、本県にとって「第二の開業」でもあります。開業効果を多方面にわたって最大限に発揮させ、県内全域に波及させるため、その準備をしっかりと進めていきたいと考えております。

(県内全線開業に向けたアクションプランの策定)

  県内全線開業に向けたアクションプランについては、本年度中の策定をめざし、策定作業を進めているところであります。

  プランは、「おもてなしの向上」、「食文化の魅力向上」、「歴史・景観を活かした地域づくり」の金沢開業で掲げた3つの柱は継承しながら、

・伝統工芸、ものづくり産業、温泉地の集積や、白山や木場潟などの美しい景観、といった南加賀地域の特色、

・また、関西圏・中京圏との時間距離の短縮や、県内に新たに、2つの新幹線駅ができ、首都圏と直結すること、

・そして、外国人観光客の急増と、東京オリンピック・パラリンピックや大阪・関西万博といった世界的イベントが続くこと、

  こうした延伸地域の特色や状況の変化に対応し、「第二の開業」と呼ぶにふさわしい効果を生み出していきたいと考えております。

(金沢以西の並行在来線の運営に向けた検討)

  一方、県内全線開業に伴い経営分離される金沢以西の並行在来線については、輸送密度が金沢以東区間の7割程度と見込まれるなど、厳しい経営状況となることが予想されています。

  経営を安定させ、県民の足を確保するため、経営や運行に関する基本方針を策定し、経営効率化や利便性の維持向上策を検討するための基礎調査を行うことにしております。

(のと鉄道の安全対策強化への支援)

  のと鉄道は、地域住民の足としてだけでなく、新幹線開業効果を能登に波及させる二次交通機関の役割を担ってきました。

  一方、近年、頻発する豪雨災害や地域鉄道の脱線事故を踏まえ、国は、全国の地域鉄道に対し、さらなる安全対策の強化を要請しております。

  のと鉄道は、生活交通としてはもとより、新幹線の二次交通としても、果たすべき役割は大きいわけであります。

  今後とも、こうした役割をしっかりと果たすため、沿線市町と連携し、3年間で総額7億円の安全運行対策基金の追加造成を行い、鉄道事業の根幹である安全対策に万全を期すことにいたしました。

 

(5)新たな県立図書館の整備推進

新県立図書館 外観イメージ

新県立図書館 外観イメージ(JPG:147KB)

(パネル「新県立図書館 外観イメージ」で説明)

  次に、新たな県立図書館の整備促進であります。新たな県立図書館につきましては、本年より、いよいよ建物の建設工事に着手をいたします。

  建物の外観は、「本のページをめくる」というイメージを表現する、大型パネルとガラスが折り重なる構造として、開放的な眺めとなるように配慮いたしました。      

  こういうことですね。これは真南の方角から眺め。これは本のページをめくるようなね、この間はガラス窓という形になってますんで、ちょっと変わったですね、設えということになろうかと思いますし、大変特徴のあるですね、図書館の外観ということになろうかという風に思います。

新県立図書館 閲覧エリア

新県立図書館 閲覧エリア(JPG:218KB)

(パネル「新県立図書館 閲覧エリア」で説明)

  そして、新しい図書館は、県内全域から多くの県民の皆さん方に、ご利用いただきたいと考えておりまして、内部にも様々な工夫を凝らしております。

  まず中央の閲覧エリアでありますが、従来の方法にとらわれず、利用者の目線に立って図書をですね、配置をしたいというふうに考えておりまして、例えば、季節や話題となっているニュースなど、時節に応じたテーマに沿って、関連する図書をまとめて並べる。ざーっとアイウエオ順に並べるというだけじゃなしに、そういう季節や話題になっているニュースなどを一つ横にして並べるというそんな工夫もしたいと思いますし、背表紙を向けて並べるというですね、従来の図書館はそういう形だけど、そうではなく逆に表紙を見せるっていうですね、そんな工夫もして、館内を「めぐり」ながら、本との出会いを楽しめるようにですね、したいというふうに考えています。

  それがこれですね。これが図書館3階建ての2階から見下ろした形が、こういう形になるということですね。こう円形状ですから。ここは全体の案内場所ですから、ここでいろいろ見ていただいて、図書館でずーっとめぐりながらですね、本の検索をするという。こういう形にですね、なるということですね。

新県立図書館 児童エリア

新県立図書館 児童エリア(JPG:163KB)

(パネル「新県立図書館 児童エリア」で説明)

  一方、児童エリアについては、現図書館の約5倍のスペースをですね、確保するということにいたしました。

  これは1階のここまでがオープンスペースで、こっから向こうは図書館ですけども、1階の入ったここのところですね、ここのところが児童エリアとなると。ここはお子さんがいくら騒いでも、図書館には騒音が伝わらないという形になっております。これが現図書館の5倍のスペースを確保いたしまして、高さや空間に変化をもたせた半円形の空間になっておりますが、この赤が「幼児・保護者ゾーン」ですね。で、こっちが小学生ゾーンになると。

  ここはそういう区分けをいたしまして、「幼児・保護者ゾーン」は、幼児たちに「遊び場」を思わせるということで、図書館に来ること自体が楽しみになるようにしたいというふうに考えております。

  また、「小学生ゾーン」では、多様な書架やテーブル、椅子の配置を工夫することによりまして、小学生が、ゆっくりと読書を楽しめるようにしたい。こんな工夫を凝らしたいと思っております。

  そして、昨年度からは、発刊される児童書を全て購入をいたしておりまして、児童向けの図書の充実を図っているほか、子育てに関する図書も配架をいたしまして、親と子が共に読書を楽しむことで、小さい頃から本に親しんでいただける、そんな図書館としたいと考えております。

  加えて、建物入口付近には、講演会やミニコンサートが開催できるイベントスペースでありますとか、カフェスペースなどを設けまして、図書の貸出・閲覧以外の方でも、気軽に訪れていただけるようにすることで、賑わいのある図書館にしたい。このように考えております。

  多くの方に親しんでいただけるよう、これだけの設えと工夫を施した図書館は、おそらく全国にも例がないのではないかと考えております。

  図書館の規模についても、現在の3倍となる約30万冊の開架図書と約500席の閲覧席、さらには、今後半世紀を見据えた約200万冊の収蔵能力を持つ書庫を備えまして、近年開館した都道府県立の図書館ではトップクラス。ということを申し上げても言い過ぎではないと思います。

  今後とも、文化立県・石川の新たな「知の殿堂」にふさわしい図書館となるよう、様々な工夫を凝らしながら、2021年度中の建物の完成に向けまして、しっかりと整備を進めてまいりたい。このように考えております。

  また、図書館へのアクセス道路については、小立野通りから図書館までを優先的に整備を進めておりまして、開館に合わせて供用できるよう、用地買収を進めるとともに、これも工事に着手をするということにいたしております。

(6)いしかわスポーツマイレージの開始

「いしかわスポーツマイレージ」による県民のスポーツ活動促進

「いしかわスポーツマイレージ」による県民のスポーツ活動促進(JPG:179KB)

(パネル「いしかわスポーツマイレージ」による県民のスポーツ活動促進」で説明)

  東京オリンピック・パラリンピックを契機に、県民の皆さんのスポーツに親しむ意識を醸成するため、スマートフォン・アプリを活用した「いしかわスポーツマイレージ」事業を、来月15日からスタートさせるということにいたしております。

  ウォーキングやランニング、試合や大会の観戦、スポーツイベントへのボランティア参加など、全国で初めて、スポーツを「する」「みる」「ささえる」の3つの活動に対してポイントを付与し、獲得したポイント数に応じて、県産品や協賛企業からの特典が抽選でもらえる仕組みといたしております。

  企業の協賛のもと、季節ごとのキャンペーンも実施し、県民の皆さんが、スポーツに触れるきっかけづくりにしたいと考えておりまして、是非このアプリを活用し、スポーツに親しんでいただきたいと思うわけであります。

  私も実際、まだ現物を見たことがないので。「する」「みる」「ささえる」この3つをポイント化していこうということでこれは全国で初の試みです。

  「する」はウォーキング・ランニングです。何歩以上歩けば何ポイントとポイントがあたる。それから試合を観戦する。これは試合会場にQRコードがあって、それをかざせばそれでポイントがいくらかもらえる。あとは「ささえる」。要するに石川県のチームをボランティアとしてささえていただく。そのボランティア参加1回につき何ポイントとかポイントを全部カウントしていって一定のポイントがたまったら抽選できる権利を与える。抽選で当たれば、能登牛とかルビーロマンとかひゃくまん穀とかがもらえる、そんな仕組みづくりです。

  おかげさまで協賛企業が何社か今手を挙げておられまして、その協賛企業とともに春、夏、秋、冬、キャンペーンをやります。そのキャンペーンの際に協賛企業からも何か商品を出していただく、そんな形にしていけば、企業の皆さんにも参加していただける。そして、スポーツの裾野がどんどん広がっていく。県民の皆さん方にもポイントをため、楽しみながらスポーツをし、スポーツを見て、スポーツを支える。こういう形でずっと輪が広がっていけば非常にいいのではないかと。ぜひご期待をいただきたいというふうに思います。

(7)木場潟公園の整備(東園地の整備、西園地のライトアップ)

木場潟公園東園地の整備

木場潟公園東園地の整備(JPG:204KB)

(パネル「木場潟公園東園地の整備」で説明)

  南加賀を代表する都市公園であり、南加賀地域の観光交流拠点として年間70万人の方が利用する木場潟公園については、現在、東園地の整備を進めております。

  整備にあたっては、コマツから、全面的に協力をいただけることとなりました。先日、協力協定を締結したところであります。

  県とコマツは、これまで、間伐材のチップ化によるエネルギーとしての再生利用や、地下水冷房装置を活用したトマトの夏越し長期栽培に取り組んでおり、こうした技術を、できる限り活用するとともに、コマツから温泉水や地下水も提供いただくことで、足湯や収穫体験の場を設け、賑わいある里山として再生したいと考えております。

  なお、コマツが整備区域内で所有する用地の無償での提供についても、前向きな回答を頂いており、コマツの全面的な協力のもと、里山に人の手を入れて、新たな魅力を創造し、人を呼び込むという、「新たな里山再生のモデル」を目指していきたいと考えております。

  こうした、ものづくり企業と協力した里山再生のための都市公園整備は、全国でも例がない取り組みであり、県内全線開業までに第一期整備区域を供用できるよう、造成工事と利用拠点施設「里山交流ハウス」の基本設計に着手するということにいたしております。

  また、西園地では、民間のカフェレストランがオープンし、昼間だけでなく夜間の利用も進んできていることから、桜やヨシなどのライトアップや、芝生に湖面の揺らめきをイメージした光の演出を施し、夜間の魅力向上を図ることにいたしました。

  年頭の記者会見でも説明しましたが、第一期はこの赤いでくくったところ。コマツさんには全面的に協力いただくということで、コマツさんがこれまで培ってきた間伐材をチップ化する機械、この設備をコマツさんはお持ちですから、間伐材を半割する機械、これをチップにする機械、これをペレットにする機械も全部お持ちで、全部提供していただいて、このペレットをペレットボイラーの燃料としてこれを活用して、里山交流ハウスの暖房の一部としてこれを活用する。

  この松風荘では温泉を掘り、温泉を使っておられますので、この温泉をこちらへ給湯していただいて、足湯としてこれを活用したり、そしてこの農業体験ハウスの暖房用にこれを使う。地下水は冷房用にこれを使って、夏はトマトを栽培したり、冬はベビーリーフとかエアリーフローラの栽培をこの体験ハウスで行う。こういったことを県民の皆様にお越しをいただいて広く体験をしていただくということですから、従来の里山再生、里山資源の活用とは少し様子を異にしたコマツさんがお持ちの最新技術を駆使した形で里山の再生を図り、里山資源の活用を図る。私は県民の皆様だけではなく、全国から里山再生の一つのモデルとしてご視察をいただきたい。そんなことも念頭に置きながら、この活用策をぜひ考えていきたいと思っております。

(8)広域道路ネットワークの整備

  のと里山海道の柳田~上棚矢駄間の4車線化については、整備効果の早期発現のため、上棚地内のゆずりレーンを南側へ延伸する工事を進めてきたが、工事が順調に進捗していることから、東京オリンピック・パラリンピック開催前としていた当初の予定を前倒しし、来年春の供用を目指すことになりました。

  さらに、間断なく4車線化を進める観点から、柳田インターチェンジから続く急勾配区間の工事を加速させると同時に、ゆずりレーンの南伸区間と急勾配区間に挟まれた区間についても、新たに工事着手することにいたしました。

  これにより上棚インターチェンジから柳田インターチェンジの大半の部分が4車線化が実現することになります。これで能登と金沢間の時間距離はさらに短縮されることになります。

  また、加賀地域においても、加賀海浜産業道路の手取川架橋区間と南加賀道路のJR跨線橋区間について、県内全線開業までに完成・供用する目処が立ちましたほか、加賀温泉駅から大聖寺市街地へのアクセス道路である大聖寺道路についても、来年度から工事に着手することにいたしております。

今後とも、県内各地の時間距離の短縮による人とものの交流拡大に向けまして、道路ネットワークの整備を進めていきたいと考えております。

(9)航空ネットワークを活かした交流の促進

  小松空港については、国内線・国際線ともに利用者数が前年を上回って推移する中、昨年末には、30年近い誘致活動が実を結び、香港便が「夏ダイヤ」限定ではありますけれども、定期便として新規就航が実現いたしました。

  小松空港にとって11年ぶりとなる新たな国際定期路線であり、安定運航のため、需要をしっかりと確保する必要があると考えております。

  このため、来月、香港便を運航するキャセイパシフィック航空を訪問し、私から直接、就航のお礼を申し上げるとともに、現地の旅行会社を訪問し、本県への送客の協力要請を行うほか、チャーター便が運航していた時代にはなかった夏場の誘客や、県内発の旅行商品の造成支援など、福井県とも連携し、インバウンド・アウトバウンド双方での利用促進に積極的に取り組んでいきたいと考えております。

  一方、のと里山空港については、16年目の搭乗率が、冬場に入っても、過去最高の利用者数となった15年目をさらに上回る水準で推移しております。

  天然ふぐや能登牛など能登の食を取り入れた旅行商品が首都圏の皆さんに好評とお聞きしており、引き続き、こうした能登の魅力を生かした旅行商品の造成支援などにより、首都圏からの誘客に取り組むとともに、地元利用に対しては、ファミリーや若い世代のマイ空港意識の向上を図り、利用者の上積みを図っていきたいと考えております。

(10)東京オリンピック・パラリンピック、新幹線敦賀延伸を見据えた誘客の強化

  次に、新幹線の開業効果、今も続いているわけでありますが、これを来年の東京オリンピック・パラリンピック、その3年後の県内全線開業、そして、2025年の大阪・関西万博に向けまして、しっかりと持続・発展できるように開業効果の持続要因を分析して、それを踏まえて、戦略的に誘客を強化をしたいと考えております。

1.戦略的な海外誘客の強化

  1つは海外誘客であります。外国人宿泊者数が金沢開業前の2倍を超えるなど、「ほっと石川観光プラン」に掲げる、2025年の海外誘客100万人の目標達成に向け、順調にことは推移をいたしております。

  特に、アンケート調査の結果からは、本県を訪れる目的として、歴史や伝統文化と回答した方の割合が、全国よりも高く、また、本県は全国に比べ、欧米やオーストラリアからの旅行者の割合も高くなっております。

  さらに今年から来年にかけては、ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックにより、訪日外国人観光客のさらなる増加が見込まれるわけでありますが、オリンピック・パラリンピックは、欧米豪の観戦者が多いというデータもございます。

  そこで今年は、欧州での誘客活動を強化するとともに、文化施設が集積する兼六園周辺文化の森において、各施設の外国人受入体制の強化を図るとともに、外国人向けの文化体験イベントや通訳付きガイドツアーを実施するなど、外国人誘客の取り組みを強化することにいたしました。

 

2.いしかわの魅力発信と新たな魅力づくりによる石川ファンの拡大

  次に国内誘客であります。国内誘客では、金沢開業を機にJR等と連携した情報発信を強化してきたことで、本県の日本らしい魅力が全国に認知され、首都圏のみならず、全国から本県への誘客拡大につながっております。

  そして、来年は、金沢開業5周年を迎えることになるわけでありまして、JRからは、年間を通じた通常のキャンペーンに加えまして、開業後、最大となる誘客キャンペーンを行うと聞いておりまして、県もこれに呼応し、JRとの連携による人気アニメキャラクターを活用した企画ツアーの実施でありますとか、東京駅構内での観光物産展の開催など、一層の誘客PRを展開していきたいと考えております。

  一方、県内全線開業を見据えまして、関西での取り組みのギアをさらに一段上げるということにいたしました。関西では初開催となる日本最大級の旅行博「ツーリズムEXPOジャパン」において、石川の魅力だけでなく、新幹線の県内全線開業と将来の大阪延伸を強くPRしていくということにいたしております。

  さらに、旅行会社と連携して、本県への旅の魅力を発信できる旅行会社の担当者を「いしかわ観光コンシェルジュ」として、首都圏・関西圏の主要店舗の窓口に配置して、本県への送客を強化するということであります。

  これは旅行会社の社員さんにその支店の窓口で、来られたお客様に特に石川県のPRをしていただくということだそうでして、そんなことができるのかと担当に問い合わせましたら、石川県だからやってあげるんだと、石川県にはそれだけ紹介する素材がたくさんある、だから石川県のことを強力にアピールする、させて欲しいと、こういうことになったようであります。

  併せて、体験型観光素材の開発の支援でありますとか、若い女性やシニア層など旅行意欲の高い世代への情報発信など、ニーズやターゲットを絞った効果的な観光誘客を進めてまいりたいと考えております。

  また、今後、県内全線開業や大阪・関西万博の開催など、本県の観光誘客にとって重要な出来事が続くわけであります。

  これらを本県の観光誘客に最大限に生かすため、観光事業者や有識者からなる検討会を設置しまして、各地域の魅力づくりや、国内外へのPR戦略を専門的な見地から検討を行いまして、2020年度に予定している「ほっと石川観光プラン2016」の改定に反映させまして、今後の観光施策の立案に生かしていきたいと考えております。

(11)いしかわ動物園の魅力アップ

(開園20周年記念リニューアル整備)

  次に、いしかわ動物園であります。おかげさまで、いしかわ動物園は、本年10月に開園20周年を迎えることになりました。夏以降、記念キャンペーンとして記念展示やナイトズーなど、様々な特別イベントを開催するということにいたしております。

  また、園舎についても、入園者が見やすいよう、例えば、フクロウ舎の園路側をガラス化するほか、来園者の人気が高い、動物とのふれあいを充実させたいと考えております。

  具体的には、カンガルー舎に、展示エリアの中に入り、観察やエサやり体験ができる園路を設けるということにいたしておりまして、来年春の供用を目指して、改修に着手するということにいたしました。

  オスはあぶない、蹴られるからね。オスはちゃんと檻の中に入れておき、メスだけを出してくる。メスは蹴ったりしないそうです。頭をなでたり、エサやりが実際できるということですから、そういう体験型の仕組みを導入すれば、さらにいしかわ動物園が魅力あるものになっていくのではないかと思います。

(ライチョウの飼育繁殖・公開)

ライチョウの公開展示

ライチョウの公開展示(JPG:160KB)

(パネル「ライチョウの公開展示」で説明)

  次は、ライチョウの飼育・繁殖であります。ライチョウの飼育・繁殖については、昨年6月に人工ふ化に成功しました3羽がおかげさまで順調に成育しております。来月15日からは、全国5か所の飼育施設で、一斉に公開展示を開始することになりました。

  公開にあたりましては、動物園の「ライチョウの峰」を改修して、全国で唯一、近縁種のスバールバルライチョウとの比較展示を行う専用施設として整備するということにいたしております。

  展示施設では、2種類のライチョウの生態や特徴などを映像も交えて分かりやすく紹介するほか、成鳥やヒナ、卵について、ぬいぐるみや模型を作って、実際ライチョウがどれぐらいの重さなのか、体験をしていただく。こんな体験型の展示も行うということにしました。

  県民をはじめ多くの方々に、本物のライチョウの生態を直接ご覧いただくことは、種の保存の重要性を伝える上で大きな意義があると思います。公開に向けて、準備に万全を期してまいりたいと思います。

  これが従来のライチョウの峰で、全ての展示室に今までスバールバルライチョウを入れていたのですが、今回ライチョウが3羽誕生しましたので、この2つをライチョウの展示室に切り替える。こちらはノルウェー産のスバールバルライチョウを展示するということですから、両方のライチョウの実物を窓越しに見ることができる。

  そしてここではライチョウの着ぐるみを作って、これはトキですけど、それをまとっていただいて、例えば記念撮影をするとか、ここではライチョウや卵のぬいぐるみを実際に抱いてみて、ライチョウは実際どれぐらいの重さなのか、実物を抱くことはできないので、そういった体験をここでしていただいて、ライチョウに対する親しみを覚えていただければ、そして県民の皆さん方にライチョウを保護することの重要性を理解していただければ、こういうふうに思うわけであります。

 

 

以上

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