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更新日:2017年10月24日

―上海駐在員便り 2017年10月―

県産食品の香港における販路開拓支援

 

 上海でこの145年で一番暑いと言われた夏も、9月中旬辺りからようやくその暑さに陰りがみえ始め、朝晩過ごしやすい季節となりました。

 日本の夏とは違い、こちらでは省エネという概念がまだ根付いていないのか、外は溶けるような暑さ、室内はガンガンに効いたエアコンで凍えるような寒さということが往々にしてあります。特にその傾向が顕著なのが香港で、夏の香港は高温多湿で一歩外に出れば、肌に服が張付くほど、不快指数が明らかに高そうな高温多湿ですが、涼をとろうと室内に入ると半袖では風邪を引いてしまうほどの凍てつく寒さです。そのため夏の香港出張には、長袖のシャツもしくは羽織るものが必須です。

 毎年8月には香港の夏の風物詩と言っても過言ではない、香港フードエキスポと呼ばれる食の展示会が開かれるため、私も夏に香港を訪れる機会が多いのですが、宿を出る際に荷物になるなとジャケットを置いて出て後悔することが多々あります。

 

 余談はそのくらいにして、今年も8月には、そのフードエキスポや石川県企業が参加した現地百貨店の食品フェアのため香港へ出張しましたので、その様子を交え、今号では、県の取り組み及び石川県の食品を取り巻く状況についてレポートしたいと思います。

 

 昨年、石川県へ招へいして県内食品企業と商談をした香港の現地商社が開催する日本食フェアが8月第1週~2週にかけて香港SOGO銅鑼湾店で開催され、調味料や日本酒、お米、お茶を扱う県内食品企業4社が香港を訪れ、期間中店頭に立ち商品の説明や試食販売を実施しました。

 グルメな香港人は、商品についての知識を得ることにも貪欲で、試食をしながら、料理の仕方や、お酒に合う酒の肴についてなど、いろいろな質問をします。買い物の際にコミュニケーションを楽しむ傾向がある様で、フェアにおいても実際に日本から来た方が店頭に立って販売した方が販売金額も伸びるそうです。

 そのため石川県から参加した企業の皆さんも、商品のディスプレイや試食のさせ方など色々と工夫をされておりました。

 また、昨年の同招へい商談会で石川県へお越しいただいた別の商社が、今年5月に九龍半島側の地下鉄黄埔駅前に新たにオープンした、買ったものをその場で調理してもらって食べられるスタイルを売りとした水産品などを取扱う小売店において、醤油やかに酢などの調味料や冷凍のカニカマ、加賀棒茶の取り扱いが早速始まっております。

 石川県にも商談に来てくださった同商社のオーナーいわく、その黄埔地区は、以前は下町でローカル色が強い地域でしたが、現在は土地価格の上昇で裕福な人が増えており、特に年金受給者など中流階級の老人が多い地域とのことです。銅鑼湾などの繁華街は、流行り物には金に糸目をつけない買い物をする人が多いが、黄埔地区は、価値を認めたものに対してお金を使う人が多いと分析しているので、スーパーのようになんでも扱うのではなく、水産品を中心とした質の高いものを集めて、取り扱うコンセプトだということでした。

 まさに石川県の食品企業が得意とするところの、大手企業の製品ほど価格は安くはないが、“ちょっといいもの”がはまったため、今回の取り扱いにつながったのだと思います。

 今回SOGOのフェアで香港を訪れていた企業の商品も一部取り扱いがあるため、出張者の皆さんと一緒に同小売店を訪れました。自分が関わった成果が目に見える形になるということは、私自身も嬉しかったのですが、実際に自社の製品が棚一面に並んでいるのをご覧いただいたことで、企業のみなさまにも香港市場に対する手ごたえを感じていただけたと思います。

 

 また、8月中旬の香港フードエキスポについてですが、同展示会は、香港をはじめとした大陸側からの商社やレストランシェフ、スーパーなどの小売店バイヤーに限らず、一般の方も試食や買出し、食べ歩きのため会場を訪れる大規模な食のイベントであり、今年も日本から約340社が参加しました。

 今年は県内の地方銀行が出展したブースにおいて、石川県企業5社が参加して香港及び香港をハブとした中華圏への売り込みをされました。

 展示会の後、早速商社を通して現地の日系小売店より展示会に出展した商品の問い合わせが私の元にも寄せられております。ぜひ取引に結びつくように本事務所で出来ることはお手伝いさせていただく所存です。

 

 農水省の統計によると、2016年の農林水産物の輸出先は香港が世界トップで、全体の4分の1に当たる1853億円に達したそうです。ただし、香港側から見ると、日本からの輸入額は全体の5.3%と、中国本土、米国、ブラジル、オランダに次ぐ世界5位にとどまっており、観光とともにブームとなっている日本からの輸出についてもこれからまだまだ拡大の余地がありそうですので、本事務所も県産品の販路拡大の一助を担えるよう努めてまいります。

 

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     <香港SOGO銅鑼湾店 日本フェアに出展した県内企業の様子>  <人で溢れかえる香港フードエキスポの日本館の様子>

 

 

 

 日中経済協会上海事務所石川県経済交流室
 石川県駐在員  中 亮介
 〒200336  上海市延安西路2201号  上海国際貿易中心1601室
TEL:86-21-6275-0088   FAX:86-21-6275-2211
  Eメールアドレス:nakajc@shcei.com.cn

 

 

お問い合わせ

所属課:商工労働部産業政策課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1511

ファクス番号:076-225-1514

Email:syoukou@pref.ishikawa.lg.jp

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