水源の森

訪ねてみませんか・・・水源の森

「森と水と人の融合した社会」の創造

林野庁では、豊かで良質な水の源泉であり、快適な環境を形成している我が国の代表的な「水源の森」を平成7年に100地区選定しました。本県では2つの森が選ばれ、森林整備や歩道の開設を進め、利用の促進を図っています。

石川県の一大給水源
小原山水源の森（白山市白峰）

白峰緑の村

霊峰白山を源とする手取川の上流にあり、石川県の水がめ手取ダムの重要な水源林で、100万人に水道水、農業用水を提供しています。
この森は熱心な林家によって耐雪性のある桑島スギの大径材の生産を目指しています。
全域が白山国立公園内に含まれ、近くにはキャンプ場や、テニスコート等のある市営「緑の村」があるので、自然とのふれあいを求めて多くの人が訪れます。

DATA

面積 207ha
標高 520～1,010m
森林の種類 スギ、ミズナラ、トチノキ、ミズキ
樹齢 10～80年
保安林種 水源かん養保安林土砂流出防備保安林

小原山水源の森（白山市白峰）地図

明治以降、禁伐にして水源かん養機能を高めてきた
宝達山水源の森（宝達志水町宝達）

能登半島基部にある宝達山を源流とする宝達川の流域で、下流域に水道水や農業用水を供給しています。
風光明媚な景勝地で、山頂からの眺望はすばらしいものがあります。宝達川は「天井川」として有名で下流の田畑が土砂に埋没したこともありました。しかし、明治以降森林の伐採を禁止したことと、適切な治山事業によって川が暴れることもなくなりました。
山頂付近では、山頂公園が整備され、遊歩道や「山の龍宮城」という休養施設モーゼパーク等があり、森林レクリェーションや教育の場として、多くの利用があります。

樽見の滝