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更新日:2017年2月3日

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ノロウイルスについて

ノロウイルスとは?

  1. 人の腸の粘膜で増殖するウイルスです。
  2. 11月から3月にかけて流行し、感染すると胃腸炎を起こします。
  3. 感染した人のおう吐物や糞便中に含まれています。
  4. 85℃以上1分の加熱で死滅させることができ、塩素系漂白剤で消毒することもできます。

どうやって感染する?

  1. 感染者がトイレ後やおう吐後にきちんと手を洗わずに触ったところ(便座、ドアの取っ手、手すり、カーテン等)に他の人が触れて感染することがあります。
  2. 患者のおう吐物の処理が不十分な場合、おう吐物の拭き残し、使用した雑巾が乾燥すると、ウイルスが舞い上がり、それを吸い込んで感染することがあります。
  3. 感染者のオムツを取り換えた際に、糞便(ウイルス)の付いた手を介して感染することがあります。
  4. 感染者の手指を介して食品が汚染され、食べた人が感染(食中毒)することがあります。

感染したらどうなる?

通常はウイルスに感染してから1から2日後に発症します。吐き気やおう吐、腹痛、下痢、発熱が見られます。場合によっては、発症しても症状が出ない方もいます。症状は1から3日で収まりますが1週間から1か月ウイルスが排出されますので、感染者は十分な手洗いが必要です。

感染したと思ったら?

現在、このウイルスに効果のある薬はありません。このため、通常は対症療法が行われます。特に乳幼児や高齢者は、おう吐や下痢で脱水症状を起こすことがありますので、水分と栄養の補給を充分に行ってください。

  下痢止め薬は病気の回復を遅らせることがあるので、使用については医師に相談しましょう。

感染を拡げないためには?

1.手洗いの励行

調理を行う前、食事の前、トイレに行った後、下痢等の患者の汚物処理やオムツ交換を行った後には必ず石けんで手を洗いましょう。

2.おう吐物の処理

ノロウイルスの消毒は、消毒用アルコールは効きにくいため、塩素系漂白剤で行いましょう。

詳細は当所のホームぺージ「感染性胃腸炎の2次感染予防について(PDF:740KB)」をご覧下さい]

  1. おう吐物の処理を行う際は、マスクとビニール手袋を用いて部屋の換気をしながら行ってください。
  2. おう吐物などで汚れた床は、おう吐物を取り除いた後、塩素系漂白剤を含ませた紙などで覆い、消毒しましょう。
  3. おう吐物、使用したビニール手袋、マスク、紙、雑巾などは確実に密封して処分しましょう。
  4. おう吐物の処理に使用した用具は、塩素系漂白剤で浸けた後に洗いましょう。
  5. おう吐物の片づけが終わったら、石けんでよく手を洗い、うがいをしましょう。

3.衣類

おう吐物や糞便で汚れた衣類等を処理するときは、マスクとビニール手袋を用いて、他の衣類と分けて消毒し、洗いましょう。

4.消毒の実施

感染者が使用したトイレの便座や床・壁面、触れた可能性のあるドアの取っ手、手すり、カーテンなどは0.02~0.1%次亜塩素酸ナトリウムを浸した布で拭きましょう。拭いた場所が金属の場合や次亜塩素酸ナトリウム濃度が高い場合は、水拭きをしましょう。

〔詳細は厚生労働省通知「感染症に基づく消毒・滅菌の手引きについて」及び当所ホームページ「感染症胃腸炎の2次感染予防について」(PDF:740KB)を参照〕

5.入浴

感染者の入浴はシャワーだけにするか、入浴する順番を最後にし、使った湯は排水しましょう。

6.その他

  感染者がいる時はタオルを共用しないようにしましょう。

 

保育園、学校、福祉施設などの方へ

ノロウイルス感染症の集団発生が疑われる場合は、すみやかに保健所にご相談ください。

なお、社会福祉施設、介護保険施設等においては、厚生労働者が定める手順に沿って、必要な場合は保健所への報告を行うようにしてください。

〔「社会福祉施設等における感染症発生時に係る報告について」(平成17年2月22日付厚生労働省健康局長、医薬食品局長、雇用均等・児童家庭局長、社会・援護局長、老健局長連盟通知)を参照〕(PDF:157KB)

 

お問い合わせ

所属課:健康福祉部能登中部保健福祉センター 

石川県七尾市本府中町ソ27-9

電話番号:0767-53-2482

ファクス番号:0767-53-2484

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