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更新日:2010年9月21日

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片野の鴨池・飯川のヒヨドリザクラ

片野の鴨池

加賀市片野町

片野の鴨池の画像1片野の鴨池の画像2
県指定天然記念物  昭和44年3月19日指定

鴨池は西が砂丘地丘陵に、北・東・南は松林の丘陵に囲まれた盆地内にあり、広さ1.54ヘクタール、深さ3.6mの池で、周囲は水田になっている。この水田は堀貫工事により水底を低くして造られたものであるため、秋季、水をとめると水田は水面下に没し、鴨池と共に大きな池となる。この大きくなった池に毎年10月頃、マガン・カリガネ・オオヒシクイ・ヒシクイ・ハクガン・サカツラガン・オナガガモ・コガモ・トモエガモ・ヨシガモ・マガモ・カルガモ・シマアジ・ハシビロガモ・オシドリ・ホシハジロ・キンクロハジロ・スズガモ・カワアイサ・カワウやアオサギ・ダイサギ・コサギなど数万羽の鳥類が越冬のため北地から飛来する。その飛来する鳥の種類や個体数は、全国一の規模といわれている。この鳥の楽園にもオジロワシ・オオワシ・オオタカなどが餌を求めて時々飛来してくる。
昭和60年「石川県の文化財」より

 

飯川のヒヨドリザクラ

七尾市飯川町2-48甲

飯川のヒヨドリザクラ1飯川のヒヨドリザクラ2飯川のヒヨドリザクラ3 

 

県指定天然記念物  昭和47年8月23日指定

ヒヨドリザクラ(鵯桜)は、元禄年間(1688~1704)以来、その名が見えるが、学術的には、三好学氏の『日本の山桜』(1907年・独文)にいう「葉は単きょ歯があり、その下面と葉柄は有毛、花柄は長さ3.6~6.8cm、有毛、花径は3.5cm、花冠は約90枚、雄ずいは僅かにあるかまたは欠、雌ずいは1ないし数個または欠、産地金沢。(抄訳)」の記載が基準となっている。原木については、その後不詳。川崎哲也氏は、明治43(1910)の柵葉標本(明治43年《1909》、神田正梯採取)を確認し、記載の一部を追加した(『北陸の植物』八巻二号、1945年)。
法京邸のものは、昭和44年(1911)の再発見で、葉・葉柄・花柄が有毛であること、長い花柄、濃紅色の花、花弁多数という記載がヒヨドリザクラに一致するため、選定基準標本とされた。しかし、原記載に比し、花葉が著しい増数(220~650)を示し、既知の日本の菊咲き諸桜では最高値である。花径3.4~4.6cm、まれに一段咲(原記載類似)、多くは多段咲、外輪花托(反巻がく筒)・内輪花托(隆起花托)には、さらに瘤状隆起花托をつけ、それにもまた鱗片状花葉をつけることがある。
学名:Prunus lannesiana WILSON  cv.Longipedunculata
昭和60年「石川県の文化財」より

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

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