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更新日:2010年9月21日

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元祖アテ・平床貝層産出貝類化石

元祖アテ

輪島市門前町浦上10の21番1地

元祖アテ
県指定天然記念物  平成16年11月30日指定

アテは、ヒノキ科アスナロ属アスナロの変種であるヒノキアスナロの北陸地方における地方名であり、天然林の分布はアスナロより北で、能登半島以北から北海道南部の日本海側を分布域とする。
能登地方は、日本有数のアテの造林地として知られ、マアテ、クサアテ、カナアテ等の品種があり、能登地方のアテの択伐的造林法は、森林保全に優れ、全国的に高い評価を得ている。また、県内では、アテは、建築材をはじめ、輪島漆器の木地等に使用されており、昭和41年10月に県木に指定されている。
能登地方のアテの由来については、奥州からの移入説と、在来説がある。輪島市門前町浦上地内の泉家にある2本のアテは、天正年間(1573~1592)に東北地方から苗木を持参したという伝承もあり、地元では「元祖アテ」と呼ばれている。
樹高は、ともに約30m、幹周は4.0mと3.6mと県内でも最大のものである。また、樹齢についても、石川県林業試験場の調査より約450年と推定され、県内では最古級のアテである。このため、文化財的価値は高く、天然記念物に指定し、その保護を図ることが必要である

平床貝層産出貝類化石

珠洲市蛸島町1-2-563

平床貝層産出貝類化石1平床貝層産出貝類化石2
県指定天然記念物  平成16年11月30日指定

「平床貝層」は、能登半島北東端の珠洲市平床台地一帯に発達する、新生代第四紀更新世後期「平床期」(約15~7万年前)の貝類化石包含層であり、我が国屈指の模式的海成段丘に分布する。
この「平床貝層」については、貝類化石を含む地層の地形学的・地質学的資料及び貝類化石の古生物学的資料として全国的に極めて貴重であることから、平成3年に県指定天然記念物に指定され、その後、貝類化石の詳細な生態及び堆積環境の解析等の研究がなされ、平成14年に一連の研究成果が公表された。
研究対象となった「平床貝層」産出化石のうち、二枚貝・巻貝・角貝の貝類計137種類5,397点については、いずれも古海棲動物相・古地勢環境・古気候等の変遷の教育・研究上の資料として、全国的にみて、極めて貴重であり、文化財的価値は高いため、天然記念物に指定し、その保存を図ることが必要である

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

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