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更新日:2010年9月21日

持明院の妙蓮生育地・宇出津の漣痕

持明院の妙蓮生育地

金沢市神宮寺3-12-15地内

持明院の妙蓮生育地 持明院の妙蓮生育地
県指定天然記念物  昭和63年1月8日指定

持明院の妙蓮(学名Nelumbo nucifera Gaertn.)は、多頭蓮の1種で、茎頭に多数の花をつける全国的にも珍しい蓮である。妙蓮は毎年7月中旬から8月中旬にかけて開花し、茎の先端の蕾は開花するに従い約100枚の花被が落下して多頭花が出現する。花弁は1,500枚から1,600枚で、花の直径は約15cmから25cmあり、花及び葉の高さは160cm前後に成長するものが普通である。又、この妙蓮はおしべがすべて花被に変形しているため種子ができない。故藤井健次郎博士(金沢市出身  植物遺伝学者  1866~1952)の研究によれば、持明院の妙蓮は花托の分岐によって生じた多頭蓮とは異なる奇蓮である。
妙蓮は、持明院が金沢市本町にあった大正12年3月7日に、国の天然記念物「持明院妙蓮池」として指定されていた。しかし、市街地整備事業に伴い生育地の約半分が道路になったことにより池を拡大したが、生育状況が良くないため、一部を同市沖町の蓮田へ移植し、その後持明院が同市神宮寺に移転した際、沖町の妙蓮を現在地に移植した。このため、国の生育地指定は昭和47年7月11日に解除されている。
現在は昭和46年に持明院敷地内に作られた約430平方メートルの池に約100株ほど生育しており、毎年80個前後が開花するなど良好な育成状況を回復しており、指定して維持保存していく価値は高い

宇出津の漣痕

鳳珠郡能登町字宇出津ク字211-1地内

宇出津の漣痕
県指定天然記念物  平成元年1月9日指定

能登町宇出津崎山台地の通称天保島の東側崖面には、新生代新第三紀中新世前~中期初頭(約2000万年~1500万年前頃)にかけての柳田累層の地層が露出しており、漣痕は、この露頭の中央部からやや下部に分布する石英安山岩質の緑色凝灰岩または凝灰質シルト岩質砂岩の薄層の中に数条累積して残されている。
漣痕とは、水や大気に接する砂質の堆積物の表面に流水、波などによって形成された周期的なうねり模様である。これが乱されないうちに火山灰や粘土質の薄層におおわれ、さらにその上に他の堆積物が累積して、残されたものが漣痕である。
本漣痕は、波高数cm、峰間距離約15cmの小波型の繰り返しからなる対称的な波型模様がほぼ水平に分布するもので、浅い海底の砂が一定方向に動揺する波の営力によって動かされることにより生じた、波成漣痕である。地層の堆積状態からみて波静かな入江の奥まった汀線付近で、時折り火山灰の降りそそぐ環境下で形成されたものと推定され、当時の堆積機構および堆積環境を知るうえで、日本でも数少ない極めて重要な地質学的資料である。
また、本漣痕が見られる露頭では、柳田累層に属する石英安山岩質凝灰岩、凝灰質シルト岩、砂岩、火山礫凝灰岩等の各種堆積岩や落差数cm~約10cmに及ぶ小規模な断層が数条観察できるなど、堆積学や地殻変動を知るうえで学術的価値の極めて高い、貴重な文化財である

 

お問い合わせ

所属課:教育委員会文化財課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1841

ファクス番号:076-225-1843

Email:bunkazai@pref.ishikawa.lg.jp

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