自然豊かな工房からの風景、いつもと変わらない。
しかし同じだからこそより深く見ようとする。
新しいものはごくありふれた日常から感じ取ると語る。
なるほど、それで研修所ではいかがでしたか?
研修所
小野内
愛知県出身の小野内さんは経済を勉強されていたんですね。焼き物との出会いは何だったんですか?
研修所
手で創る仕事は楽しいって思っていたので、大学で陶芸サークルに入ったんです。
さぁ就職しようって思ったとき陶芸がしたくて、先生に相談したら
「弟子入りとかより学校が早い」って言われ研修所に入学しました。
そうですね。成形は薄くした土で、柔らかい時にします。
土は乾燥したり焼いたりすると縮みますよね、真っ直ぐつくるとか動かさない様に
つくるというのは難しいです。動いたり、歪んだりする方が自然な感じで楽。
そこを含めた方が気持ちいいんじゃないかなと思います。
小野内
当時は土物ばかりでロクロをやっていたんで、研修所に入ってから上絵の授業
で苦労しましたね。赤絵細描や庄三写し、細かい絵付けでは特に大変でした。
分かったのは上絵って難しいってことです。
その反面、自分は土をさわってる時がとても楽しいと思いました。
小野内
小野内 俊夫 2003
年 独立。
研修所を卒業後、松本佐一氏を師事し内弟子入り。
 
 1973 愛知県安城市生まれ
 1997 世界色絵陶磁器展 入選
 1998 日清現代陶芸「めん鉢」大賞展 新人賞
 1999 石川県立九谷焼技術研修所 卒業
             世界工芸コンペティション金沢 入選
     松本佐一氏に師事
 2001 石川県立九谷焼技術者自立支援工房に入所
 2002 石川県デザイン展 銀賞
     ビアマグランカイ4 入選
 2003 石川県辰口町にて独立    
陶歴
923-1217 石川県能美市仏大寺6
      0761-51-3207 (T&F)
           090-2093-5830
石川県 ゆのくにの森
    自宅ギャラリー 
    マルサン宮本
大和屋 富山南店・石川寺井店
問合せ先 取扱店 TOSHIO ONOUCHI
小野内さんのつくった物は薄くてゆらりとして、柔らかな土を感じさせる所がありますね。
研修所
興味あったらやったらいいと思うんです。楽しいか苦しいか、経験してみないとわから
ないと思うんです。もちろん覚悟はいると思います。苦しかったらやめればいい。
やりたければ続ければいい。続けられるように考えてください。
最後に陶芸を志している後輩に一言お願いいたします。
研修所
小野内
「焼き物は難しい」と繰り返す。
変なものはつくりたくないし、真面目につくっている。
少なくとも自分では良い物だと信じてつくっていると語る。
自分にきびしい眼をもつ作家。
それが自信となり、作品からは強さが感じられた。
基本的に焼き物だし使える物をつくろうとしています。作品=使い道のないもの=
オブジェ的なものとは考えていません。使えるものでもカッコイイものは
カッコイイし、作品に見えると思います。
例えば飯碗をつくれって言われます。御飯が入ればいいってもんじゃないと思うんです。
かっこいい飯碗つくりたいって思うんです。
商品じゃないのって言われたらそんなものかもしれないけど、つくっている人は
少なからず美しいとかカッコイイとか思ってつくっていると思うんです。
それって作品なんじゃないのかなって思います。
小野内
オブジェ作品も以前見せていただいたことがあるのですが、いろいろ活動されているのですか?
研修所
2001
年 石川県九谷焼自立者支援工房で制作開始。
内弟子としては2年間ですが、研修所にいた頃からアルバイトもさせてもらっていたので、
合計4年半働かせてもらっていました。ちょうど自立支援工房が出来て退職したんです。
自立支援工房に入ってから本格的に自分の物をつくりはじめたんですが
思うように販路もひろがらず、自分の作品の前を通り過ぎられる経験を
何回もしましたね。3回くらい心が折れました。
今は気に入ってくださった方の注文とか、ギャラリーへの販売、個展などでやってます。
小野内
卒業後は松本先生の所で内弟子入りを経て、工房に入所されたんですよね。
研修所

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陶芸を学ぶための学校
学生作品を加工したものです。