小さい頃近所にいた大工さんに憧れていたんですよ。職人!って感じ。
今は職人として素地屋になれてちょっとうっとり。
でもね素地の勉強しなきゃって思うんです。
注文図面のままひけるのは勿論のこと。でもこうだからこうしてあるって意味をもった
(ロクロの)仕事がしたい。まだまだ勉強しなきゃ
いけないこと沢山ありますね。
念願のロクロ職人になれたってわけですね。仕事が楽しい!って感じが伝わってきますよ。
斎藤
で、ロクロ職人になったというわけですか。
研修所
研修所
斎藤
斉藤さんは短大を出た後、デザイン会社にお勤めされていたんですよね?
研修所
はい、デザイン会社に勤めていた時、プレゼンが苦手だったんです。そんな時に
気づいたんです。現場の人はかっこいいって。 鉄・石・カッティングシート、何でも
自分が発注したように各分野現場のプロは仕上げてくるんですよ。当たり前の事だった
のかもしれないけど、自分の手で根拠のある仕事がしたくなったんです。
短大で陶芸を専攻していましたし、 素地屋になるには?って短大の先生に聞いたら、
研修所に行けって言われ たんです。研修所を卒業してからロクロの製陶所に就職。
気づいたら3年たっていましたね。すごく集中していたし、あっという間って感じ。
まずは下仕事から。最初はロクロになんて座れません。商品になりっこないですからね。
でも下仕事で気づくこともあるんです。先生がロクロで挽いたのは同じ重さ・大きさ。
私の挽いたのになると、とたんに重さが違うんですよね。バラバラの重さ。
仕事が終わってから空いているロクロを借りて練習しました。そのうち少しずつ
商品として挽き始めたのですが、商品になりきれない物も沢山あったと思いますよ。
厳しさの中にも、黙って見守ってくれていた先生がいたと思います。
 
 1995 金城短期大学 美術科陶芸卒業 
     デザイン会社に1年間勤める
 1997 石川県立九谷焼技術研修所入学
     基礎コース(現在の本科1年)で焼き物を学ぶ
 1998 石川県立九谷焼技術研修所卒業    
     九谷焼製陶所に就職 5年半勤める
 2005 金沢にて独立 
陶歴 問合せ先
920-0922 石川県金沢市横山町4-22-2 076-208-3525 (T&F)
斎藤
目的意識、私にとったら素地屋になりたいってことだったんですが、それをしっかり
持っている人は大丈夫。迷いがある人はそのまま中途半端に終わっちゃうかな。
日用品を中心に勉強できたから、就職は私にとってよかった。
でも焼き物の仕事って誰も教えてくれないし、教えてもらえるって思ったら大間違い。
謙虚に言われたことを素直にするって事が大切。知識だけあっても駄目なんだねぇ。
最後に陶芸を志している後輩に一言お願いいたします。
研修所
斎藤
研修所
斎藤
仕事上注意している事はどんなことですか?
注意しているというか、素地屋は主張しなくっていいと思うんです。
お店に行って自分の挽いた素地に絵付けされて並んでいるとうれしくなるし、
私が挽いた物と見本とが見分けがつかなくなると「きたぁ!」ってうれしくなります。
粘土の硬さは重要で注意しているかなぁ。見本を挽いたとき、粘土は硬かったか軟らか
かったかは必ず確認しますね。
左:ダンゴ 右:トンボ
いずれもロクロを挽くときにサイズを確認する道具
生粋の職人肌の彼女。仕事を楽しんでいる様子がよくわかる。
仕事を通じて人との付き合いも濃くなるとのこと。
彼女の人柄がそうさせているのだろう。
探求心も旺盛な彼女はこれからもっと凄い職人になるだろう。
斎藤 真紀 1998
年 金沢に工房を構える。
年 研修所を卒業。
  九谷焼製陶所に5年半勤務。 2005
きれいに掃除された仕事場。
蓋物の仕上げ削りをしている彼女。
ロクロの回転音、カンナをかける音。
静かにすすむ、確実な仕事。
 MAKI   SAITOU 
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陶芸を学ぶための学校
学生作品を加工したものです。