稲積 優佳 1995 2002
年に金沢市の山奥に工房を構え、
            2年後から陶芸教室をスタート。
そんな彼女の工房を訪ねてみた・・・。
年 研修所を卒業。
使い込まれたガス窯、その奥には仕事場。
田舎のおばあちゃんの家に行った様な板の間の居間がある。
その窓から見える景色の緑が美しい。
彼女は1枚の絵を持っている気持ちだと窓を開け放ってくれた。
YUKA INAZUMI
私が陶芸教室をはじめようと思った理由は
使い捨てで成り立っている現代の消費社会、
その中で商品制作以外に何か役立つ事が出来
ないか考えたからなのです。
手で土をこねながら思いを土に写していく。
そんな作業をすることで、人間性までモノ化して
いくのに反作用するんじゃないかと考えました。
だから効率とか成果をある程度脇に置いた
創造的な遊び場の提供をしたいと思ったんです。
そういう場を必要としている人ってけっこういると思うんです。
今度陶芸教室の方達の作品発表会を企画しています。皆さん気合いが入っていますし、
協力して準備を進めています。そんな方のお手伝い的発想で陶芸教室、そして私の個展
からは何かを感じてもらいたいと考えています。
自分の制作と陶芸教室のお世話、両立は難しくないですか?
稲積
稲積さんは表現活動の個展で生活してる!バリバリの陶芸家ってイメージですが、、、。
研修所
そんな事ないですよ。この工房の家賃15,000円が払えなかった時もありましたよ。
個展はしていますけど、なかなか黒字にはなりませんね。
今は陶芸教室・食器制作が主な収入。でも食器ばっかり、逆に表現活動ばっかりに
偏っちゃうと上手くいかないんですね。どちらも私には必要。バランス取り合って、
発想のやり取りがあって上手くいくって感じかな。
研修所
稲積
研修所
稲積
どのようにして創った物を発表しているのですか?
今は小売店に卸させてもらったりかな。以前に私の作品を買ってくださった方が、
不思議な御縁で何年も経ってからまた連絡して下さったりとか・・・。
気に入って下さった方を大切にしています。「縁が縁を呼び」という感じでしょうかね。
産地の技法だけにこだわらず、
様々な表現をチョイスする。
土に白化粧し、彩色する。
彼女の世界が広がっていく、、、。
あと、今思っているのは公募展にもっと出していこうって事。
いろいろな人に観てもらいたいから、その回数を増やしたいんです。
稲積
卒業されてから、どうされたんですか?
研修所
弟子入りのかたちで就職しましたね。それこそ犬の散歩から、下準備から。
いろいろな経験をさせてもらいましたよ。
研修所
稲積
最後になりましたが、陶芸を志し後輩となる方に一言お願いします。
自分を表現していく事、これは奥が深く、
人生全部かけての仕事。
だから楽しい。死ぬまでの仕事。
見つけられた人はしあわせだと思う。
やりがいがあって、終わりが無いのよねぇ。
 
 1995 石川県九谷焼技術研修所卒業
 1999 99’世界工芸コンペティション金沢 入選
 2002 個展「不は不」展 (金沢 INAXギャラリー)
       あさご芸術の森大賞展 入選
 2003 個展「時を愛でる」(金沢 銀の波 箔座)
 2005 企画展「金沢からお正月」「日本のかたち」(銀座 松屋)
 2006 「和ろうそくと燭台」展 (銀座 松屋)
      個展「やわらぎの器」展 (金沢 ギャラリートネリコ)
 2007 個展「天空の記憶」(金沢 ギャラリートネリコ)
      他、企画展・グループ展多数 
冬は薪ストーブを焚いて暖をとる。
そのまわりにはところ狭しと
彼女の作品が並んでいる。
うつつ窯 920-1112 石川県金沢市折谷町イの十番
           076-235-1882 (T&F)
こうやって好きな陶芸を続けていけるのも周りの人達、
私のファンでいてくださる人達のお陰、
毎日感謝してるんですよと冗談めかして言っている彼女。
苦しい時も経験し、細々創っていた時もあったのだろう。
その経験が感謝するという形で現れている。
今の彼女は、思う存分創っていこうと意気揚々としている。
生活食器はもちろん、バランスを感じとりながら
自分の世界を表現し公募展にも出品していく予定と語る彼女がたのしみだ。
石川県 クラフト兼六・山中いずも堂
東京都 HANSEL&GRETEL など 
問合せ先 取扱店 陶歴 
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陶芸を学ぶための学校
学生作品を加工したものです。