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更新日:2017年2月14日

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第34回(平成26年2月24日)

     唐傘の屋根工事を行っています。 

     杮(こけら)葺きの下地になる野地板を複雑に組み合わせ、傘らしい丸みを出しています。

第34回その1

 

     杮葺きは、サワラという木の板を何重にも重ねていく伝統工法です。

     サワラはヒノキの仲間で、水に強い特徴を持っています。

     軒の方から順に、竹釘と真鍮釘を手早く打って板を重ねていきます。

第34回その2

 

     昭和30年代に兼六園の唐傘を復旧したときの写真です。

     この唐傘も現在では、金属板で葺かれています。

第34回その3

 

     兼六園にはもう一つ、銅板葺きの唐傘もあります。 

     寸法は一回り小さく、屋根は完全には固定されていないため、クルクルと回転させることができます。

     昔の兼六園をよく知る人に聞くと、子供の頃、この傘を回して遊んでいたそうです。

第34回その4

 

     絵図で確認すると、この唐傘の足元には、七角形の土台石が敷かれていたようです。

     正七角形を造ろうとすると、中途半端な角度になります。

     なぜ七角形にしたのか、偶然なのか理由があってのことなのかわかりませんが、今回の整備でも7枚の石を組み合わせて再現します。

第34回その5

 

     (大)

 

お問い合わせ

所属課:土木部公園緑地課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1772

ファクス番号:076-225-1773

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