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更新日:2010年7月28日
建築年代:江戸時代前期
所在地:珠洲市
所有者:個人蔵

黒丸家は、主屋を中心にして納屋・米蔵・道具蔵などの付属の建物をもつ。池庭を配した屋敷構えや、主屋の規模に、格式の高さがうかがわれる。主屋は、入母屋造り、平入りの茅葺で、前面と背面に桟瓦葺の下屋庇が付く。
土間へ入ると、正面奥に広い台所があり、下手は水屋、上手はチャノマ・ブツマ・ザシキにつづき、表側は大型農家の間取りで、入側の付いた奥・中・下の座敷を並列させ、当初のままである。裏側は、間仕切りの改変が多く、増築もあるが、軸部はよく残っており、建設年代は元禄年間(1688~1704)前後まで遡ることができる。
奥能登型の農家形式成立以前の形式をとどめた間取りを持ち、きわめて格調の高い建物で、石川県下で最も古い民家であるのみならず、全国的にも有数のものとされる。
出展:「石川県の文化財」(昭和60年)より抜粋
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