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更新日:2011年10月19日

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ほんながや通信(第20号)平成22年6月17日

第20号の話題

  • 白山麓で育った山菜をお届けします
  • JA白山のブランド米のネーミングが決定
  • 愛鳥モデル校  野々市町立富陽小学校で指定書交付式
  • 平成21年度優良工事の表彰
  • JA松任カントリーエレベーター再編整備工事の竣工式が行われました
  • 食品の衛生管理や食品表示に気をつけて!
  • 松林を守れ!-松くい虫地上防除を実施中-
  • 住居裏の落石対策工事が完成!(白山市河内町口直海地区)
  • 梅雨に備え施設の一斉点検を実施

白山麓で育った山菜をお届けします

山菜は、春を告げる季節の味として親しまれ、白山麓では、わらび、山うど、ぎほうし等多くの種類が採れます。これまでは、自生している山菜の山採りが主体で、出荷規格も無く、出回る量も少なくて消費者には馴染みが薄いのが現状でした。そこで、白山市の河内地区、木滑地区、尾添地区の生産者が、山菜を白山麓の特産品にするために、山菜の栽培にむけての取り組みを始めました。

収穫期を前にした4月19日に、栽培管理や出荷方法について確認するため、生産者や、JA白山、石川県農業総合研究センター能登分場の山菜担当者、当事務所の担当者が参加して、現地検討会を行いました。検討会では、わらび、うど、ぎぼうしの圃場を巡回して、生育状況や今後の管理、商品の大きさや束ね方など出荷に際しての注意点を確かめ合いました。

当事務所では、これからも栽培マニュアルの活用による指導等、白山麓の山菜を支援していきます。

現在、白山麓から新鮮な山菜が出荷されていますので、ぜひ、ご賞味下さい。

ビニル被覆して栽培したわらび

うど栽培ほ場で現地検討会(河内地区)

JA白山のブランド米のネーミングが決定!

JA白山が、平成21年度から取り組みを始めたブランド米のネーミングが「比咩の米(ひめのまい)」に決定し、4月12日に発表されました。

このブランド米は、おいしくて安全・安心な米を求める消費者の声に応えるため、JA白山が、白山麓・鶴来南部地区の農家と契約生産した特別栽培米(農薬や化学肥料を慣行の半分以下に減らして生産した米)です。

このブランド米にふさわしい名前を決めるため、今年1月18日から2月15日にかけて一般に募集が行われ、応募された1,364通の中から、小松市の瀧口あさ子("さ"は変体仮名)さんの作品が最優秀賞に選ばれました。

21年産のブランド米はすでに完売したとのことで、本年産は、10名の生産者で8.5haの生産が予定されており、秋から販売される予定です。

当事務所農業振興部では、特別栽培米の栽培指導等でこのブランド米の取り組みを支援しています。

収穫間近のブランド米(平成21年9月10日白山市吉野)

発表会であいさつするJA白山  北田組合長

最優秀賞を受賞した瀧口あさ子("さ"は変体仮名)さん(発表会の写真はJA白山提供)

愛鳥モデル校  野々市町立富陽小学校で指定書交付式

  県の愛鳥モデル校の指定書交付式が5月13日、本年度のモデル校に選ばれた野々市町富陽小学校(石川郡野々市町中林)で行われました。

  4年生128人が出席。野崎県自然保護課担当課長が「野鳥を愛し、仲良くなってください」とあいさつし、藤森慎一校長に指定書を交付。記念品の双眼鏡や図鑑を代表児童三名に手渡しました。

  児童代表が「野鳥がたくさん集まる学校にしたい」と誓いの言葉を述べ、続く学校長より、学校の周りで見かける鳥を児童に問い、活動を通して多くの野鳥を知ることができるようになると、あいさつをしました。

  最後に「野鳥のおはなし」として、日本野鳥の会石川支部より竹田伸一氏が実際の巣箱を児童に見せながら、野鳥のひなが食べる虫の量と私たちが虫を駆除する場合にかかる金額をそれぞれ説明し、野鳥と生活がどのように結びつくのかを話しました。

  同校は今後5年間、愛鳥モデル校として野鳥の観察や野鳥保護に関する活動を行っていく予定です。

児童代表のあいさつ

 平成21年度優良工事の表彰

県の農林水産部では所管の農林工事に関し、施工及び技術力が優秀、地域への貢献及び環境との調和を図る等、模範とするに相応しい工事に対して、知事賞5件、部長賞10件を選出し表彰しています。

当事務所所管からは、知事賞2件、部長賞2件が選出され、5月26日に表彰されました。

知事表彰工事

  • 平成21年度  農業用水再編対策事業  新砂川地区  7-3号支線水路工事その3
    (施工業者:中島建設株式会社)

川北町の水田地帯を潤す新砂川用水の改修工事であり、隣接した他工事との調整を積極的に行い、通学路の安全確保の徹底、作業時の騒音対策の工夫、完成後に泥上げを実施するなど地域への配慮が十分になされており、出来形、品質ともに優れた工事でした。

-喜びの声-

この度の知事表彰、ありがとうございます。これもひとえに地域はもとより関係各位のご協力のおかげであります。これを機に更に豊かな社会環境の実現に向けて貢献したいと思います。
(代表取締役  中島  俊幸)

  • 平成21年度  復旧治山事業  目附谷地区  山腹工事
    (施工業者:株式会社山﨑組)

尾添川流域(白山市尾口支所管内)の大規模な山腹崩壊を復旧する工事であり、急峻な地形での高所作業のため施工条件が厳しい現場でしたが、危機管理に積極的に取り組むことで施工の安全を確保し、出来映え、品質ともに優れた工事でした

-喜びの声-

多くの方々からのご指導をいただき、この度の表彰を賜ることができました。関係方々にお礼申し上げますと共に、更なる技術の向上に努め、地域の安心を築いていきたいと思います。
(代表取締役社長  山﨑  貴文)

部長表彰工事

  • 平成20年度  農業用水再編対策事業  松任中央地区  的場分水工補修工事
    (施工業者:北川土木株式会社)

七ヶ用水で最も受益面積の広い山島用水の分水工工事であり、下流への安定した用水供給にも十分配慮した仮設計画を立て、工事期間が短い中、現場に生息していた魚の退避を行うなど自然環境への配慮も十分になされ、出来映えも良好な工事でした。

-喜びの声-

この度、優良工事表彰を社員一同、大変喜んでおります。ご指導頂いた関係方々に感謝を申し上げると共に、更なる技術の向上、安全・環境対策に配慮し地元に貢献することで頼りにされる企業を目指し、日々努力いたします。
(代表取締役  北川  俊章)

  • 平成21年度  県営林道開設事業  白木峠線2工区  開設工事
    (施工業者:株式会社西山産業)

手取川上流部の水源地域(白山市白峰支所管内)の森林整備を目的とした森林基幹道の道路工事であり、急峻な地形のため安全対策や水源地域での工事のため周辺環境への負荷を最小限にする環境対策に取り組んだ、出来映え、品質ともに良好な工事でした。

-喜びの声-

ご指導頂いた関係方々に、心よりお礼申し上げます。この受賞を励みとし、より一層技術向上に努め、工事  の品質向上に努めてまいります。
(代表取締役  西山 鉄喜
 

JA松任カントリーエレベーター再編整備工事の竣工式が行われました

  松任市農業協同組合(JA松任)の中央カントリーエレベーターの再編整備工事の竣工式が5月10日(火曜日)行われました。竣工式には、北川巌組合長をはじめ、県農林水産部の桶屋部長や同組合役員や工事関係者ら約50名が参列し、工事の竣工を祝いました。

  この施設は、昭和53から54年に建設されたもので、1回の処理量が少ないため大規模農家の搬入量に対応できず、荷受け処理スピードが遅いことや、老朽化による修繕費の増加などが課題となっていました。

  このような中、施設利用率の向上に向け1 水稲と大豆の作付けに加え、新たに大麦の作付けを推進し、2 貯蔵施設を持たない大規模農家の乾燥籾を受け入れることを計画し、平成21年度の国の緊急経済対策で追加された「穀類乾燥調製貯蔵施設等の再編利用事業」により、処理量の増加に対応できる機械設備や、米と大麦との異種粒の混入を防ぐための色彩選別機の導入を行いました。

  本整備工事については、籾摺調製設備(海外で生産)の納品が遅れるトラブルに見舞われ、年度内の竣工とはなりませんでしたが、目標である、大麦の収穫を目前に竣工までこぎつけることができました。

  今後は、大麦の乾燥調製の他、秋には大規模農家からの乾燥籾の調製貯蔵を行い、大規模農家の規模拡大及び経営の発展に当施設を活用していく予定です。

竣工式の様子

食品の衛生管理や食品表示に気をつけて!

消費者の食の安全、安心への関心の高まりを受け、食品の入手先として売上げが伸びている農林水産物直売所の関係者を対象に白山市との共催で5月20日と5月27日の両日にわたって「食品衛生管理と食品表示研修会」を開催しました。

食品衛生管理については、石川中央保健福祉センターの土田主幹から、食品の種類、販路、容器などによって営業許可が必要な業種が異なることや、製造所の図面の書き方やアレルギー表示の書き方など食品衛生法に基づく説明がなされました。

また、JAS法に基づく食品表示については、農業安全課消費対策グループの荒邦主任技師と畦技師から、生鮮食品や加工食品の表示のルールの他、よくある農産加工品の表示ミスについて、具体例を示し、分かりやすく説明していただきました。

その他、今年度の10月から新たに施行される「米トレーサビリティ法」では、違法な流通を防ぐため、米穀の取引(消費者への販売を除く)を行う場合には、品名、産地、数量など6項目の記録と記録の保管が義務づけられるなどの説明がなされました。

研修会終了後には、「洗いらっきょうは、少量の塩が入っているが生鮮食品か加工食品か」といった質問や「ソフトクリームを店内で販売しているが、カップに移して販売できるのか」といった質問がなされ、参加者の関心の高さが窺えました。

当事務所管内では農林水産物直売所や直接販売を行う農家等が増加傾向にあり、これらの食品販売に携わる責任者らに対し、JAS法や食品衛生法の法改正に関する情報を提供したり、農林水産物直売所等への巡回指導を行い、食の安全安心確保に向けた取組を継続していきます。

熱心に講習を受ける参加者

 松林を守れ!-松くい虫の地上防除を実施中-

美しい松で形成されている加賀海岸の防風保安林を守るため、松くい虫の地上防除が5月26日,28日早朝に平加町手取公園、湊町小舞子公園で実施されました。

スパウダーという動力噴霧機で松に薬剤を散布しています。松くい虫の発生する時期(5~7月)に合わせて2回行っており、次回は6月10日の予定です。

松の樹冠部に薬剤を散布する状況(平加町手取公園)

 

【スパウダー】出力72Psで30mまで到達する強力な送風散布装置

松くい虫とは?

  松枯れの原因となるマツノザイセンチュウを媒介するマツノマダラカミキリのことをいいます。

工事現場から

住居裏の落石対策工事が完成!(白山市河内町口直海地区)

白山市役所河内支所の正面に位置する白山市河内町口直海地区ではこれまで住居裏の斜面からの落石により住居が被害に遭うことから森林部では落石対策工事を進めてきました。

落石対策施設には落石のエネルギーを緩和する目的で間伐材を使用しており、周辺環境との調和も図っています。

また、工事の完成により斜面に面した住居や道路の保全及び地域住民の皆様の安全・安心な生活へ貢献しています。

現地は国道157号線からも見ることが出来ますので近くを通られる際は農林総合事務所ではこのような防災工事もしているんだと思い出していただけると幸いです。

国道157号線からも見ることができます。

落石から住宅を守る落石防止対策

梅雨に備え施設の一斉点検を実施

県農林水産部では5月31日(月曜日)~6月6日(日曜日)の1週間を「農地・林地防災週間」と位置付け、毎年災害防止に係る様々な取り組みを実施しています。

石川農林総合事務所では関係市町・土地改良区及び地域の方の協力を得て、農業用水路、ため池、山地災害危険地区の点検パトロールや応急工事及び情報伝達の訓練を実施し、参加者一人一人の防災意識の向上を図りました。

梅雨を迎えるにあたり、皆様も防災情報及び避難場所や避難経路を確認するなど日頃から防災意識を心がけて頂きたいと思います。

広報車によるメッセージ伝達式

地域の方々と合同で用水路の点検(林口川)

治山施設点検(白山市鳥越)

応急工事の訓練(白山市吉野谷)

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お問い合わせ

所属課:農林水産部石川農林総合事務所 

石川県白山市馬場2-113

電話番号:076-276-0528

ファクス番号:076-276-2745

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