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更新日:2020年11月19日

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ほんながや通信(第11号)平成21年4月30日

山を遠目に山には若葉が息吹き、野にはトラクタのリズミカルなエンジン音が響いて代掻を終え田植えを待つだけの田圃が辺り一面に拡がってきました。農家の日々の営みのお陰で心和む白山石川の里山風景が保たれており、感謝の念で一杯です。

ころで、食の安全安心の確保、低炭素社会の実現のため、など「地産地消」を進める理由は数多くありますが、やはり新鮮で美味しいことがイチバンです。

ころが、この地で様々な農林水産物が生産されていますが、私たちの食前にどれだけ並んでいるでしょうか。灯台もと暗しで知らないとか食わず嫌いでそんなに多くないのが実状と思います。

いうことで、先ずは「地元産」で何があり如何に美味かをお知らせするのが大事と思い、今号から「うまいもん  みぃ~っけ」コーナーを作ってみました。

ほんながやー、けっこ美味そーやな」と食指を動かして頂ければ「地元消費」の第1歩となります。皆様の好奇心、探求心にご期待申し上げます。

【第11号の話題】

  • 低コスト生産の切り札、直播栽培が拡大
  • より良い園芸作物の生産を目指し施設の改修スタート
  • タバコは御法度!マナーを守ってネ
  • 「論より証拠」現地で実践研修
  • 門戸を拡げ「いしかわの木が見える家づくり」を推進
  • 【うまいもん  みぃ~っけ】コーナー
    NO.1  「こだわりの牛乳&ジェラートは如何」

平成21年4月30日

石川農林総合事務所長  中川哲夫

低コスト生産の切り札、直播栽培が拡大

所農業振興部では、水稲栽培の省力・低コスト化を進めるため、直播栽培の拡大を進めています。

内の直播栽培面積は、現在約70haで、代かきを行った後に条播(じょうは)等を行う湛水直播栽培が主流ですが、一部では、春に耕起を行わず、畑状態で播種する「不耕起V溝直播(ふこうきぶいみぞちょくはん)」も6ha取り組まれました。

4月17日(金曜日)には、管内の直播実施農家やJA担当者を対象とした講習会を当所会議室で開催し、昨年度の結果や今年度に向けた収量確保対策について、説明や意見交換を行いました。また、「不耕起V溝直播」について田中(澄)専門員から、作業の流れや生育経過を紹介し、前年の秋~冬に代かきを済ませるので春作業の分散が可能なことや、くちばしがとどかない5cm程度の深さのV溝に播種するため鳥害が殆どないなどのメリットに12名の参加者は理解を深めていました。

年の管内での「不耕起V溝直播」面積は、昨年の6haから10haに増え、新たに取り組む美川地区では早速4月30日から播種が始まりました。

直播栽培講習会(4月17日)

不耕起V溝直播の播種作業状況

撒種模式図

 より良い園芸作物の生産を目指し施設の改修スタート

年度より白山市八田町、倉部町、一塚地内において県営畑地帯総合整備事業旭地区が着工されます。

地区は白山市最大の砂丘園芸団地であり、だいこん、スイカやトマトなどを生産していますが近年はケイトウの作付に取り組む複合化も進め産地としてのブランドを確立しつつあります。

かし、畑作物の高品質化に欠かせない用水施設の老朽化、飛砂による排水路の閉塞など、今後の畑作物産地としての安定的な生産基盤に問題が生じていました。

こでかねてより地元から要望されていた事業が本年度採択され待ちに待った整備がスタートすることとなりました。  この事業により、パイプライン・揚水機場の改修や排水路の暗渠化等を行うことで地域のさらなる発展に繋げていきたいと考えています。

飛砂により閉塞した排水路

春だいこんのトンネル栽培

お盆出荷用のケイトウ栽培

タバコは御法度!マナーを守ってネ

県では4月上旬から乾燥注意報が多発しており、県下全域で森林火災が頻発しています。当管内においても白山市坂尻町地内で森林火災が発生したところです。

林火災は一瞬にして大切な森林資源や、多様な生物の生息の場など森林の持つ公益的機能も焼失してしまい、一度失われた森林は再生に何十年もかかります。

の原因の多くは、タバコ火の不始末など人災によるものです。

山麓では新緑の季節を迎え、これから森林所有者や一般県民の方々も山菜採りや森林浴など入山する機会が増えてくると思います、一人ひとりが山で喫煙しないなどのマナーを守り、山火事防止に努めて頂きたいものです。


白山市坂尻町地内の森林火災跡地(約0.35ha)

かが森林組合では、各集落の林道入り口や沿線に注意喚起の看板を設置しています。

「論より証拠」現地で実践研修

4月17日(金曜日)に白山市白峰地内の区有林で管内造林業者の作業員を対象とした間伐研修会を開催しました。

いしかわ森林環境基金事業」などで県が進めている間伐作業は熟練した技術が必要なだけでなく、非常に危険が伴う作業です。

日は、約30名の作業員が参加し、労働安全の向上を目的として、チェーンソーのメンテナンスや作業での注意点、間伐作業で最も危険を伴う「かかり木」処理などについて研修を行いました。

かかり木」処理では、当管内での普及率が低い安全器具「フェリングレバー」「ターニングストラップ」の紹介とともに、実際にわざと「かかり木」を発生させて処理するなど、ベテランの作業員から若い作業員に「やって見せる」ことで熟練した技術の伝承も行われ大変有意義な研修会となりました。

後も引き続きこのような技術研修を開催し、林業労働の安全を確保していきたいと考えています。

この状態が「かかり木」です(「かかり木」を再現している状況)

「かかり木」をフェリングレバーで回転させているところ

石川森林環境基金事業とは?

川県ホームページ(https://www.pref.ishikawa.lg.jp/shinrin/kikaku/kankyouzei/index.html)をご覧下さい。

「かかり木」とは?

木の伐倒作業を行う際に、伐倒木が隣接する立木の枝、幹やツルなどに引っ掛かったり宙づりになったまま倒れない状態。

「フェリングレバー」とは?

この原理で「かかり木」を回転させ、「かかり木」を処理する器具。

フェリングレバー

「ターニングストラップ」とは?

かかり木」に巻き付けて、先端部の輪(アイ)になった部分に棒を差し込み、てこの原理で「かかり木」を処理する器具。

ターニングストラップ


チェンソーのメンテナンス状況

門戸を拡げ「いしかわの木が見える家づくり」を推進

では、県産材の活用を推進するため、県産材を使用した住宅を新築又は購入する方に対し補助を行っています。

年までは、木造住宅に使用する県産木材の総使用量に占める割合が50%以上を補助の条件としていました。

年度からは、県が認定した「いしかわの木が見える家づくり推進事業者」(工務店などの建築業者等)が県産材を5立方メートル以上(一般的な木造住宅(約40坪)で木材使用量は約23立方メートルであり約22%に相当)使用することなどが条件で、補助金額は1戸当たり10万円となっています。

年度は県下で60戸募集する予定で、応募期間は平成21年4月1日から平成22年2月5日までとなっています。

年度と比べ要件が緩和され使いやすい制度となっていますので、是非検討してみては如何でしょうか。

お、白山市内で住宅を建築する方については、白山市の「地域材利用促進事業」との併用も可能なので併せてご検討下さい。

 

4月22日~23日にかけて、県庁ほか4会場で「いしかわの木が見える家づくり推進事業者」の認定に向けた建築業者等への事業説明会が開催されました。

昨年度、白山市内で県産材使用住宅補助制度を活用された方のお住まい(内装)です。

うまいもん  みぃ~っけコーナー

 NO.1  「こだわりの牛乳&ジェラートは如何」

さんは、おいしい牛乳を飲んでいますか?

山市で生産される「おまっと牛乳」は、多くの酪農家が外国産の飼料を使用している中、トウモロコシなど地元の飼料をブレンドした餌で育てた牛から搾られており、この良質の乳を65℃30分で低温殺菌することで絞りたての美味しさを味わえます。

だでさえ、美味しい「おまっと牛乳」をベースに、地元特産物とコラボレーション(合作)したのが「おまっとジェラート」です。4月にオープンした近江町店では、売れ筋や季節を考えた10種類を販売しており、「剣崎なんば」「白山堅豆腐」「白山わさび」といった白山市の特産品の他に、「中島菜」「能登揚浜塩田の塩」などといった能登の味覚も楽しめます。

しかわでしか味わえないご当地ジェラート、白山市の本店の他、新しくなった近江町市場の散策ついでに「近江町いちば館」の地下まで足を延ばしてみては如何でしょうか!

ジェラートとは?

タリア語で「凍った」という意味の名が付いた氷菓。果汁、牛乳等を混ぜたものを凍らせて作る。

般的なアイスクリームと比べ空気含量が35%未満と少なく密度が濃く、味にコクがある。また、乳脂肪分は4~8%でアイスクリームの約半分であり比較的低カロリーである。

「おまっと牛乳」(PDF:21KB)

「おまっと牛乳」  900ml入り  360円(消費税込み)(瓶を返却すると70円のキャッシュバック!ECOですよね。)

 「おまっとジェラート」(PDF:24KB)

「おまっとジェラート」  コーン、カップとも300円

販売元

(株)  牛乳村夢番地

(住所:白山市向島町760-1  tel:076-274-3698)

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お問い合わせ

所属課:農林水産部石川農林総合事務所 

石川県白山市馬場2-113

電話番号:076-276-0528

ファクス番号:076-276-2745

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