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金沢で宝生流の能が盛んなことを「加賀宝生」と称します。宝生流を好んだ将軍徳川綱吉が大名家へもそれを強い、その命により貞享3年(1685)、五代加賀藩主前田綱紀は江戸城内で〈桜川〉を舞いました。これが「加賀宝生」のはじまりです。
「はじまり」を綱紀とするならば、「確立」させたのが十三代斉泰といえましょう。父斉広の影響から幼い頃より能を習い、6歳にて〈猩々〉で初舞台。
30代に脚気を患うも、能を舞うことによって完治させ、演能は更に増加します。今日、前田育徳会に伝わる能装束の多くは、斉広・斉泰の時代に仕立てられたものです。
本特集では加賀藩の能の歴史に触れながら、能面と能装束を紹介します。
名称 |
石川県立美術館 |
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住所 |
石川県金沢市出羽町2-1 |
電話番号 |
076-231-7580 |
ファクス番号 |
076-224-9550 |
ホームページ |
観覧料
一般360円(290円)、大学生290円(230円)、高校生以下無料
※( )は20人以上の団体料金
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