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金沢ゆかりの戦国武将、高山右近が福者に認定されたことを記念した展示です。
高山右近(1552-1615)は織田信長、豊臣秀吉に仕え、また千利休の高弟として茶人としても活躍し、同時にキリスト教布教にも尽力しました。1587年、秀吉の伴天連追放令により領地を没収され追放となりましたが、加賀藩祖・前田利家により金沢に迎えられました。以後、1614年に国外追放となるまでの26年間を金沢で過ごし、重臣として政務にあたるとともに茶の湯を広め、また布教活動も続けました。
本展は、高山右近がカトリック教会の崇敬対象である「福者」に認定されたことを記念して、右近の自筆書状やゆかりの作品、石川県に伝えられたキリシタン遺品や南蛮美術、茶道美術、そして当時の世界情勢に関する資料の展示を通して、改めて
金沢時代の右近の足跡と時代背景に焦点をあてるものです。
初代長次郎作《名物 黒楽茶碗 銘北野》や、幕府によるポルトガル船来港禁止令以降のイエズス会宣教師の動向を伝える書簡や報告書(前田育徳会蔵)、県文《南蛮渡来図》(本泉寺蔵)などを展示します。
《キリスト・聖母子念持像》金沢聖霊修道院
名称 |
石川県立美術館 |
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住所 |
石川県金沢市出羽町2-1 |
電話番号 |
076-231-7580 |
ファクス番号 |
076-224-9550 |
ホームページ |
観覧料
一般360円(290円)、大学生290円(230円)、高校生以下無料
※( )は20人以上の団体料金
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