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加賀藩前田家に伝わる文化財を、毎月テーマに沿って展示しています。
今回は、10月14日からの後期展と合わせて国宝1点、重文6点という、これまでにない豪華な内容となっています。
このうち国宝は、平安時代11世紀の《十巻本歌合》。これは関白藤原頼通が主宰し源経信が監修した、日本最初の歌合証本を集成した事業の草稿本で、前田育徳会には五巻が所蔵されています。今回は、その中から巻二と巻八を前・後期に分けて展示します。また重文では、中国・隋時代の月ごとの年中行事を記した漢籍で、中国では失われ、日本の南北朝時代14世紀の写本が唯一伝存する《玉燭宝典》や、中国最古の医書とされている《黄帝内経》の鎌倉時代の写本、そして平安時代後期に成立した漢文体の芸能の記である《新猿楽記》の写本のうち、弘安本と古鈔本をいずれも前・後期に分けて展示します。
これらの書籍・典籍類に加えて、後期には重文の《扇面散蒔絵手箱》(室町時代15世紀)を、修復を手掛けた松田権六の図面とともに展示します。
名称 |
石川県立美術館 |
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住所 |
石川県金沢市出羽町2-1 |
電話番号 |
076-231-7580 |
ファクス番号 |
076-224-9550 |
ホームページ |
観覧料
一般360円(290円)、大学生290円(230円)、高校生以下無料
※( )は20人以上の団体料金
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