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更新日:2015年7月31日

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知事の発言集 - 知事の窓 - 2015年夏季号

文化が“石川の光” 気軽にふれてみませんか

 

 

  

 NHK連続テレビ小説『まれ』を毎朝、楽しみにしています。夢に向かって歩む希(まれ)ちゃんを応援する傍ら、ドラマの中で輪島塗や揚げ浜塩田、キリコ祭り、そして、国の重要文化的景観に選定される輪島市大沢(おおざわ)・上大沢(かみおおざわ)の間垣(まがき)など、能登の素朴で温かな風土が毎日のように全国に発信され、知事としてはうれしい限り。

 この『まれ』効果と北陸新幹線開業で、国内外から石川県を訪れるお客さまが大きく増えています。先だって、県庁を表敬された駐日イタリア大使は「能登で農家民宿に泊まり、塩田村も見てみたい」と、世界農業遺産「能登の里山里海」の魅力を熱っぽく語られました。

 知事に就任して間もないころ、「石川の個性は他の追随を許さない文化の集積。一朝一夕(いっちょういっせき)にはできないのでぜひ大事にしてほしい」と言われたことを、あらためて思い出します。“文化”と聞くとなぜか高尚に感じ、美術館やホールなどで鑑賞するものとイメージしがちですが、もっと身近にあって気楽に楽しめるものです。

 例えば、お茶やお花、俳句や囲碁といった生活に密着した趣味や創作、娯楽がそうです。また、『まれ』でも放送されている、長い歴史や風土に育(はぐく)まれた芸能や工芸、祭礼、郷土料理、方言も、すべて地域を彩る文化なのです。

 「えっ、それが文化なの」と意外に思われるかもしれませんが、石川を訪れる人には「すごい」「面白い」「やってみたい」と新鮮に映り、興味のそそられる「宝の山」が目の前に広がっているのです。

 この春、制定した「いしかわ文化振興条例」では、文化に親しむ環境づくりや文化による地域づくり、また「本物の文化」を求める観光客への情報発信にも力を入れています。ちなみに、観光の語源は古代中国の書物『易経(えききょう)』にある「国の光を観(み)る」から。

 石川の光である文化に磨きをかけ、世界を魅了するふるさと石川をつくる主役は、県民の皆さんです。肩の力を抜き、もっと気軽にふれてみませんか。

 

  

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所属課:知事室秘書課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1221

ファクス番号:076-225-1222

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