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更新日:2010年4月2日

知事の発言集 - 知事の窓 - 1999年春季号

櫓(やぐら)の復元と二つの楽しみ

運動不足にならないよう、早起きして散歩に出かけています。この間まで息を白くしていた朝の空気が、今では、うそのようにやさしく頬(ほほ)を撫(な)でていきます。

兼六園から眺めた金沢城址(じょうし)公園は、新緑にはまだ少し早いようですが、今年から散歩の楽しみが増えました。一つは、金沢城二の丸にあった菱櫓(ひしやぐら)と五十間長屋、橋爪門続櫓(つづきやぐら)の復元で、今年の夏から工事が本格化します。

三つの建物は棟続きで、全体の長さは約100メートルにもなります。2年後の平成13年夏には、石川門の左手に伸びる石垣と海鼠(なまこ)壁の奥に、菱櫓と続櫓の2階から上の部分が迫力いっぱいにお目見えします。

それ以上に楽しみなのは、全国的にも希少となりつつある伝統建造物の匠(たくみ)の技と後継者の育成が、復元工事を通じて石川県でできるという点です。

このため、復元工事にあたっては、建築に欠かせない九つの職種団体で協議会をつくり、一連の作業工程を詳細に記録していきます。同時に、優れた技能を持つ職人や意欲のある若手を発掘し、史実に沿って、昔ながらの工法で進める現場への参加の中から、高度な技術とノウハウを吸収してもらおうという計画です。

せっかくの機会ですから、一生懸命に腕を磨き、伝統建造物の復元や修復の際には、全国どこからでも声のかかる技能集団になってもらいたいですね。そうなれば、ビジネスチャンスもきっと大きく広がるはずです。

『温故知新』という諺(ことわざ)がありますが、石川県の個性である伝統文化の中に、新しいチャンスを生み出す種子やヒントがたくさん詰まっている。そんな気がします。

 

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