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更新日:2016年12月13日

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議案説明要旨(平成28年第4回県議会定例会) - 平成28年11月30日 - 第一回アジア生物文化多様性国際会議について

第一回アジア生物文化多様性国際会議について

先月二十七日から三日間にわたり、第一回アジア生物文化多様性国際会議が七尾市で開催されました。今回の会議は、「能登の里山里海」が先進国で初めて世界農業遺産の認定を受け、その効果を農林水産業の枠にとどめず、観光誘客やものづくり企業との新たな連携につなげる取り組みなどがユネスコや生物多様性条約事務局から高く評価され、アジアで初めて開催されたものであります。

会議には、研究者のみならず、生物多様性条約事務局長ほか国際機関の幹部や、各国政府・自治体の政策担当者など、三十七か国、五百人を超える方々に参加をいただきました。国際機関の幹部をはじめ参加者が一堂に会する国際シンポジウムに加え、豊かな自然や文化を継承していくためには、若い世代の参画が不可欠との思いから、新たに高校生や大学生が参加するユースセッションを開催し、ユネスコから高い評価をいただいたほか、本県の里山里海の魅力を直に感じていただくため、エクスカーションも実施したところであります。今回の会議は規模、内容とも充実したものとなり、生物と文化の多様性を一体的に保全し、適切に活用することが、地域の発展につながることを「石川宣言」という形で確認できたことは大きな成果であります。こうした会議の成果については、来月にメキシコで開催される「生物多様性条約第十三回締約国会議(COP13)」において広く発信してまいりたいと考えております。

また、会議の一環として、岐阜県との共催で開催した世界農業遺産国際シンポジウムにおいては、国連食糧農業機関(FAO)から、研修生の受け入れを通じて、世界農業遺産の認定を目指す国々を支援している本県の取り組みが高く評価され、さらなる充実への期待が表明されました。これを受け、これまでの現地視察を中心とした研修内容を発展させ、新たに、FAO、国連大学、金沢大学、国際協力機構(JICA)と連携して、認定を目指す各国ごとの課題の解決を支援する「いしかわ世界農業遺産国際貢献プログラム」を創設することといたしました。今後、来年度の実施に向け、その実施体制や内容について、関係機関と連携し、検討を進めてまいります。

 

以上

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