議案説明要旨（平成27年第4回県議会定例会） - 平成27年9月9日 - 「安全でうるおい豊かな環境づくり」について

◎9月補正予算の編成について

3.「安全でうるおい豊かな環境づくり」について

第三は、「安全でうるおい豊かな環境づくり」についてであります。

原子力防災対策につきましては、国の設置基準の見直しに伴い移転整備を進めていた志賀オフサイトセンターが、先月三日に運用を開始いたしました。新しいセンターは、緊急時モニタリングセンターや仮眠休憩室の新設などにより移転前の一・七倍の面積を確保したほか、地震対策や放射線防護対策を施し、原子力災害時の現地対応拠点としての機能を抜本的に強化したところであります。十一月には、防災関係機関の参画を得て、新しいセンターを拠点として活用する原子力防災訓練を実施することとしており、今後とも、県民の安全・安心の確保のため、原子力防災対策のさらなる強化に、しっかりと取り組んでまいる所存であります。

白山の火山防災対策につきましては、国、岐阜県、白山市等とともに設置した白山火山防災協議会において、六月に噴火警戒レベルの導入とこれに基づく避難の実施内容等を盛り込んだ「白山火山防災計画」を策定したところであります。これを受けて、気象庁において、去る二日より噴火警戒レベルの運用を開始したところであり、今後とも、岐阜県や白山市等と連携しながら、火山防災対策の充実にしっかりと取り組んでまいります。

五月に確認された白山市尾添の国有林の斜面崩壊により、手取川等で発生している濁りにつきましては、先般、国から応急対策が今月中旬に完了するとの見通しが示されたところであります。今後は、その効果を見極めながら、さらなる対策を検討していくとのことであり、県としては、引き続き、関係市町とも連携し、国に対し、濁水の早期解消に向けて、強く働きかけてまいりたいと考えております。    

  

以上

 

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