議案説明要旨（平成26年第4回県議会定例会） - 平成26年9月9日 - 志賀原子力発電所について

◎志賀原子力発電所について

志賀原子力発電所につきましては、原子力規制委員会において、敷地内破砕帯の問題を有する発電所についても、他の発電所と共通する事項の審査は進めるという方針が示されたこともあり、先月十二日、北陸電力(株)から、原子力規制委員会に対し、新規制基準の適合性の審査に係る申請がなされ、併せて、県と志賀町に対し、安全協定に基づく協議の申入れがありました。

しかしながら、原子力規制委員会では、発電所固有の事項に関しては、敷地内破砕帯の問題について一定の見解のとりまとめが行われなければ審査に入らない方針であり、県としても、北陸電力(株)に対し、まずはこの問題に責任を持って、しっかりと対応するよう求めたところであります。今後、原子力規制委員会の敷地内破砕帯に関する評価会合での審査状況を踏まえながら、原子力安全専門委員会を開催し、敷地内破砕帯の問題を優先して討議していくこととしております。

いずれにしても、原子力発電所は安全確保が大前提であり、北陸電力(株)には、今後とも、より一層の安全対策に取り組むよう求めてまいりたいと考えております。

また、同日、北陸電力(株)から、七尾市、羽咋市及び中能登町に対し、安全協定の協議再開の申入れがなされ、その再開が合意されたところであります。県としても、今後の協議にあたっては、一つ一つ丹念に議論を重ね合意形成を図っていただきたいと考えており、二市一町からの要請も踏まえ、合意形成に向け、助言や相談にあたるなど必要な対応を行ってまいります。

以上をもちまして、私の説明を終わりますが、議員各位の一層のご指導とご協力をお願いいたしますとともに、なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決議あらんことをお願いいたします。  

 

以上

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