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更新日:2017年6月14日

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議案説明要旨(平成26年第4回県議会定例会) - 平成26年9月9日 - 「安全でうるおい豊かな環境づくり」について

◎9月補正予算の編成について

2.「安全でうるおい豊かな環境づくり」について

第二は、「安全でうるおい豊かな環境づくり」についてであります。
県立中央病院の建て替えにつきましては、東日本大震災の復興需要や近年の公共投資の拡大などを背景に労務費や資材費が大きく上昇したことなどにより、事業費の大幅な増嵩が見込まれ、病院の収支にも影響を与えることが懸念されたことから、事業の検証と見直しを行ったところであります。その結果、高度専門病院としての医療機能を確保した上で、経営の健全性を損なうことなく、建設ができる見通しとなったことから、今般、所要の予算を計上いたしました。
危険ドラッグにつきましては、幻覚作用などの健康被害の発生や重大な事故を引き起こす原因となるなど、大きな社会問題となっております。本県においても、七尾市で製造工場が摘発されたところであり、その対策が急務であることから、危険ドラッグの有害性等について改めて周知を図るとともに、情報提供等を受け付けるホットラインを開設することとしたほか、販売店舗を早期に察知するため警察と連携した巡回パトロールを強化することといたしました。
さらに、新たに流通が確認された危険ドラッグについて、法律による指定を待つことなく、迅速に、県内における製造・販売や所持等を規制するほか、危険ドラッグの疑いのある商品について、その販売店に対し届出を義務付けるなどの県独自の規制を盛り込んだ条例を制定することといたしました。昨日の薬事審議会での審議を経て、現在パブリックコメントを実施しているところであり、準備が整い次第、条例を本議会に追加提案させていただきたいと考えております。
原子力防災対策につきましては、十一月上旬に、本県では初めて国と合同で原子力総合防災訓練を実施することとしており、政府の災害対策本部とテレビ会議システムを用いて応急対策会議を開催するほか、避難計画に基づき、住民が避難所に実際に避難する住民参加型実動訓練を行うなどにより、原子力防災計画の実効性を高めていくこととしております。
また、東日本大震災において避難所等における緊急時の電源確保が課題となったことから、地震や台風等による大規模な災害に備え、避難所や防災拠点等における太陽光発電設備等の導入を進めることといたしました。
県央土木総合事務所につきましては、老朽化が著しいことに加え、平成十六年度の土木事務所の再編により、管轄区域が金沢市からかほく市までの南北に細長い地域に変更されたことから、移転を視野に改築の検討を行ってまいりました。今般、管轄区域のほぼ中央に位置し、金沢外環状道路海側幹線沿いで道路アクセスも良く、加えて既存の県有地の活用が可能な金沢市直江町地内に移転することとし、今回、用地費を計上いたしました。
トキの公開展示につきましては、先月、国から分散飼育地における公開基準が示されたことから、いしかわ動物園での公開展示施設として「いしかわトキふれあいセンター(仮称)」の整備に着手することといたしました。具体的には、傾斜のある地形を活かし、多様な視点からトキを観察できる工夫を凝らした施設とするとともに、現在の展示・映像コーナーを施設内に移設し、本物の羽に触れるなどの体験型展示を充実させることで、実際のトキの観察と学習を一体的に行うことができる施設としたいと考えており、県民をはじめ多くの皆様方のトキに関する理解が促進されるよう、必要な準備を進めてまいります。 
   

  

以上

 

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