県議会の議案説明要旨 - 平成22年2月1日 - 「安心と希望あふれる生活先進県石川」の創造を目指して

◎  「安心と希望あふれる生活先進県石川」の創造を目指して

顧みますと、平成十八年三月、四期目の県政を担うこととなりまして以来、常に県民本位の姿勢で、県民生活の安全・安心の確保はもとより、石川の個性に磨きをかけ、交流を盛んにし、本県の飛躍に向けた礎づくりに邁進してきたところであります。

この間、県議会並びに県民各位の格別のご協力・ご支援を賜り、小松・台北便の就航、金沢港大水深岸壁の供用、北陸新幹線や道路網の整備促進など広域交流基盤の整備をはじめ、しいのき迎賓館や金沢城河北門の整備、子ども総合条例や景観総合条例の制定など、ハード・ソフト両面にわたる各種施策を着実に進めてまいることができました。また、県政史上未曾有の大災害となった能登半島地震につきましても、復旧を早期に終え、本格的な復興に軸足を移すことができました。ここに、改めて心より感謝を申し上げる次第であります。

今日、本格的な人口減少社会の到来と少子・高齢化の同時進行、循環型社会への転換、地方分権の進展など、社会の様々な分野で変化の潮流が加速しつつあり、県政の運営にあたりましても、時代の変化の本質をしっかりと見据えた対応が必要であります。

こうした認識のもと、まずは、当面の最重要課題である経済・雇用対策に総力を挙げるとともに、北陸新幹線の金沢開業効果を県下全域に波及させる取り組み、本県産業の基盤強化、医療提供体制の充実、地球温暖化防止対策、少子高齢化への対応など、本県が直面している課題に果敢に立ち向かい、「安心と希望あふれる生活先進県石川」の創造を目指すことが肝要であると考えております。

議員各位の一層のご指導とご協力をお願いいたします。

以上をもちまして、私の説明を終わりますが、なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決議あらんことをお願いいたします。

 

以上

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